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転スラ声優まとめ|キャスト情報とリムル役の声優をチェック

リムルを中心にテンペストの仲間とグランベルやマリアベルら第4期重要人物が並ぶ声優紹介ビジュアル キャラクター・声優

『転生したらスライムだった件(転スラ)』のリムル役は岡咲美保さんです。第4期でも続投し、小野大輔さん、水瀬いのりさん、田所あずささんらが演じる重要人物との関係が物語の軸になっています。

TVアニメ第4期は2026年4月3日に放送を開始しました。この記事では「転スラ 声優」「転スラ リムル 声優」を調べている方へ向け、主要キャスト、第4期で重要度が増した人物、岡咲美保さんの演技の変化、そして2026年9月2日時点の放送状況まで、確認日と情報源を区別しながら整理します。

転スラの声優は誰?主要キャストを一覧で確認

まず結論から確認すると、主人公リムルを岡咲美保さん、智慧之王を豊口めぐみさん、ヴェルドラを前野智昭さん、ベニマルを古川慎さん、シュナを千本木彩花さん、シオンをM・A・Oさんが演じています。

第4期公式サイトの「STAFF&CAST」には、長年シリーズを支えてきた主要キャストに加え、グランベル役の小野大輔さん、クロエ役の田所あずささん、テスタロッサ役の内山夕実さん、ウルティマ役の富田美憂さん、カレラ役の長谷川育美さんらが掲載されています。

検索時に混乱しやすいのは、「第4期から参加した声優」と「以前から登場しているが、第4期で重要度が増した声優」が同じように紹介されることです。

そこで、ここでは単純な新旧ではなく、第4期での位置づけが分かるように整理しました。

キャラクター 声優 第4期での位置づけ
リムル=テンペスト 岡咲美保 継続主要・主人公
智慧之王 豊口めぐみ 継続主要・リムルの思考を補佐
ヴェルドラ 前野智昭 継続主要
ベニマル 古川慎 継続主要・テンペスト幹部
シュナ 千本木彩花 継続主要・テンペスト幹部
シオン M・A・O 継続主要・テンペスト幹部
ソウエイ 江口拓也 継続主要・諜報担当
ランガ 小林親弘 継続主要
ハクロウ 大塚芳忠 シリーズ主要
ゴブタ 泊明日菜 シリーズ主要
リグルド 山本兼平 シリーズ主要
ガビル 福島潤 シリーズ主要
ソーカ 大久保瑠美 シリーズ主要
ミリム 日高里菜 継続主要・魔王
ラミリス 春野杏 継続主要・魔王
ディアブロ 櫻井孝宏 継続主要
ルミナス Lynn 第4期で重要度が増す
ヒナタ 沼倉愛美 第4期後半で重要度が増す
クロエ 田所あずさ 第4期後半の重要人物
グランベル 小野大輔 第4期前半の重要人物
マリアベル 水瀬いのり 第4期前半の重要人物
ユウキ 花江夏樹 第4期の鍵を握る人物
テスタロッサ 内山夕実 第4期公式CAST掲載
ウルティマ 富田美憂 第4期公式CAST掲載
カレラ 長谷川育美 第4期公式CAST掲載

ハクロウ、ゴブタ、リグルド、ガビルらについても、公式ポータルのキャラクター情報や過去の公式キャスト情報で担当声優を確認できます。たとえばハクロウは大塚芳忠さん、ゴブタは泊明日菜さん、リグルドは山本兼平さん、ガビルは福島潤さんです。

アニメ第1期のメインキャストは、公式サイトが2018年6月8日に公開した情報でも、リムル役・岡咲美保さん、大賢者役・豊口めぐみさん、ヴェルドラ役・前野智昭さん、ベニマル役・古川慎さん、シュナ役・千本木彩花さん、シオン役・M・A・Oさん、ソウエイ役・江口拓也さん、ハクロウ役・大塚芳忠さん、ミリム役・日高里菜さんと発表されていました。

つまり第4期の面白さは、顔ぶれを全面的に入れ替えるのではなく、2018年から積み上げてきた声の関係性へ、新たな対立軸を重ねていることにあります。

監督は津田尚克さん、シリーズ構成は小川ひとみさん、キャラクターデザインは江畑諒真さん、音楽はR・O・Nさん、アニメーション制作はエイトビットです。これらは2026年9月2日時点の第4期公式「STAFF&CAST」で確認できます。


転スラのリムル声優は岡咲美保|三上悟とはなぜ声が違う?

リムル=テンペストを演じているのは岡咲美保さんです。一方、転生前の三上悟は寺島拓篤さんが担当しており、同じ人格の連続性を持ちながら、転生を境に声優が切り替わっています。

公式サイトは2018年6月8日にリムル役として岡咲さんを発表し、同年9月17日の追加キャスト発表で三上悟役を寺島拓篤さんと公表しました。三上悟は大手ゼネコンに勤める37歳の会社員で、命を落とした後にスライムとして異世界へ転生します。

この配役は、リムルという人物を理解するうえで重要です。

リムルには三上悟として生きた成人男性の記憶がありますが、現在の肉体は人間ではなくスライムです。さらに人型になった際も中性的な外見を持つため、単純に「転生前の男性の声をそのまま使う」構成にはなっていません。

岡咲さんの声は、かわいらしいスライムとしての親しみやすさと、元社会人らしい現実的な判断、そして一国の盟主としての責任を一つの人物の中へ収める役割を担っています。

岡咲美保さんは岡山県出身で、アイムエンタープライズ所属。所属事務所のプロフィールには『転生したらスライムだった件』のリムル役とともに、第十四回声優アワード新人女優賞、第十九回声優アワード主演声優賞の受賞歴が掲載されています。

声優アワード公式記録でも、第十四回の新人女優賞と第十九回の主演声優賞に岡咲さんの名前があります。新人女優賞は2020年3月7日に発表され、主演声優賞は2025年3月15日の第十九回授賞式で発表されました。

特に興味深いのは、『転スラ』が岡咲さんにとって初主演作だったことです。

コミックナタリーが2020年11月24日に公開した第2期特集でも、岡咲さんは2017年に声優デビューし、2018年の『転生したらスライムだった件』で初主演を務めたと紹介されています。

さらに同インタビューには、リムルの演技がどのように作られていったのかを考えるうえで、非常に具体的な証言があります。

岡咲さんは第1話の収録時、自分の中で芝居を固めすぎてしまい、ヴェルドラ役・前野智昭さんの芝居を受けて反応する余裕が十分になかったと振り返っています。その経験から、第2話以降は相手の演技を聞き、現場で生まれる芝居を大切にするよう意識したそうです。

その変化を実感できた場面として本人が挙げているのが、第1期第8話のシズとの会話でした。

花守ゆみりさん演じるシズとの静かな二人芝居で、相手から受け取った感情によって「優しいリムル」を自然に引き出せたと岡咲さん自身が説明しています。

※画像はAIによるイメージ

ここから第2期、第4期へ進むと、同じ「相手の芝居を受ける」という技術が、まったく異なる場面で必要になります。

たとえば第2期第33話「全てを賭けて」では、リムルは仲間たちへ自分が元人間だったことを明かし、魔王になる決意を固めます。続く第34話「神之怒」ではファルムス軍本隊と対峙し、第35話「魔王誕生」で覚醒魔王への進化と仲間の蘇生へ進みます。

この3話では、日常のリムル、秘密を告白するリムル、敵軍を前にしたリムル、魔王へ進化するリムルが短期間に連続します。

私が重要だと感じるのは、リムルが強くなるほど、単純に声を低く重くすればよいわけではない点です。

第1期第8話では、相手の痛みに寄り添うための「受ける芝居」が必要でした。第2期第33~35話では、仲間の感情を受け止めたうえで、自分が決断する側へ回らなければなりません。

同じ親しみやすい声の人物が、関係の中で立場だけを変えていく。

ここに岡咲さんのリムルを長く聞く面白さがあります。


転スラ第4期の重要声優は?グランベル・マリアベル・クロエに注目

第4期でまず押さえておきたいのは、グランベル役の小野大輔さんと、マリアベル役の水瀬いのりさんです。

ただし「第4期の新キャスト」と一括りにするより、第4期で物語上の重要度が大きく上がるキャストと理解した方が正確です。

公式キャラクター紹介によると、グランベルは西側諸国を裏で動かすロッゾ一族の首領です。かつて勇者として活動し、魔王ルミナスとも因縁を持ちながら、人類を「支配」という形で守ろうとしています。CVは小野大輔さんです。

マリアベルはグランベルが重用する孫娘で、まだ10歳ながら大人たちをしのぐ知能を持つ人物。公式キャラクターページではCV水瀬いのりさんと明記されています。

第4期で両者が重要なのは、リムルと単純な「人間対魔物」の争いをするからではありません。

リムルが目指すのは、人と魔物が共に暮らせる人魔共栄圏です。一方、グランベルやマリアベルも人類の存続や繁栄を無視しているわけではなく、支配によってそれを実現しようとします。

つまり対立しているのは、最終目的の言葉だけではなく、他者を信頼して共存するのか、管理して秩序を作るのかという方法論です。

第4期第81話「遺跡調査」の公式あらすじでも、「人類との共存を望む魔王リムル」と「支配による人類守護を掲げるマリアベル」がついに相対すると整理されています。

そして第82話「強欲の主人」では、マリアベルのユニークスキル『強欲者』が覚醒魔王リムルには効かず、リムルとマリアベル、さらにユウキを巻き込んだ局面へ進みます。第82話が第4期第10話に当たることは、2026年6月12日の公式キャンペーン告知でも確認できます。

声優を軸に見ると、この第81~82話はとても分かりやすい比較材料です。

第4期第1話に当たる第73話「新しい日々」では、リムルは地下迷宮の運営上の問題についてヴェルドラたちと会議を行い、マサユキから解決策を提案されます。国を運営する盟主ではあるものの、物語の温度は比較的日常に近いものです。

それに対して第81~82話では、会話の相手が「運営を共に考える仲間」から「共存という理念そのものを否定する相手」へ変わります。

私はここに、第4期で岡咲さんの芝居を見る際の一つの基準があると考えています。

同じリムルの会話でも、相手との関係が変われば言葉の目的が変わるのです。

第73話では問題を整理し、仲間から知恵を集めるための会話。

第81~82話では、自分の理念を譲らず、相手の思惑を読みながら危機を処理するための会話です。

声の高さや強さだけを比較するより、「その台詞で相手との距離をどう定めているか」を見る方が、リムルの成長を捉えやすいと私は感じます。

AnimeJapan 2026では、3月28日に『転スラ』第4期放送直前スペシャルステージが行われ、岡咲美保さん、豊口めぐみさん、前野智昭さん、花江夏樹さん、水瀬いのりさんらが登壇しました。公式レポートは2026年4月8日に公開されています。

水瀬さんはマリアベルについて、表情がよく変わる無邪気な面とシリアスな芝居の両方があること、そして第4期ではリムルたち主要メンバーとの掛け合いが増えることを紹介しています。また、本人にとってもかなり「ヒール」色の強い役で、挑戦的だという趣旨を語りました。

外見は10歳の少女でありながら、政治的な知性と強い欲望を持つ。

水瀬さんのマリアベルを見る際には、単に「かわいい声と怖い性格のギャップ」と捉えるより、幼さを完全には捨てないまま、他者を動かそうとする知性をどう共存させているかを見ると人物像が立体的になります。

※画像はAIによるイメージ

そして第4期後半では、声の中心がさらにクロエとヒナタへ移っていきます。

クロエ役は田所あずささん、ヒナタ役は沼倉愛美さんです。公式キャストページにも両名が掲載されています。

ここが、第4期を声優から見る際の見逃せないポイントです。

前半だけを見れば「リムル対ロッゾ一族」が中心に見えますが、第4期全体はそこだけで完結しません。物語は勇者、時間、ルミナス、クロエ、ヒナタへと接続しており、誰の声を中心に聞くべきか自体が変化していきます。


転スラ第4期はいつ放送?分割5クールと最新話を整理

『転生したらスライムだった件 第4期』は2026年4月3日から日本テレビ系で放送開始。日本テレビでは「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠の毎週金曜23時から全国30局ネット、BS11では4月4日から毎週土曜22時に放送されています。公式が放送日時を発表したのは2026年1月15日です。

さらに第4期は、通常の1~2クール作品とは大きく異なります。

公式サイトは2025年12月19日、第4期を「分割5クール」で展開すると発表しました。最初の2026年4月からは連続2クールで放送されています。

AnimeJapan 2026の公式レポートでも、この5クール構成が大きな話題になりました。長期シリーズである『転スラ』の中でも、かなり大きな放送計画であることが分かります。

ここでは、記事の鮮度を誤解させないために「放送済み最新話」と「先行情報として公開済みの次回」を分けておきます。

2026年9月2日の記事更新時点で、放送済みの最新話は第92話「勇者クロノア・前編」です。

公式サイトのストーリーページには第92話が掲載されており、命を落としたはずのヒナタがクロエのユニークスキル『時間旅行』によって過去へ渡り、未来へ帰るために動く物語とされています。

一方、次回第93話「勇者クロノア・後編」は2026年9月4日放送予定で、9月1日に先行あらすじと場面カットが解禁されています。

第93話では、ルミナスと出会い、勇者クロノアとして旅を始めたクロエとヒナタが長い旅路を進み、クロノアが暴風竜へ戦いを挑む展開が予告されています。これは「すでに放送された内容」ではなく、記事更新時点では次回予告に当たる情報です。

この違いを明記しておくと、「公式サイトに情報が出ている=すでに放送済み」と誤解せずに済みます。

また第4期の第1弾主題歌は、オープニングが藍井エイルさんの「絵空事」、エンディングがCiONの「渇望」。公式発表日は2026年3月3日です。

第2弾ではオープニングがDaokoさんの「TACTIC」、エンディングが田所あずささんの「ヒムナル」に変更されました。こちらは2026年6月19日に公式発表されています。

田所あずささんはクロエの声優でもあります。

第4期後半でクロエの物語上の重要性が大きくなっている時期に、その演者がエンディングテーマも担当していることは、声優と主題歌の両面から作品を見るうえで興味深い重なりでしょう。


岡咲美保のリムルはどう変化した?具体的な場面から考察

ここからは、公式のエピソード情報と岡咲美保さん自身のインタビューを踏まえた私見です。

私が岡咲さんのリムルを考える際に最も大切だと思うのは、「強くなったから声が変わった」のではなく、「誰と話しているかによって同じ声の意味が変わった」ことです。

比較すると分かりやすいのが、第1期第8話、第2期第33~35話、第4期第73話と第81~82話です。

第1期第8話で岡咲さん本人が意識したのは、シズ役・花守ゆみりさんの芝居を受けることでした。第1話で芝居を準備しすぎた反省から、相手によって自然に生まれるリムルを大切にしたと語っています。

この段階のリムルは、相手の人生へ耳を傾ける側にいます。

ところが第2期第33話では、今度はリムル自身が重大な事実を仲間へ打ち明けます。

元人間であることを明かし、それでも仲間に受け入れられたうえで、自分が魔王になるという方針を示す。ここでは「相手を受け止める主人公」から「自分の決断を相手へ伝える盟主」へ、台詞の機能が変わっています。

第34話、第35話ではさらに責任が重くなります。

第34話ではファルムス軍本隊と相対し、第35話では魔王への進化と仲間の蘇生へ進む。物語上のリムルは、もはや自分一人の生き方ではなく、一国の生死を背負う位置にいます。

そして第4期第73話では、再び日常寄りの会議へ戻ります。

地下迷宮の難易度という実務的な問題についてヴェルドラたちと話し合い、マサユキの提案を受ける。魔王になった後でも、リムルの会話には初期から続く軽快さが必要です。

一方、第81~82話ではマリアベルとの思想的・能力的な対決へ入ります。

私には、この振れ幅こそリムル役の難しさに見えます。

常に重々しい魔王として話せば、第73話の日常が成立しにくい。

逆に初期と同じ軽さだけを残せば、第33~35話や第81~82話で背負っている責任が薄く見えてしまいます。

つまり岡咲さんの演技で注目したいのは、「声質そのものを別人のように変える技術」より、同じリムルだと分かる範囲を保ったまま、台詞の重心を変える技術なのだと考えます。

これは2022年のインタビューで岡咲さんが、リムルについて「低温過ぎても違う」「キャラは守りたい」といった趣旨で、強さを見せる場面でも細かな調整を重ねていると語っていたこととも重なります。

もう一つ見逃せないのが、豊口めぐみさん演じる大賢者、そして智慧之王です。

リムル自身の感情や反応と、能力側から提示される分析・情報を別の声で聞かせる構造によって、設定の多い『転スラ』でも「誰が今、何を判断しているのか」が整理されます。

戦闘能力の説明だけなら字幕やモノローグでも可能でしょう。

しかし、リムルが状況を受け止める声と、智慧之王が情報を提示する声を分けることで、視聴者は「感情」と「分析」を耳で区別できます。

登場人物や固有能力が増え続ける長期シリーズにおいて、この音声上の整理はかなり大きな意味を持つと私は考えています。


考察|転スラ第4期では「主役の声」が移動している

第4期を声優という視点で見直して、私が特に面白いと感じたのは、物語の中心となる声がリムルだけに固定されていないことです。

第73話では、リムルが地下迷宮の運営問題を整理する中心人物でした。

第81~82話では、リムルとマリアベル、さらにユウキの対立が前面へ出ます。

そして第92話から第93話にかけては、クロエとヒナタ、ルミナス、勇者クロノアに関わる時間の物語へ焦点が移ります。

この流れは、単なる「キャラクターがたくさん出るアニメ」とは少し違います。

物語の焦点に合わせて、誰の声を軸に世界を理解するのかが切り替わっているのです。

第1期ではリムル自身が未知の世界を知ることが物語の大きな推進力でした。

しかし国家が成長した現在、リムルは世界のすべてを初めて見る存在ではありません。むしろ各国、宗教、勇者、魔王、過去の歴史といった、リムルより前から存在していた論理へ踏み込んでいきます。

そのため第4期では、小野大輔さんのグランベル、水瀬いのりさんのマリアベル、沼倉愛美さんのヒナタ、田所あずささんのクロエといった声が、それぞれ別の歴史や価値観を背負います。

ここで私は、長期シリーズにおける声優の役割を「キャラクターの声を担当する人」とだけ考えるのは少し狭いと感じます。

声そのものが、視聴者に過去のエピソードを呼び戻す記憶装置になっているからです。

岡咲美保さんのリムルを聞けば、洞窟でヴェルドラと出会った頃のリムルと、魔王となった現在のリムルが一本につながります。

古川慎さんのベニマルには、故郷を失った大鬼族として現れた頃と、テンペストを支える指揮官となった現在が重なります。

沼倉愛美さんのヒナタについても、かつてリムルへ敵意を向けていた人物だと知っているからこそ、第4期でクロエと共に物語の核心へ入る場面の意味が変わります。

そしてクロエ役・田所あずささんは、第4期後半で物語の時間軸そのものに関わる位置へ進みます。

声優一覧を「有名な人が何人いるか」で見るだけでは、この面白さは拾えません。

「この人物の声を以前はどの場面で聞いたか」「今は誰に向かって話しているか」「かつてと立場がどう変わったか」と追うことで、同じ台詞でも重さが変わって聞こえます。

私は校正の仕事で文章を見る際、言葉だけでなく「誰が、誰に、どの文脈で発した言葉なのか」を切り離さないよう意識しています。

『転スラ』の会話劇にも似た面があります。

たとえば短い了承の言葉一つでも、友人への返答なのか、臣下への命令なのか、敵対者との交渉なのかによって意味は異なります。

第4期のリムルは、ヴェルドラたちと気楽に会議をしながら、別の場面では国家間の利害を背負い、さらにグランベルやマリアベルの思想と向き合います。

その切り替えを、同じ岡咲美保さんの声で成立させる。

長期アニメだからこそ味わえる演技の蓄積は、ここにあるのではないでしょうか。


まとめ|転スラのリムル声優は岡咲美保、第4期は重要人物の声にも注目

『転生したらスライムだった件』のリムル=テンペスト役は岡咲美保さんです。2018年の第1期から主人公を担当し、2026年放送の第4期でも続投しています。

転生前の三上悟は寺島拓篤さんが担当しており、転生を境に声を分けることで、人格の連続性と存在の変化を同時に表現しています。

第4期では従来の主要キャストに加え、グランベル役・小野大輔さん、マリアベル役・水瀬いのりさんが前半の対立を支え、後半ではクロエ役・田所あずささん、ヒナタ役・沼倉愛美さんの重要性が増しています。

2026年9月2日時点で放送済み最新話は第92話「勇者クロノア・前編」。次回第93話「勇者クロノア・後編」は9月4日放送予定で、先行情報が9月1日に公開されています。

第4期は2025年12月19日に分割5クールでの展開が発表され、2026年4月から最初の連続2クールが進行中です。

キャスト一覧を確認した後は、ぜひ「誰が演じているか」からもう一歩進み、「その人物が以前と比べて誰に、何を伝えようとしているのか」に耳を向けてみてください。

第1期から積み重ねられてきた同じ声があるからこそ、人物の変化と変わらない部分の両方が見えてきます。


よくある質問

転スラのリムルの声優は誰ですか?

リムル=テンペストの声優は岡咲美保さんです。

2018年のTVアニメ第1期から担当し、第4期でも続投しています。

転生前の三上悟も岡咲美保さんが演じていますか?

いいえ。転生前の三上悟は寺島拓篤さん、転生後のリムルは岡咲美保さんが担当しています。

三上悟役は2018年9月17日の公式追加キャスト発表で公表されました。

転スラ第4期で特に注目したい声優は誰ですか?

前半ではグランベル役の小野大輔さん、マリアベル役の水瀬いのりさんが重要です。

2026年9月時点の展開では、クロエ役の田所あずささん、ヒナタ役の沼倉愛美さんにも注目したいところです。物語の焦点がロッゾ一族との対立から勇者クロノアに関わる物語へ移っているためです。

※情報確認日:2026年9月2日。放送日時、今後の放送予定など変更の可能性がある情報は、公開時点の『転生したらスライムだった件』公式ポータルサイト・公式アニメサイトの発表を基準としています。

執筆:篠原千鶴(アニメ愛好家・フリーランス校正者)