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転スラのキャラ一覧|主要な登場人物を勢力別にわかりやすく整理

リムルを中心に魔国連邦の仲間、魔王、人間国家の主要人物が勢力ごとに並ぶ壮大なファンタジー世界 キャラクター・声優

転スラの主要キャラは、魔国連邦・魔王と竜種・人間国家・対立勢力に分け、役割とリムルとの関係まで見ると整理しやすくなります。

2026年版では、公式ポータル掲載の120名を確認したうえで、第4期で重要度が増したユウキ、グランベル、マリアベルらも反映しました。TVアニメ第4期は全体として分割5クール構成で、まず2026年4月から連続2クールが放送されています。

転スラの主要キャラ一覧|2026年版で押さえたい40人は?

結論からいえば、初めから全キャラクターを暗記する必要はありません。「所属」「役割」「リムルとの関係」「初見向けの一言」の4項目で主要人物を押さえると、複雑な人物関係がかなり見通しやすくなります。

『転生したらスライムだった件』公式ポータルのキャラクターページには、2026年9月2日時点で01番のリムルから120番のクロノアまで120名が掲載されています。ユウキは35番、智慧之王(ラファエル)は50番、ギィは64番、ルミナスは70番、マサユキは92番、テスタロッサ、ウルティマ、カレラは106~108番です。

ただし、これは「公式ページに掲載されている120名」であって、「最初に120名すべて覚えるべき」という意味ではありません。

本記事では物語を追う際の重要度を優先し、主要40人を先に一覧化しました。重大な先の展開や結末には踏み込まず、アニメを中心に人物関係を整理します。

キャラ 主な所属・立場 役割 初見向けの覚え方
リムル=テンペスト 魔国連邦 盟主・主人公 すべての関係の中心
大賢者/智慧之王 リムルの能力 解析・思考支援 リムルの頭脳
ヴェルドラ 竜種 リムルの盟友 最初の大切な友人
シズ 異世界人 リムルへ意志をつなぐ 序盤と後の物語を結ぶ人物
ベニマル 魔国連邦 軍事・指揮 テンペスト軍の中核
シュナ 魔国連邦 内政・文化・外交 国の日常と品格を整える
シオン 魔国連邦 秘書・護衛 忠誠心の強い側近
ソウエイ 魔国連邦 隠密・情報 情報戦の要
ハクロウ 魔国連邦 剣術・育成 戦士を鍛える師
クロベエ 魔国連邦 鍛冶 武具と生産を支える
リグルド 魔国連邦 行政 最初期から国を支える
ゴブタ 魔国連邦 戦闘部隊 軽妙さと戦闘勘を併せ持つ
ランガ 魔国連邦 護衛・移動 リムルに忠実な牙狼族
カイジン 魔国連邦 技術・鍛冶 技術発展の土台を作る
ゲルド 魔国連邦 軍事・建設 贖罪を国づくりへ変える
ガビル 魔国連邦 軍事・研究方面 失敗から成長する指揮官
ミョルマイル 魔国連邦と深く関係 商業・経済 国の繁栄を数字で支える
ベスター 魔国連邦 研究・技術 過去を越えて能力を生かす
トレイニー ジュラの大森林 森の管理者 森側とリムルを結ぶ
ディアブロ リムル直属 外交・実務・戦闘 規格外の忠誠を示す悪魔
ミリム 魔王 リムルの友人 強大だが身近な魔王
ラミリス 魔王 迷宮に関係 テンペストと深く関わる魔王
カリオン 魔王側 獣王国の中心 国家を背負う魔王
レオン 魔王 シズの過去と関係 序盤から続く重要人物
クレイマン 魔王 策謀・支配 リムルと組織観が対照的
ギィ 魔王 世界の均衡 長い歴史を背負う古参
ルミナス 魔王 ルベリオスと関係 人間社会と魔王をつなぐ
ガゼル ドワルゴン 国王 リムルを早期に評価
フューズ ブルムンド 情報・外交の橋渡し 人間側からテンペストを見る
ヨウム 人間側 英雄・政治 リムルとの協力で立場が変わる
ヒナタ ルベリオス側 聖騎士 対立と対話を象徴する
エルメシア サリオン 天帝・外交 大国側からリムルを見る
ユウキ 自由組合関係 多面的な重要人物 第4期でも要注目
クロエ シズの教え子 物語の重要人物 後の展開につながる存在
マサユキ 勇者 周囲から高く評価される 本人像と評判の差が特徴
ラプラス 中庸道化連 暗躍・戦闘 軽さだけでは測れない人物
カガリ 中庸道化連 組織の中心人物 道化連の背景に関わる
ミュウラン ヨウムと関係 魔導師 敵味方だけで割り切れない存在
グランベル ロッゾ家 人類守護を掲げる有力者 第4期の対立軸
マリアベル ロッゾ家 策略・政治 第4期でリムルと対峙する人物

この一覧で大切なのは、強さの順位ではありません。

ベニマルは軍事、ソウエイは情報、クロベエは鍛冶、ミョルマイルは商業というように、「何を担う人物なのか」を結びつけることが、転スラのキャラクターを覚える最短ルートです。

また2026年版で特に押さえておきたいのが第4期です。公式イントロダクションでは、開国祭後のテンペストが「人魔共栄圏」の実現を目指す一方、シルトロッゾ王国五大老の長グランベル・ロッゾと孫娘マリアベル・ロッゾがリムルの台頭を危険視し、対立していく構図が示されています。魔王レオンも新たに動き始めています。

第4期の公式キャスト欄にはリムル、智慧之王、ヴェルドラ、ベニマルらに加え、グランベル、ユウキ、テスタロッサ、ウルティマ、カレラも掲載されています。長く作品を追ってきた方ほど、従来の主要人物だけでなく「今どの人物の重要度が上がっているのか」を意識すると、2026年の転スラを整理しやすいでしょう。


リムルと魔国連邦テンペストの主要キャラは誰?

魔国連邦テンペストの主要人物は、リムルを中心に軍事、行政、情報、生産、技術、商業という国家運営の役割を分担しているのが特徴です。

私はここが、転スラのキャラクター構成を理解するうえで最も重要な点だと考えています。仲間が増えるたびに単なる戦闘員が追加されるのではなく、国の成長に必要な職能が一つずつ埋まっていくからです。

リムル=テンペスト

リムルは『転生したらスライムだった件』の主人公です。

前世では日本で三上悟という37歳の会社員でしたが、命を落とした後、異世界でスライムとして転生します。そこで得た能力を用いながら、さまざまな種族との関係を築いていきます。

転生直後に出会う重要人物が「暴風竜」ヴェルドラです。

やがてリムルはゴブリン、牙狼族、大鬼族、蜥蜴人族、豚頭族など異なる背景を持つ者たちをまとめ、ジュラ=テンペスト連邦国、通称「魔国連邦テンペスト」の盟主となります。

リムルの特徴は、強さだけで相手を従わせることを基本方針にしていない点です。

敵対した相手にも交渉の余地があれば新しい関係を作り、能力のある者には仕事を任せる。リムルがすべてを自分で処理するのではなく、周囲へ役割と裁量を渡していくことが、テンペストの拡大を可能にしています。

大賢者/智慧之王(ラファエル)

大賢者はリムルが転生時に得たユニークスキルで、解析や状況判断を内側から支える存在です。

後に智慧之王(ラファエル)へとつながり、公式ポータルでも「02 大賢者」と「50 智慧之王(ラファエル)」は別項目として掲載されています。

戦闘作品では「強さ」を攻撃力で測りたくなりますが、転スラでは分析力も明確な戦力です。

何が起きているかを正確に読み取り、手持ちの能力を組み合わせ、適切な選択肢を導く。この知性があるからこそ、リムルの多彩な能力は単なる数の多さで終わりません。

ヴェルドラ=テンペストとシズ

ヴェルドラは「暴風竜」と呼ばれる竜種であり、異世界へ転生したリムルが最初に深い関係を築いた存在です。

世界から恐れられるほど強大でありながら、リムルとの関係では親しみやすい一面を見せます。「世間が知っている人物像」と「実際に接したときの人物像」が一致しないという転スラらしい描写が、早くもここから始まっています。

シズことシズエ・イザワは、リムルと同じく日本に生まれた異世界人です。

リムルと行動する期間だけを見れば長くありませんが、リムルの人間の姿、魔王レオン、後に登場する子どもたちなど、多くの物語へつながる接続点となっています。

そのため、シズを「序盤に登場した人物」とだけ覚えると、後の人物関係が見えにくくなります。

シズはリムルの物語に、人間としての記憶と次世代への責任を渡した人物と見ると、その重要性がよく分かります。

ベニマル、シュナ、シオン、ソウエイ、ハクロウ、クロベエ

大鬼族の生き残りとしてリムルと出会った面々は、テンペストの中核へ成長します。

ベニマルは軍事指揮、ソウエイは隠密と情報収集、ハクロウは卓越した剣術と後進の育成、クロベエは鍛冶を担当します。公式ポータルでもハクロウは09番、クロベエは10番として早い段階に並ぶ主要人物です。

シュナとシオンも単なる「戦える側近」ではありません。

シュナは衣食住や文化、交渉などテンペストの日常を整え、シオンはリムルの秘書・護衛として強い忠誠を示します。

ここで注目したいのは、六人の個性を残したまま仕事が分かれていることです。

同じ大鬼族出身でも、全員を戦士として横並びにしない。出自ではなく能力によって役割を与えるリムルの組織づくりが、人物配置そのものから読み取れます。

リグルド、ゴブタ、ランガ、ゲルド、ガビル

リグルドはリムルが最初期に出会ったゴブリン側の人物で、後には行政面からテンペストを支えます。

ゴブタはコミカルな印象が強い一方、実戦では鋭い感覚を見せる人物です。ランガは当初敵対した牙狼族の出身ですが、その後はリムルの忠実な護衛となりました。

ゲルドは戦士としてだけでなく、建設や土木によって国の基盤を支えます。

ここには転スラの重要な価値観があります。過去の行動をなかったことにはしない一方、その後に何を選ぶかによって新しい役割を得る余地があるのです。

ガビルも同様です。

当初の未熟さや失敗がその人物の最終評価にはならず、長所と短所を抱えたまま責任ある立場へ成長していきます。

※画像はAIによるイメージ

カイジン、ベスター、ミョルマイル、トレイニー

主要キャラ一覧で意外に見落としやすいのが、戦闘以外から国を支える人物です。

カイジンとベスターは技術や研究の側からテンペストの発展に寄与し、ミョルマイルは商業と経済の視点を持ち込みます。公式ポータルではミョルマイルをブルムンド王国の大商人として紹介しており、第4期の公式キャストにも名を連ねています。

トレイニーは「大森林の管理者」と呼ばれる樹妖精で、オークロード討伐を依頼するためリムルの前に現れます。

この四人を入れると、テンペストが単なる「強い魔物の集団」ではないことが一段とはっきりします。

武器を作る者、研究する者、経済を動かす者、地域そのものを見守る者がいる。国家の発展とは戦闘で領地を広げることだけではない、という作品の視野が表れています。

ディアブロ

ディアブロはリムルへ非常に強い忠誠を示す悪魔です。

圧倒的な能力だけでなく、リムルの意向を実現するために外交や実務までこなす点が重要でしょう。

転スラでは「悪魔だから敵」「魔物だから危険」といった種族名だけで善悪が固定されません。

誰に忠誠を向け、何のために能力を用いるのかによって立場が決まります。

これはディアブロだけでなく、テンペストという国家全体を理解する原則でもあります。


転スラの魔王・竜種の主要キャラは?

転スラの魔王や竜種は「次に倒すボス」の一覧ではありません。

それぞれが国家、歴史、価値観を背負った世界規模のプレイヤーであり、リムルの立場が大きくなるほど、その関係が外交や世界秩序そのものへつながっていきます。

ミリム・ナーヴァ

ミリムは「破壊の暴君」と呼ばれる魔王です。

圧倒的な力と自由奔放な言動を併せ持ちながら、リムルとは友人として接します。

ここで面白いのは、世界的に恐れられる存在がテンペストでは食事や遊びを楽しむ身近な人物になることです。

転スラでは、肩書だけでは人物を判断できません。

「魔王」という外からの分類に加えて、誰とどのような関係を築いているのかを見る必要があります。

ラミリス

ラミリスも魔王の一人で、後にテンペストや迷宮と深く関係します。

ミリムほど戦闘力の印象だけで語られる人物ではありませんが、テンペストが国家として発展していく過程を追うなら外せない存在です。

主要キャラ一覧では「魔王=敵」という思い込みを外すためにも、ミリムとラミリスを早い段階で覚えておくと理解しやすいでしょう。

ギィ・クリムゾンとルミナス

ギィは長い歴史を持ち、世界の力関係を見る位置にいる魔王です。

リムルがギィと同じ盤面で扱われるようになること自体が、物語の規模が大きく変化したことを示します。

ルミナスは神聖法皇国ルベリオスと深く関係する魔王です。

「人間社会を守る宗教」と「魔王」という言葉だけを見ると矛盾しているようですが、この組み合わせこそ転スラの世界観をよく表しています。

人間だから善、魔物だから悪という単純な線引きではなく、何を守り、どのような秩序を望むのかが人物の立場を決めているのです。

レオン・クロムウェル

レオンはシズの過去と密接につながる魔王です。

物語の早い段階からその名が示されながら、存在の意味は段階的に広がっていきます。

第4期の公式イントロダクションでも、黄金郷エルドラドでレオンが「ある目的」のため動き出すことが示されています。

レオンを覚える際には、単に「魔王の一人」とするより、シズから始まった一本の線を後の大きな物語へつなぐ人物と整理するほうが分かりやすいでしょう。

クレイマン

クレイマンは他者を利用し、策謀と支配によって目的を達成しようとする魔王です。

ここでリムルとの違いを具体的に見ると、転スラの組織論が見えてきます。

リムル側ではベニマルへ軍事、ソウエイへ情報、リグルドへ行政、クロベエへ鍛冶と、それぞれの能力を生かす役割が与えられています。

対してクレイマンは、周囲を自分の計画へ組み込み、操作する方向を選びます。

つまり両者の衝突は、戦闘力の勝負だけではありません。

仲間を「能力を託す相手」と見るのか、「目的のために動かす駒」と見るのか。その組織観の違いまで含めて読むと、クレイマン編の意味は一段深くなります。

なお、2026年8月14日にアニメイトタイムズが公開した読者アンケートによる「最強キャラクターランキング」には900件以上の投票が集まり、ミリムが4位、ヴェルドラが5位、シュナが7位、シオンが8位、智慧之王(ラファエル)が9位となりました。

これは公式の戦闘力順位ではなく、あくまで読者投票です。

それでもシュナや智慧之王が上位に入っていることは興味深く、ファンが「最強」を単純な破壊力だけでなく、対応力、分析力、技能の幅まで含めて考えていることがうかがえます。


人間国家・聖教会・ユウキら重要キャラは?

人間側のキャラクターを理解するポイントは、テンペストを外部から評価する人々として見ることです。

リムル側から見れば、テンペストは多種族が平和に暮らす理想の国です。しかし人間国家側からすれば、強力な魔物が集まり、急速に成長した新興国でもあります。

警戒が生まれること自体は不自然ではありません。

ガゼル、フューズ、ヨウム

ガゼルは武装国家ドワルゴンを治める王で、比較的早い時期からリムルの人物や能力を評価します。

カイジンやベスターとの縁も含め、ドワルゴンとの関係はテンペストが技術と国家運営を整えるうえでも重要です。

フューズはブルムンド側からテンペストの実態を確かめる人物であり、ヨウムはリムルとの協力を通じて人間社会における役割を変えていきます。

この三人から見えてくるのは、転スラの外交が「善人か悪人か」だけで決まらないことです。

相手国の安全性、経済的利益、情報の信頼性を確かめながら関係を作っていく。リムルが国家の盟主となって以降、この現実的な視点はますます重要になります。

ヒナタ・サカグチ

ヒナタは日本出身の異世界人であり、ルベリオス側の重要人物です。

高い戦闘能力を持ち、リムルと深刻な対立に至りますが、その関係を見る際に欠かせないのが「情報」です。

誰から何を聞き、どの情報を持たない状態で判断したのか。

転スラでは、実力者同士であっても情報の欠落や食い違いによって合理的な判断が衝突へ向かうことがあります。

私はヒナタの存在を、単なる「主人公を苦しめる強敵」ではなく、情報の精度が国家間の関係まで左右することを示した人物として見ると理解しやすいと考えています。

エルメシア

エルメシアは魔導王朝サリオンの天帝で、大国の支配者としてテンペストと向き合います。

初期のリムルには「自分と仲間が生き延びる力」が必要でした。

しかし国家の盟主となったリムルには、相手国の文化と利害を読み、約束を守り、継続的な信用を作る能力まで求められます。

エルメシアのような国家元首との関係は、リムルが「強い個人」から「国を代表する為政者」へ移ったことをよく示しています。

ユウキ・カグラザカ

2026年版の主要キャラ一覧で、特に説明を外せないのがユウキです。

公式キャラクターページでは35番に掲載され、第4期の公式キャストにもユウキ役として花江夏樹さんが記載されています。

さらにAnimeJapan 2026の公式レポートでは、花江さんが第4期におけるユウキの動きに触れており、今期を見るうえで注意すべき人物であることが示されています。

ユウキの重要性は、表面的な肩書だけでは立場を読み切れないところにあります。

転スラには「所属を知れば考えまで分かる」人物ばかりが登場するわけではありません。何を語り、実際に何を選ぶのかを継続して見る必要がある人物として、ユウキは非常に象徴的です。

クロエとマサユキ

クロエはシズの教え子の一人です。

公式ポータルでは40番に「クロエ」、120番に「クロノア」が掲載されています。両者の関係が重要になることだけを覚えておけばよく、初めて作品を追っている段階で先の核心まで調べる必要はありません。

マサユキは公式ポータル92番に掲載される「勇者」として注目される人物です。

マサユキを見るうえで面白いのは、本人が理解している自分自身と、周囲が作り上げていく「勇者像」の間に距離があることです。

英雄とは本人の力だけで成立するのか、それとも周囲の期待や物語によって形作られるのか。

転スラが「強さ」を社会的な評価まで含めて描く人物として見ると、独特の立ち位置がよく分かります。

※画像はAIによるイメージ

第4期で重要なグランベル・マリアベルと敵対勢力は?

2026年の転スラを理解するなら、グランベル・ロッゾとマリアベル・ロッゾは外せません。

第4期では、物語の対立軸が「人間対魔物」という単純な構図から、人間社会をどのような方法で守るのかという思想の衝突へ一段深く進んでいます。

公式イントロダクションによれば、開国祭を終えて各国と国交を結んだテンペストは「人魔共栄圏」を目指します。

一方、シルトロッゾ王国五大老の長で元勇者のグランベルと、その孫娘マリアベルはリムルの台頭を危険視し、「支配による人類守護」を掲げて策謀を巡らせます。

ここで重要なのは、双方とも表面的には「安全な社会」を意識していることです。

違うのは方法です。

リムルは異なる種族や国家との交渉を重ね、利害を調整しながら共存圏を広げようとします。

グランベルとマリアベル側は、危険となり得る存在を管理し、より強く秩序を統制することで人類を守ろうとします。

私は、第4期の対立が面白い理由はここにあると考えています。

「善を求める者と悪を求める者」の衝突なら答えは比較的単純です。しかし、何を守るかではなく、どう守るかが違う者同士の対立では、力だけでなく社会観そのものが問われます。

ラプラス、カガリ、中庸道化連

ラプラスやカガリら中庸道化連に関係する人物も、転スラの長期的な人物関係では重要です。

ラプラスは軽妙な言動だけでは測れない実力と背景を持ち、カガリも組織の事情に深く関わります。

転スラでは、敵対勢力にも仲間同士の関係があります。

主人公側だけが友情や忠誠を持っているのではなく、反対側の人物にも守りたい相手や積み重ねた事情がある。この構造によって、対立は単純な善悪二元論になりにくくなっています。

ミュウランが示す「敵か味方か」では整理できない関係

ミュウランはヨウムと行動する謎の女性として登場し、公式ポータルでは45番に掲載されています。

彼女の存在が示すのは、「ある時点で敵側の行動を取った人物=最後まで同じ立場」とは限らないことです。

転スラでは、行動の背景を明らかにし、本人がその後どう選択するのかまで見たうえで関係が変化します。

牙狼族、ガビル、ベスターなどにも同じ構造が見られます。

私はこれを、よく言われる「敵が味方になる作品」という説明より、一度壊れたり対立したりした関係を作り直せるかを描く作品と捉えたほうが、転スラの人物描写に近いと感じます。

もちろん、誰とでも無条件に和解するわけではありません。

クレイマンのように支配や操作を選び続ける人物とは決定的な衝突が生まれます。

つまりテンペストが受け入れているのは「過去を問わないこと」ではなく、過去を抱えたうえで、その後にどの行動を選ぶのかを見ることなのです。


転スラのキャラが多い理由は?一覧から見える物語の仕組み

転スラに多数のキャラクターが必要なのは、リムルが強くなったからだけではありません。

私見では、リムルが責任を持つ社会の範囲が広がるたび、その規模に必要な人物が増えていることが最大の理由です。

物語の序盤では、リムル自身が異世界を理解して生きることが中心でした。

そのため大賢者は「知識と解析」、ヴェルドラは「最初の友情」、シズは「人間社会と過去への接続」というように、人物関係の多くがリムル個人を直接支えています。

やがて集落が町になれば、軍事を担うベニマル、行政を担うリグルド、情報を集めるソウエイ、鍛冶を担うクロベエ、建設を担うゲルドが必要になります。

さらに国家になると、ミョルマイルのような商業人、ガゼルやエルメシアのような他国の統治者、ヒナタやルミナスのように宗教・国家秩序と関わる人物の重要度が高まります。

そして世界規模の勢力として見られるようになれば、ギィ、ミリム、レオン、ヴェルドラら既存の大勢力との関係を避けて通れません。

この流れを整理すると、キャラクターが増える理由はかなり明瞭です。

個人の生存→共同体の形成→国家運営→国際関係→世界秩序と物語の主語が大きくなるたびに、その世界を動かす専門人物が加わっています。

ここが、私が転スラの主要キャラ一覧を「強さランキング」だけで整理しない理由です。

たとえばミョルマイルはヴェルドラのような天災級の存在ではありません。しかし国家を繁栄させ、交易を拡大する段階では、商業の知識を持つ彼にしか果たせない役割があります。

クロベエも同じです。

前線で目立つ戦士だけが国を作るのではなく、その武具や道具を作る人物がいるから戦力と生活が維持されます。

転スラでは、主人公が強くなるほど仲間が不要になるのではなく、国家が大きくなるほど仲間の専門性が必要になる。

この逆説的な構造こそ、多数の登場人物を単なる人数ではなく「国が成長した証拠」として機能させていると、私は考えています。

そして第4期では、その国家がさらに「どのような社会を世界へ広げるのか」を問われています。

グランベルとマリアベルとの対立が重要なのは、強敵が現れたからだけではありません。

リムルが作ったテンペストという国の理念そのものが、外部の政治思想から試される段階へ入ったからです。

主要キャラクターの配置を追うことは、そのまま物語がどこまで大きくなったのかを読むことでもあるのです。


まとめ|転スラ主要キャラ一覧は「所属+役割+関係」で覚える

『転生したらスライムだった件』公式ポータルには、2026年9月2日時点で01番リムルから120番クロノアまで120名のキャラクターが掲載されています。

しかし、初めから120名すべてを覚える必要はありません。

まずはリムル、大賢者/智慧之王、ヴェルドラ、シズを物語の基礎として押さえ、次にベニマル、シュナ、シオン、ソウエイ、ハクロウ、クロベエ、リグルド、ランガ、ゲルド、ミョルマイル、ディアブロらを「役割」と一緒に覚えると分かりやすくなります。

そこからミリム、ラミリス、ギィ、ルミナス、レオンといった魔王側、ガゼル、ヒナタ、エルメシア、ユウキといった人間社会側へ範囲を広げれば、勢力図が一気に整理されます。

2026年版ではグランベルとマリアベルも重要です。

第4期は分割5クール構成で展開されており、その最初の連続2クールが2026年4月から放送中です。現在の物語では「人魔共栄圏」を目指すリムルと、それを危険視する側の思想が大きな焦点となっています。

筆者として特に注目したいのは、登場人物の増加がそのままリムルの責任範囲の拡大を示していることです。

一匹のスライムが生き延びる物語から始まり、仲間を守る共同体、行政や経済を必要とする国家、そして異なる価値観を持つ国家や魔王と共存する世界へ進んでいく。

転スラのキャラ一覧は単なる名前帳ではありません。

「この人物は何を担い、誰とどのような関係を築いているのか」という線を結んでいくと、『転生したらスライムだった件』が国家と社会の成長を人物配置によって描く群像劇であることが、より鮮明に見えてきます。


よくある質問

転スラの公式キャラクター一覧には何人掲載されている?

2026年9月2日時点で、『転生したらスライムだった件』公式ポータルのキャラクターページには01番リムルから120番クロノアまで120名が掲載されています。

これは公式ポータル内の同作品キャラクター欄の掲載数であり、ゲームや各スピンオフまで含めた全メディアの全登場人物数という意味ではありません。

転スラの主要キャラを最初に覚えるなら誰?

最初はリムル、大賢者/智慧之王、ヴェルドラ、シズに加え、ベニマル、シュナ、シオン、ソウエイ、ハクロウ、リグルド、ゴブタ、ランガ、ミリムあたりを押さえると理解しやすいでしょう。

その後、ディアブロ、ヒナタ、ルミナス、ギィ、レオン、エルメシア、ユウキなどを所属勢力ごとに加えると、人物関係を無理なく広げられます。

転スラ第4期は何クール?

TVアニメ『転生したらスライムだった件 第4期』は全体として分割5クール構成です。

2026年4月からは、そのうち最初の連続2クールが放送されています。第4期全体が2クールで完結するという意味ではないため、この点は区別しておくとよいでしょう。


出典・確認範囲

本記事のキャラクター掲載数・公式番号は『転生したらスライムだった件』公式ポータルのキャラクターページを2026年9月2日に確認しました。01番リムルから120番クロノアまでの掲載、ユウキ35番、智慧之王50番、ギィ64番、ルミナス70番、マサユキ92番、テスタロッサ106番、ウルティマ107番、カレラ108番を確認しています。

第4期については、公式アニメサイトおよび第4期イントロダクションを基準としています。公式サイトでは第4期を分割5クールと案内し、第4期イントロダクションではグランベル、マリアベル、レオン、「人魔共栄圏」をめぐる物語が紹介されています。

2026年8月14日の「最強キャラクターランキング」はアニメイトタイムズによる900件以上の読者投票結果であり、公式設定上の戦闘力順位ではありません。記事中ではその性質を区別して扱いました。

執筆:篠原千鶴(アニメ愛好家・フリーランス校正者)