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『黄泉のツガイ』最強は誰?強さランキングで見る実力上位キャラ

御陵、アサ、影森ヒカル、ユルら上位キャラクターと異形のツガイが対峙する緊迫した戦場 キャラクター・声優

『黄泉のツガイ』最強候補を原作13巻までの戦績で比べると、総合1位は御陵と考えます。ただし、アサの「解」や影森ヒカルの黒白など、相性次第で順位を覆せる力も存在します。

2026年8月30日時点のコミックス最新刊は第13巻で、2026年7月10日に発売されました。TVアニメは2026年4月4日に放送を開始し、連続2クールで放送中。公式サイトではシリーズ累計750万部突破も案内されています。

※本記事では『黄泉のツガイ』原作コミックス第13巻まで、および同範囲を補足できるTVアニメ公式情報に触れます。重要な戦闘結果を含むため、未読の方はネタバレにご注意ください。

『黄泉のツガイ』強さランキングは何を基準に決める?

結論から申し上げると、ツガイの火力だけで順位を決めると、本作の強さを正確に捉えられません

『黄泉のツガイ』では、主本人の戦闘能力、ツガイとの連携、初見の相手への対応力、情報戦、能力同士の相性までが勝敗を左右します。

たとえば主人公ユルは、公式キャラクター紹介でも「山を熟知し、優れた弓矢の腕を持つ狩人」と説明されています。左右様を得る以前から、本人に戦うための技術が備わっている人物です。

そこで本記事では第13巻までを読み返し、次の6点を同じ基準で確認しました。

  • 原作・公式あらすじで確認できる具体的な戦績
  • ツガイの攻撃力、防御力、特殊性
  • 主本人の身体能力や戦闘技術
  • 主とツガイの連携力
  • 初見戦や異なる戦場への対応力
  • 明らかになっている弱点と能力の再現性

最も重く見たのは、「強敵を相手に、実際にどこまで戦果を残したか」です。

第12巻では、御陵が手薄となった影森本家へ単身侵攻し、当主ゴンゾウとジンを圧倒します。一方、第13巻では、ヒカルが黒白と自身の想像力を用いた攻勢によって御陵を追い返しました。

この二つの事実だけでも、本作が「AがBに勝ったから、以後は常にA>B」と整理できない作品だと分かります。

なお、以下は公式ランキングではありません。第13巻までに確認できる戦績と能力を材料にした筆者の考察であり、能力の詳細が公式紹介で明言されていない部分については、原作描写からの解釈であることを区別して記します。


『黄泉のツガイ』強さランキングTOP15一覧

まずは結論を一覧にします。

順位 キャラクター 主なツガイ・力 順位を決めた主な実績
1位 御陵 天と地 第12巻で影森本家へ単身侵攻し、ゴンゾウとジンを圧倒
2位 アサ 陰陽・解 第13巻でイワンを陰陽の空間へ閉じ込め、椥辻・醍醐も確保
3位 影森ヒカル 黒白 第13巻で御陵を一人で迎え撃ち、最終的に撤退させる
4位 影森ゴンゾウ 百鬼夜行 第7巻相当で新郷グループを大量のツガイで鎮圧
5位 ユル 左右様・封の資格 手長足長を左右様との連携で撃破。イワンとも交戦
6位 与謝野イワン マガツヒ 左右様と渡り合い、第8巻ではユル側に捕捉されず離脱
7位 田寺ロウエイ マヨイガ 第10巻でサドマゾに蹂躙されていた東村側へ参戦し形勢逆転
8位 黒谷ナツキ なもみはぎ 影森屋敷のアキオ戦に参加し、最終的な捕縛に貢献
9位 ガブちゃん ガブリエル 第7巻の影森屋敷で裏切ったアキオと激戦、捕縛側の中心戦力
10位 醍醐 サドマゾ 第10巻で東村側を蹂躙し、ロウエイ参戦まで優位を維持
11位 影森アスマ 金烏玉兎 ユルの長距離追跡や第7巻での脱出支援など情報・援護で実績
12位 新郷ハヤト 風神雷神 第7巻で左右様不在のユルを制圧
13位 影森ジン 掃除屋 ユルを一度術中に捕らえる一方、第12巻では御陵に敗れる
14位 黒谷アキオ ヤマノカミ 影森屋敷でガブちゃんらと激戦。第9巻では罠を利用して逃亡
15位 田寺ケン 手長足長 凶悪な手長足長を従えるが、ユルと左右様に撃破され制御面にも課題

この表は、「1位なら2位以下の全員に必ず勝つ」という意味ではありません。

本記事では、知らない相手と実戦になった場合に、どれほど多くの状況で勝ち筋を作れるかを総合力として順位へ反映しました。


15位〜6位|具体的な戦績から強さを比較

15位:田寺ケン【手長足長】

田寺ケンは15位ですが、手長足長そのものの危険度は順位以上です。

TVアニメ公式では、手長足長は病悩山、現在の磐梯山に長年封印されていた「人を食う凶悪なツガイ」と説明されています。アニメ第10話では、過去に左右様が当時の「封」の力を持つ者と協力して封じた存在だったことも示されました。

第4巻から第5巻にかけてユルたちと対峙し、公式の第5巻紹介では最終的に「手長足長を撃退」と明記されています。アニメ第11話でも、ユルの駆け引きと左右様の力によって倒されたことが確認できます。

つまり、ツガイの格は高くとも、主を含む総合戦力では上位へ届いていません。

私はこの戦いを、「強いツガイを所有すること」と「強いツガイ使いであること」は別だと示した好例だと考えます。

14位:黒谷アキオ【ヤマノカミ】

黒谷アキオは、ヤマノカミ「山風」「谷風」の主です。公式キャラクター紹介でも、この組み合わせが確認できます。

具体的な実績として重要なのが、第7巻の影森屋敷での戦闘です。

裏切り者であることが判明したアキオはガブちゃんたちと激戦を繰り広げ、アニメ第18話では激戦の末に捕縛されたことが公式あらすじで示されています。

さらに第9巻では、影森家がアキオとヤマノカミからイワンの情報を得ようとした際、ヤマノカミに仕掛けられた罠が爆発し、アキオは逃亡しています。

正面戦闘だけでなく、罠と混乱を利用して生存するしぶとさまで含めれば危険な人物です。

ただし、影森屋敷戦では最終的に捕らえられており、上位勢を単独で制圧した実績までは確認できないため14位としました。

13位:影森ジン【掃除屋】

影森ジンは「掃除屋」の主で、影森家の裏仕事を担う冷静な実務家です。掃除屋の個々名は「愛」と「誠」。

ジンの実戦能力が分かりやすいのは、ユルとの初期戦です。

TVアニメ第5話の公式あらすじでは、倉庫街でジン、ハルオ、アキオらと遭遇したユルが一度はジンの術中にはまり、囚われたことが明記されています。その後、ユルは左右様との連携で状況を切り抜けました。

一方、第12巻では御陵の影森本家襲撃を受け、ゴンゾウとともに圧倒されています。

私はジンを、真正面から敵を粉砕する戦士というより、準備と収納、奇襲によって相手の選択肢を狭める戦術家として評価しています。

初見ではユルさえ捕らえる一方、御陵級の速度と圧力には準備そのものを崩される。その上限が見えたため13位です。

12位:新郷ハヤト【風神雷神】

新郷ハヤトを12位に置いた最大の根拠は、実際にユルを制圧した戦績です。

第7巻の公式紹介では、ユルが新郷のツガイ「風神雷神」に制圧され、その後デラやアスマ側の援護を得て脱出したことが明記されています。

TVアニメ第18話でも、左右様が不在の状況で新郷の風神・雷神がユルを制圧し、絶体絶命へ追い込んだ流れが確認できます。

これは「能力が強そう」という推測ではなく、主人公を明確に追い詰めた実績です。

ただし、左右様がそろったユルを正面から完全撃破したわけではありません。

条件が整えば上位を食えるが、条件を自ら作り続ける安定性では上位勢に及ばないというのが12位の理由です。

11位:影森アスマ【金烏玉兎】

アスマは正面火力ではなく、戦う前から勝敗へ介入できる情報能力を評価して11位としました。

アニメ第11話では、ユルたちを影森屋敷から長距離にわたって追跡していた蝶が、アスマのツガイの一部だったことが判明します。ユルたちは尾行の正体に気付くまで追跡され続けていました。

第7巻では、新郷の風神雷神に制圧されたユルが脱出する際、デラとともにアスマ側のツガイが援護しています。

敵の位置を知る、追跡する、味方の離脱を助ける。

一見すると地味ですが、多人数が入り乱れる『黄泉のツガイ』では、「どこで誰と戦うか」を決められる能力も戦闘力の一部です。

単純な決闘なら順位は下がりますが、組織戦まで含めればTOP15から外せません。

10位:醍醐【サドマゾ】

醍醐には、第10巻という明確な評価材料があります。

スクウェア・エニックス公式の第10巻紹介では、西ノ村側による東村の集会襲撃で、醍醐とサドマゾが東村側を蹂躙したことが明記されています。そこへ先代田寺・ロウエイが参戦し、連携によってようやく形勢が逆転しました。

この結果から、少なくとも並のツガイ使いが複数いる場を崩せる戦力だと分かります。

サドマゾの能力について細かな攻略条件まで断定するのは避けますが、作中描写を見る限り、相手の攻撃を素直な力比べにさせない厄介さがあります。

一方でロウエイが介入すると流れを変えられている。

したがって、初見の相手を崩す力は高いものの、能力を読み解く経験値の高い相手には攻略される余地があると評価しました。

9位:ガブちゃん【ガブリエル】

ガブちゃんは、ガブリエルを従える影森側の前衛戦力です。公式サイトでもガブリエルの主であることが明記されています。

順位の根拠となる具体的な戦闘は、第7巻の影森屋敷です。

スクウェア・エニックスの第7巻紹介では「裏切者のアキオとガブちゃん達が激闘」とされ、アニメ第18話では最終的に影森屋敷側がアキオの捕縛に成功しています。

単独撃破ではなく複数人での戦果であるため、過大評価はできません。

それでも危険なアキオを相手に前線を維持し、捕縛まで持ち込んだ点は明確な実績です。

私はガブちゃんを、複雑な前提を用意せず戦闘を始められる安定型として9位に置きました。

8位:黒谷ナツキ【なもみはぎ】

黒谷ナツキについても、従来の「腕力が強そう」という説明だけでは順位根拠として不十分です。

評価したのは、第7巻相当のアキオ捕縛戦です。

アニメ第18話の公式あらすじでは、影森屋敷でツガイ同士が激しく入り乱れる戦闘の末、アキオの捕縛に成功。直後に、ガブちゃんとともにナツキ、ハルオの心情が描かれています。

つまりナツキは、裏切った弟を相手にする極めて難しい状況で戦線に残り、影森側の勝利へつなげた人物です。

特殊な搦め手よりも近距離で力を発揮するタイプであるため、遠隔攻撃や空間系への対応では上位ほど万能ではありません。

それでも、能力の仕組みを知られても正面性能そのものが落ちにくい点をガブちゃんよりわずかに高く評価しました。

※画像はAIによるイメージ

7位:田寺ロウエイ【マヨイガ】

田寺ロウエイは、ツガイの規模以上に本人の経験と判断力が強さへ直結している人物です。

最も重要なのが第10巻。

醍醐とサドマゾによって東村側が蹂躙されている最中、先代田寺であるロウエイが参戦し、その後の連携によって形勢を逆転させています。

ここで見るべきなのは、単に強い攻撃を出したことではありません。

すでに相手側が主導権を握っている戦場へ途中から入り、味方を立て直したことです。

『黄泉のツガイ』では、未知の能力を前にした判断の速さが生死を分けます。

筆者としてはロウエイを、能力の性能表だけを見れば順位を付け間違えやすい人物だと感じます。経験まで含めて初めて7位の意味が見えてきます。

6位:与謝野イワン【マガツヒ】

与謝野イワンは、13巻まで継続して強敵として描かれていること自体が大きな評価材料です。

第6巻では、分断された左右様とイワンが戦闘へ突入。第8巻では左右様とともに戦ったユルが善戦するものの、最終的にイワンを取り逃がしています。

TVアニメ第20話でも、ユル、左右様、デラとイワンが入り乱れる攻防が描かれています。

さらに第12巻から第13巻にかけてアサたちとの市街地戦を続け、第13巻でようやく陰陽の空間へ閉じ込められました。

つまりイワンは、左右様を含む複数の有力キャラクターと戦いながら、簡単には決着を許していません。

能力を知られた後も本人の戦闘技術が残る。

ここが、初見殺し型の能力者より一段上だと評価する理由です。


『黄泉のツガイ』最強候補TOP5を戦績から考察

5位から上は、単純な攻撃力だけで序列を作るのが難しくなります。

いずれも「強く攻撃する」だけでなく、戦場そのものの条件を変えられる人物だからです。

5位:ユル【左右様/封の資格】

ユルは5位。左右様の力だけでなく、本人の判断力を含めて上位としました。

公式紹介では、ユルは山を熟知した狩人で、優れた弓矢の腕を持つとされています。左右様は東村の対の石像として存在していたツガイで、契約後はユルを主としています。

具体的な戦果としては、手長足長戦が分かりやすいでしょう。

何百年も前に「封」の力を持つ者と左右様が封じた凶悪な手長足長を相手に、現在のユルは強烈な駆け引きと左右様との連携を用い、最終的に撃破しています。

さらに第8巻ではイワンと直接交戦し、取り逃がしたとはいえ善戦しました。

一方、新郷の風神雷神には左右様不在時に制圧されています。

この勝敗の振れ幅を見ると、ユルは無条件に強いのではなく、左右様と本人の頭脳がそろったときに一気に危険度が上がるタイプです。

そして将来性として無視できないのが「封」。

アニメ公式第8話では、ユルが一度死ぬことで「封」の力を得るという情報に直面します。しかし13巻時点で「自在に封を使いこなす完成形」と評価するのは早計です。

したがって、現時点の戦績なら5位。

「封」の全貌と運用が明確になれば、1位候補へ上がる可能性を残す人物です。

4位:影森ゴンゾウ【百鬼夜行】

影森ゴンゾウは、多数のツガイを実戦で運用し、組織戦を制圧した実績から4位としました。

TVアニメ第17話では、ゴンゾウが大量のツガイを引き連れて倉庫街へ登場。第18話では、その「百鬼夜行」の圧倒的な能力によって新郷グループの一味を鎮圧したと公式あらすじに記されています。

一種類のツガイしか持たない相手と異なり、複数の手札を状況に応じて使えるのは明確な優位です。

決闘というより、一人で部隊を率いている状態に近いでしょう。

しかし、その評価を決定的に変えたのが第12巻です。

御陵は手薄な影森本家へ単身で入り、ゴンゾウとジンを圧倒しました。

手札の数が多くても、展開する前に主導権を奪われれば機能しない。

百鬼夜行の強さと同時に、その限界まで描かれたため4位としています。

3位:影森ヒカル【黒白】

影森ヒカルは、第13巻によって評価が大きく変わった人物です。

ヒカルは影森家の長男で、「波久礼ヒカル」のペンネームを持つ人気漫画家。黒白「ベタ」「ホワイト」の主です。

最大の根拠は、もちろん御陵との直接対決です。

第13巻の公式紹介では、ゴンゾウを失った後に御陵と一人で対峙し、黒白と主の想像力が生み出す多彩な攻勢によって、命からがらではあるものの御陵を追い返したとされています。

これはランキング上、非常に重い戦果です。

1位の御陵を実際に撤退させたのなら、「ヒカルこそ1位ではないか」という見方にも十分な理由があります。

それでも3位としたのは、一度の直接対決の結果と、あらゆる相手への総合的な勝率を分けて考えたためです。

御陵との戦いはヒカルにとっても消耗が極めて大きく、公式紹介自体が「命からがら」と表現するほどでした。

ただし、ここで従来のヒカル評は明確に更新すべきでしょう。

「黒白は理論上強い」ではなく、「御陵級を実際に退かせた」能力になった。

漫画家として培ってきた想像力が、そのまま黒白の攻勢の幅へつながっている点も興味深いところです。

私は校正の仕事で言葉と役割の結び付きを見ることが多いのですが、「ベタ」と「ホワイト」を従える漫画家という設計は、単なる洒落以上のものを感じます。

ヒカルの場合、主の人生経験がツガイの可能性を広げている。

これは『黄泉のツガイ』の強さを考えるうえで、非常に重要な示唆だと思います。

2位:アサ【陰陽/解】

アサは2位。理由は、通常のツガイ戦とは異なる階層の力を持ちながら、陰陽でも明確な戦果を残したことです。

TVアニメ公式では、アサが「解」の力を持ち、現在は陰陽の主であることが明記されています。

「解」がどこまで、どの条件で作用するかについては、公式キャラクター紹介だけから細部まで断定すべきではありません。

そのうえで原作描写を見る限り、本記事では「通常のツガイと主の関係へ根本的に作用し得る、戦闘ルールそのものに近い力」と評価します。

そして第13巻では、特殊能力だけではなく実戦結果も残しました。

イワンとの市街地戦で、アサたちは陰陽の空間にイワンを閉じ込め、同時に椥辻と醍醐の身柄も確保しています。

イワンはそれ以前に左右様やユルを相手にしても容易に捕まらなかった人物です。

そのイワンの行動を最終的に制限した事実は重い。

「解」だけを理由に2位なのではなく、陰陽を含めて戦場を終わらせる手段を実証したことが順位を押し上げました。

ただし、あらゆる相手へ「解」を使えば即勝利するとまでは確認できません。

発動条件や相手の性質を含む未知の部分が残るため、今回は御陵より一つ下としました。

※画像はAIによるイメージ

1位:御陵【天と地】

原作第13巻までの『黄泉のツガイ』で、筆者が総合最強と考えるのは御陵です。

最も重いのは第12巻の戦績です。

御陵は戦力が分散していた影森本家へ単身で侵攻し、当主ゴンゾウとジンを圧倒しました。

ゴンゾウは百鬼夜行によって新郷グループを鎮圧できる人物です。

そのゴンゾウを、ジンがいる状態で崩した。

これは13巻までの単独侵攻として、最上位に置くだけの実績だと考えます。

御陵のツガイ「天と地」の細かな仕様について、公式単行本紹介は能力説明まで行っていません。そのため本記事では、原作描写から、通常の視界や防御方向を外した位置から攻撃を成立させる点が最大の脅威と解釈しています。

敵からすれば、能力を見てから攻略する以前に攻撃を受けかねません。

戦闘で重要なのは威力だけではなく、先に自分の戦い方を押し付けられるかどうかです。

御陵はそこが突出しています。

もちろん、第13巻ではヒカルに追い返されました。

したがって「御陵は無敗だから1位」ではありません。

むしろ敗北・撤退まで含めたうえで、異なる相手に対して自分から戦場を崩せる再現性を最も高く評価した結果の1位です。


TOP15圏外は誰?順位に入れなかった有力キャラ

ランキング記事では、選ばれた15人だけでなく「なぜあの人物がいないのか」も示しておく必要があります。

今回、特に迷ったのは黒谷ハルオ、田寺リュウ(デラ)、立川マコトです。

黒谷ハルオは、第5話のユル戦でジン、アキオとともに戦い、第18話ではナツキらとアキオ捕縛戦にも参加しています。実戦経験は十分ですが、13巻までに「ハルオ単独だから成立した決定的戦果」が上位15人ほど明確ではないため圏外としました。

デラはツガイを連れていない一方、ツガイを「見る」ことができ、ユルの逃走や戦闘を何度も支えています。イワンとの戦いでも援護に入るなど人間としての実戦能力は高い人物ですが、今回は「ツガイ使いを中心とした総合戦力」という基準から僅差で外しました。

立川マコトは狐狸変化の主で、もともと影森家襲撃者でしたが、その後ゴンゾウに雇われています。能力の用途は非常に厄介ですが、13巻時点ではランキング上位を動かすほどの直接戦績がまだ不足しています。

ここは今後の戦闘次第で簡単に入れ替わる部分でしょう。


考察|『黄泉のツガイ』の最強は「能力の大きさ」では決まらない

私が13巻までの戦闘を並べ直して最も印象に残ったのは、勝敗を決めているのが「ツガイの格」だけではないことでした。

手長足長は、かつて左右様と「封」の力を持つ者が協力して封じたほど危険な存在です。

それでも現在の主であるケンを含めた戦いでは、ユルの駆け引きによって攻略されました。

反対に、新郷の風神雷神はユルを実際に制圧しています。

しかしその場には左右様がいませんでした。

御陵はゴンゾウとジンを圧倒しました。

その御陵を、今度はヒカルが追い返しています。

この3例を並べるだけで、本作の強さを一つの数字に置き換える難しさが見えてきます。

筆者としては、『黄泉のツガイ』には少なくとも三種類の「強さ」があると考えています。

一つ目は、御陵のような「主導権を奪う強さ」。

二つ目は、ヒカルのような「相手に合わせて答えを作る強さ」。

三つ目は、アサのような「戦いの前提そのものへ触れる強さ」です。

そしてユルは、今のところこの三種類の中間にいます。

左右様という高い戦闘力を持ちながら、本人は罠、弓、地形、心理を利用する。

そこへ将来的に「封」が加わる可能性がある。

だからこそ、ユルを現時点で1位にするのは早い一方、物語の終盤で最も順位が跳ね上がる余地が大きい人物だと私は見ています。

また、第13巻で最も評価が変化したのはヒカルでしょう。

御陵を退けた事実は、「黒白は想像力次第で何でもできそう」という曖昧な期待を、実戦結果へ変えました。

ここに、本作独自の面白さがあります。

ツガイは単なる武器ではありません。

主がどのように生き、何を考え、どれだけ相手を理解できるかによって、同じ能力でも到達点が変わる。

漫画家であるヒカルと黒白の組み合わせは、その構造を最も端的に示しています。

一方、今後の最強争いで注目したいのはアサとユルです。

アサはすでに「解」を持ち、陰陽によってイワンを閉じ込める実戦結果も残しました。

ユルについては、アニメ公式第8話でも「一度死ぬと『封』の力を得る」とされていますが、その完全な運用は13巻時点で評価材料が足りません。

したがって今後は、単に新しい強敵が登場するかではなく、既存キャラクターが自分のツガイをどこまで理解するかによって順位が動く可能性があります。

私はそこに、本作の戦闘を長く追いたくなる理由を感じています。


まとめ|『黄泉のツガイ』最強は原作13巻時点で御陵

原作第13巻までの戦績、主本人の技量、ツガイとの連携、能力の汎用性を比べると、本記事では御陵を『黄泉のツガイ』最強の1位と考察しました。

第12巻でゴンゾウとジンを単身で圧倒した実績は大きく、相手に通常の戦い方をさせない点まで含めて総合力を高く評価しています。

ただし第13巻ではヒカルが御陵を追い返し、アサも陰陽によってイワンを閉じ込めています。

現状を端的に整理するなら、総合完成度の御陵、戦闘ルールへ触れるアサ、対御陵実績を持つヒカル、最大の成長余地を残すユルという四者が最強争いの中心です。


よくある質問

『黄泉のツガイ』で一番強いキャラは誰ですか?

原作第13巻までの総合評価では、本記事は御陵を1位としています。

第12巻で影森本家へ単身侵攻し、ゴンゾウとジンを圧倒した実績を最も重く評価しました。ただし第13巻ではヒカルに撤退させられているため、無敵という意味ではありません。

御陵と影森ヒカルはどちらが強いですか?

直接対決の結果だけなら、御陵を追い返したヒカルを上と見る根拠があります。

本記事では、異なる相手や戦場でも主導権を握りやすい再現性まで含めて御陵を1位、ヒカルを3位としました。順位は「御陵が次も必ずヒカルに勝つ」という意味ではありません。

アサの「解」は最強能力ですか?

最強候補の一つと考えられますが、公式情報だけから「あらゆるツガイを無条件に倒せる」と断定することはできません。

アサが「解」の力を持つことは公式に明記されており、第13巻では陰陽によるイワン封じでも大きな戦果を残しています。

ユルは将来1位になる可能性がありますか?

十分にあります。

左右様と弓、狩人としての判断力だけでも上位ですが、「封」はなお大きな未確定要素です。13巻時点では完成した封使いとしてではなく、将来性として評価するのが妥当でしょう。

『黄泉のツガイ』最新刊は何巻ですか?

2026年8月30日時点では、コミックス第13巻が最新刊です。

第13巻は2026年7月10日発売で、ヒカル対御陵、アサたち対イワンという最強議論に直結する戦闘が大きく動きました。

本記事で確認した主な一次情報

事実関係は、主にスクウェア・エニックス公式の『黄泉のツガイ』各巻書籍情報と、TVアニメ『黄泉のツガイ』公式サイトのCHARACTER・STORYを照合しています。

特にランキング判断では、第5巻、第7巻、第8巻、第9巻、第10巻、第12巻、第13巻の公式書籍紹介、およびアニメ第5話、第10話、第11話、第17話、第18話、第20話の公式あらすじを確認しました。

能力の細部について公式紹介で断定されていない部分は、原作描写を基にした筆者の解釈として区別しています。

篠原千鶴(アニメ愛好家・フリーランス校正者)