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『黄泉のツガイ』作者は誰?作品名の読み方と基本情報をわかりやすく解説

閉ざされた山村を背に弓を持つ少年と双子の少女、左右一対の異形を象徴的に配置した和風ダークファンタジーの情景 原作・作者

『黄泉のツガイ』の作者は荒川弘先生で、読み方は「よみのツガイ」です。2026年8月29日現在、原作最新刊は第13巻、テレビアニメは第2クールが放送されています。

いま改めて基本情報を確認したい方が増えている理由は、第13巻が2026年7月10日に発売され、アニメも同年7月4日から第2クールへ入ったためです。作者・読み方を先に整理したうえで、原作とアニメの現在地、本作ならではの見どころまで順に見ていきます。

『黄泉のツガイ』作者・読み方・最新刊は?まず結論を整理

『黄泉のツガイ』について最初に押さえておきたいのは、作者が荒川弘先生、読み方が「よみのツガイ」、2026年8月29日時点の最新刊が第13巻という3点です。

原作はスクウェア・エニックスの『月刊少年ガンガン』で連載中。2021年12月10日発売の2022年1月号から新連載として始まり、2026年にはテレビアニメ化によって漫画を知らなかった層にも入口が大きく広がりました。

項目 2026年8月29日時点の情報
作品名 黄泉のツガイ
読み方 よみのツガイ
作者 荒川弘
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊少年ガンガン
連載開始 2021年12月10日発売・2022年1月号
コミックス 既刊13巻
第13巻発売日 2026年7月10日
シリーズ累計発行部数 750万部突破
TVアニメ開始 2026年4月4日
第2クール開始 2026年7月4日
アニメーション制作 ボンズフィルム

第13巻はスクウェア・エニックスの書籍情報で2026年7月10日発売と案内されています。アニメ公式サイトではシリーズ累計発行部数が750万部を突破したこと、テレビアニメが連続2クールで放送されていることも確認できます。

ここで、漫画を追っている方には一つ注意したい点があります。

「最新刊」「雑誌掲載の最新話」「ガンガンONLINEのブラウザ公開話」「アプリ先行公開」は、それぞれ別の情報です。

2026年8月29日時点でガンガンONLINEのブラウザ版には第52話-1「夜と海」が掲載され、次回更新は9月2日と案内されています。一方、同ページには「アプリで先行公開中」とも明記されています。

つまり「第52話-1が作品全体で最も先のエピソード」という意味ではありません。

検索で「黄泉のツガイ 最新話」と調べる場合は、どの媒体の最新話なのかまで確認することが大切です。単行本だけを読む方なら13巻、Webで追う方ならガンガンONLINE、さらに先行公開を利用する方ならアプリと、自分の読み方に合わせて確認すると混乱しません。


『黄泉のツガイ』作者は荒川弘|『鋼の錬金術師』との共通点と違い

『黄泉のツガイ』の作者は、『鋼の錬金術師』で知られる荒川弘(あらかわ・ひろむ)先生です。

アニメ公式サイトでも本作は『鋼の錬金術師』の荒川弘先生による最新作として紹介されており、原作の掲載誌も同じ『月刊少年ガンガン』です。

そのため、『鋼の錬金術師』から荒川作品を追っている方が「新作はどのような物語なのか」と興味を持つのは自然でしょう。

ただし、『黄泉のツガイ』を単純に「『鋼の錬金術師』に似た作品」と捉えると、本作独自の設計を見落としてしまいます。

『鋼の錬金術師』では錬金術という力の体系が、兄弟の旅だけでなく国家や軍、研究、戦争といった社会の仕組みへ接続されていました。

『黄泉のツガイ』でも同様に、特殊な力だけを独立したバトル道具として扱ってはいません。

二体一組の存在である「ツガイ」、特殊な力である「封」と「解」、双子のユルとアサを巡る因習、東村、影森家など、能力・家族・共同体・組織の利害が一つの物語へ組み込まれていくことが特徴です。

私が荒川作品らしさを感じるのは、この「力には必ず、それを取り巻く人間社会がある」という描き方です。

誰が強いのかだけではなく、その力を誰が恐れ、誰が管理し、誰が利用しようとするのか。その結果として本人がどのような選択を迫られるのかまで描くため、能力設定がそのまま人物ドラマになります。

『黄泉のツガイ』でも、ユルとアサは本人たちの意思だけでは決められない事情によって、周囲から特別な存在として扱われてきました。

だからこそ読者は「双子にどんな能力があるのか」だけでなく、そもそも誰が二人の人生を決める権利を持つのかという問題へ自然に導かれます。

これは派手な異能力バトルの奥に、家族や社会と個人の関係を置く荒川作品の作劇を考えるうえで、重要な共通点だと私は考えています。

一方で、本作には独自の方向性があります。

山奥の閉鎖的な村、日本の伝承を思わせる異形、現代社会との断絶、そして「二つで一組」という構造が、物語の隅々まで繰り返し現れることです。

その独自性は連載初期から評価されました。

2023年の「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」では第2位、「次にくるマンガ大賞 2023」のコミックス部門でも第2位となり、後者では31,519ポイントを獲得しています。

作者の知名度だけでなく、連載開始から比較的早い段階で作品そのものが支持を集めたことを示す結果といえるでしょう。


『黄泉のツガイ』の読み方は?「ツガイ」という題名が示すもの

『黄泉のツガイ』の読み方は、「よみのツガイ」です。

「黄泉」は日本語で古くから死者の世界を表す際に使われてきた言葉で、「つがい」は二つで一組になったものを指します。

ここで面白いのは、「ツガイ」が作品内に登場する存在の名称であるだけでなく、物語全体の組み立て方にも深く関わっていることです。

作中のツガイは基本的に二体一組であり、主人公ユルが関わる「左右様」も、その名のとおり左と右の一対です。

さらに作品には、左と右、陰と陽、夜と昼、兄と妹、封と解というように、互いの存在によって意味が際立つ言葉が繰り返し配置されています。

※画像はAIによるイメージ

なかでも重要なのが、双子のユルとアサです。

二人は「夜と昼を別つ双子」として特別な運命を背負い、物語の中心へ置かれています。

ここから私は、『黄泉のツガイ』における「ツガイ」を単に「二体一組の怪異」という意味だけでなく、二者のあいだに生まれる関係そのものを示す言葉として読むことができると考えています。

片方だけを見ても全体像が分からない。

一方の視点では正しく見えた出来事が、もう一方から見ると意味を変える。

本作ではその構造が、人間関係にも情報の出し方にも使われています。

特に「封」と「解」は、その象徴でしょう。

作中では具体的な力として登場しますが、日本語として見れば「封じる」と「解く」という正反対の動作です。

秘密を封じる。

人を閉じ込める。

契約を解く。

隠されていたものを解き明かす。

こうした語感は、閉ざされた環境で育ったユルと、その外側で異なる経験をしてきたアサの人生とも重なります。

もちろん、作者が題名にどこまでこの意味を意図しているのかを外部から断定することはできません。

ただし、作品の中に「左右」「陰陽」「夜と昼」「封と解」といった対になる要素が繰り返し置かれていること自体は確認できます。

そのため、題名を覚えるときは「よみのツガイ」という読み方だけで終わらせず、“二つが対になることで意味が生まれる物語”なのだと意識しておくと、人物配置や伏線を読み取りやすくなるでしょう。


『黄泉のツガイ』13巻とアニメ2クールの最新情報

漫画『黄泉のツガイ』は2026年8月29日時点で第13巻まで刊行されています。

第13巻の発売日は2026年7月10日です。ガンガンONLINEの作品ページにも「単行本第13巻 2026年7月10日発売」と掲載されています。

そして2026年に作品を取り巻く状況を大きく変えたのが、テレビアニメの放送です。

TVアニメ『黄泉のツガイ』は2026年4月4日から放送開始。TOKYO MX、BS11などでは土曜23時30分から放送が始まり、各配信サービスでも順次配信されています。

放送形式は連続2クールです。

第1クール終了後の2026年6月23日、公式サイトは第2クールが7月4日から開始すると改めて告知しました。したがって、2026年8月29日現在は第2クールの放送期間中に当たります。

主要スタッフは、監督が安藤真裕さん、シリーズ構成が高木登さん、キャラクターデザイン・総作画監督が新井伸浩さん、音楽が末廣健一郎さん

プロダクション・スーパーバイズをボンズ、アニメーション制作をボンズフィルムが担当しています。

主要キャストはユル役が小野賢章さん、アサ役が宮本侑芽さん、田寺リュウ役が中村悠一さん、ガブちゃん役が久野美咲さん

さらに右を小山力也さん、左を本田貴子さんが演じています。

ここで私が注目したいのは、「荒川弘作品をボンズ系の制作陣が再び映像化する」という看板だけではありません。

監督の安藤真裕さんは、2007年公開のボンズ制作映画『ストレンヂア 無皇刃譚』でも監督を務めています。同作では、今回『黄泉のツガイ』でツガイデザインを担当する伊藤嘉之さんが人物設計、若林和弘さんが音響監督を担当していました。

また安藤監督は、P.A.WORKSの『花咲くいろは』でも監督を務めています。

アクション性の高い作品と、人物の感情や生活を積み重ねる群像劇の双方に監督経験があることは、『黄泉のツガイ』との相性を考えるうえで興味深い材料です。

本作はツガイ同士が激しくぶつかる場面だけを成立させればよい作品ではありません。

戦闘の合間には、誰が誰を信頼しているのか、何を隠しているのか、家族と組織のどちらを優先するのかといった細かな人間関係を見せる必要があります。

私は、動きの迫力と会話の間、その両方が必要な作品だからこそ安藤監督の持ち味が生きやすいと見ています。

さらに、連続2クールという放送形式も原作との相性がよいと感じます。

『黄泉のツガイ』は、最初からすべての設定を説明する作品ではありません。

東村とは何なのか。

ユルとアサに何が起きたのか。

ツガイとはどのような存在なのか。

影森家をはじめとする人々は、何を目的に動いているのか。

こうした疑問へ少しずつ答えながら、新たな疑問を加えていく構成です。

短期間で細切れに映像化するより、一定の話数を連続して見せられる方が、人物の立場の変化や伏線を視聴者が追いやすいでしょう。

なお、テレビアニメが最終的に原作のどの範囲まで描くのかについては、公式に示されていない部分を推測で断定すべきではありません。

現在分かっているのは、連続2クールとして放送されていることと、原作漫画には第13巻まで読み進められる蓄積があることです。

※画像はAIによるイメージ

『黄泉のツガイ』はどんな話?ネタバレを抑えてあらすじを解説

『黄泉のツガイ』は、山奥の小さな村で暮らす少年ユルを主人公にした幻怪ファンタジーです。

アニメ公式の第1話あらすじでは、ユルは狩人として野鳥を狩りながら、双子の妹アサや村人たちと慎ましく暮らしている人物として描かれています。

ところが、その日常には最初から不自然な点があります。

原作公式の紹介では、アサは村の奥にある牢の中で「おつとめ」をしていると説明されています。兄であるユルが外で生活している一方、なぜ双子の妹だけが自由を制限されているのか。

この違和感が、物語の扉になります。

やがてユルが当然だと思っていた世界は大きく揺らぎます。

村の外には彼が知らなかった現代社会が存在し、「ツガイ」と呼ばれる二体一組の存在、双子を巡る秘密、複数の勢力の思惑が交差していきます。

本作の魅力は、「閉ざされた村から外へ出る」という冒険そのものだけではありません。

むしろ重要なのは、外へ出たことでユルが自分の常識を一つずつ検証し直さなければならなくなることです。

公式の第3話あらすじでも、村を離れたユルが現代文明や社会のルールを少しずつ学んでいく姿が示されています。

私には、この構造が『黄泉のツガイ』のもう一つの重要な軸に見えます。

人は、自分が生まれ育った環境を「普通」だと思いがちです。

ところがユルは、環境そのものが普通ではなかった可能性と向き合わされます。

誰の言葉が本当なのか。

家族とは何なのか。

村のために生きることと、自分の意思で生きることは同じなのか。

特殊能力や怪異の物語でありながら、根にあるのは「与えられた物語をそのまま信じるのか、それとも自分の目で確かめ直すのか」という非常に人間的な問題です。

この点を意識すると、ユルが現代の道具や社会へ驚く場面も、単なる文化ギャップの笑いではなくなります。

彼が一つ知識を得るたび、それまで信じていた世界の輪郭も少しずつ変わっていくからです。


考察|『黄泉のツガイ』は「強さ」より関係の変化を見ると面白い

ここからは、作品内で確認できる設定を踏まえた私見です。

私が『黄泉のツガイ』を読む際に最も意識しているのは、「誰が一番強いか」より「誰と誰の関係が、何をきっかけに変わったか」という点です。

ツガイには能力差があり、戦闘にも駆け引きがあります。

けれど本作では、力の強弱だけを追っていても人物の行動を十分には説明できません。

昨日まで敵対していた者同士でも利害が一致することがあり、同じ側にいる人物でも知っている情報や優先順位が異なります。

「敵」と「味方」の二択にきれいに分けられないのです。

ここが、二体一組の「ツガイ」を題名に掲げながら、人間社会については単純な二項対立にしない本作の面白いところだと感じます。

左と右は対ですが、善と悪とは限らない。

兄と妹は家族ですが、同じ経験をしてきたわけではない。

封と解は正反対の力ですが、どちらか一方だけが常に正しいとも限りません。

対になっていることと、二者択一であることは別なのです。

私はここに、『黄泉のツガイ』を読み解く際の重要な手掛かりがあると考えています。

タイトルでは「一対」を強く意識させながら、物語が進むほど人間関係は複雑になっていく。

このねじれによって、「本当に対になっているのは誰なのか」「誰と誰を同じ側だと思ってよいのか」という問いが、読者にも投げ返されます。

アニメを見る際にも、この視点は有効です。

声が付くことで、同じ台詞でも警戒しているのか、試しているのか、本心を隠しているのかといった温度差が感じ取りやすくなります。

一方、漫画には言葉を自分の速度で読み返せる利点があります。

「封」「解」「左右」といった短い語がどの場面で使われ、誰がそれを口にしているのかを確認すると、人物ごとの認識のずれにも気付きやすくなります。

2026年8月現在は、原作第13巻が発売された直後であり、テレビアニメも第2クールの放送中です。

原作読者にとっては映像化による解釈を確かめられ、アニメから入った方には原作へ進める巻数が十分にそろっている時期でもあります。

筆者としては、「有名漫画家の新作」という段階から、「原作とアニメの二つの表現を行き来しながら味わえる作品」へ移ったことが、2026年の『黄泉のツガイ』における大きな変化だと考えています。

今後については、アニメ放送終了後の展開や原作の刊行予定など、公式発表のない事柄を予測だけで断定することはできません。

ただ、シリーズ累計750万部を突破し、連続2クールのテレビアニメが放送されている現在は、作品にとって新しい読者・視聴者が増える重要な時期であることは確かでしょう。


まとめ|『黄泉のツガイ』作者は荒川弘、読み方は「よみのツガイ」

『黄泉のツガイ』は、荒川弘先生が『月刊少年ガンガン』で連載している漫画で、読み方は「よみのツガイ」です。

2026年8月29日時点ではコミックス第13巻まで刊行され、第13巻は2026年7月10日に発売。テレビアニメは4月4日に始まり、7月4日から第2クールが放送されています。

初めて触れる方は、「双子のユルとアサ」と「二体一組のツガイ」という二つの要素を押さえておけば、世界観へ入りやすいでしょう。

さらに深く読むなら、左右、陰陽、夜と昼、封と解といった対になる言葉と、その一方で簡単には敵味方へ分けられない複雑な人間関係に注目してみてください。

『黄泉のツガイ』という題名が示しているのは、「二つで一組」という設定だけではありません。

二者が向き合ったとき、一方だけでは見えなかった事実が浮かび上がる。その積み重ねこそが、本作の謎と人物ドラマを前へ動かしているように私は感じています。


よくある質問

『黄泉のツガイ』の最新刊は何巻ですか?

2026年8月29日時点の最新刊は第13巻です。

発売日は2026年7月10日で、スクウェア・エニックスの公式書籍情報でも確認できます。今後の新刊情報は更新されるため、購入時には公式の最新情報も確認してください。

『黄泉のツガイ』のアニメは何クールですか?

テレビアニメ『黄泉のツガイ』は連続2クールです。

2026年4月4日に放送が始まり、第2クールは7月4日からスタートしました。2026年8月29日時点では第2クールが放送されています。

『黄泉のツガイ』の原作は完結していますか?

2026年8月29日時点では完結しておらず、『月刊少年ガンガン』で連載中です。

ガンガンONLINEでもエピソードが公開されており、ブラウザ版とアプリ先行公開では読める範囲が異なるため、最新話を追う場合は媒体の違いを確認すると分かりやすいでしょう。

執筆:篠原千鶴(アニメ愛好家・フリーランス校正者)

幼少期からジャンルを問わずアニメ作品を鑑賞し、現在も新作を継続的に追っています。校正者として培った言葉への注意力を生かし、本稿では『黄泉のツガイ』第13巻までの書誌情報、ガンガンONLINEの公開状況、テレビアニメ公式情報を照合しながら、確認できる事実と作品から読み取れる私見を分けて整理しました。