PR

『薬屋のひとりごと』22巻発売日はいつ?漫画最新巻の刊行情報まとめ

『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』22巻と薬草、書簡、紙を配した落ち着いた書斎の風景 原作・作者

『薬屋のひとりごと』サンデーGX版22巻は、2026年6月18日発売です。通常版770円、マスキングテープ付き特装版2,200円で、第94話から第99話までを収録しています。

本記事で扱うのは、日向夏さん原作、倉田三ノ路さん作画の『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』22巻です。発売日・価格・ISBN・特装版の違いに加え、「仙女」をめぐる事件から紙の生産地での問題へ移っていく収録内容を、確認できる事実と筆者の考察を分けて整理します。

『薬屋のひとりごと』22巻の発売日はいつ?価格・ISBN・電子版を確認

サンデーGX版『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』22巻の発売日は2026年6月18日です。 小学館公式では、通常版がB6判・180ページ、定価770円(税込)、ISBNは9784091582294と案内されています。

原作は日向夏さん、作画は倉田三ノ路さん、キャラクター原案はしのとうこさん。小学館のサンデーGXコミックスとして刊行されているコミカライズです。

22巻の書誌情報をまとめると、次の通りです。

項目 通常版 マスキングテープ付き特装版
発売日 2026年6月18日 2026年6月18日
価格 770円(税込) 2,200円(税込)
判型 B6判 B6判
ページ数 180ページ 180ページ
ISBN 9784091582294 9784099432416
付属品 なし オリジナルマスキングテープ全4種
漫画本編 通常版 通常版と同内容

特装版については、全4種のオリジナルマスキングテープが付属し、漫画本編は通常版と同じ内容であることが案内されています。通常版との価格差は1,430円ですので、本編だけを読みたい方は通常版、付属グッズも残しておきたい方は特装版という選び方になります。

電子版も配信されており、小学館eコミックストアでは22巻が759円(税込)で掲載されています。シリーズ一覧でも22巻まで配信中であることが確認できます。

ただし、電子書籍の販売価格、ポイント還元、キャンペーンなどは販売店や時期によって変わる場合があります。購入時には利用する電子書店で最新条件を確認してください。

ここで注意しておきたいのが、「薬屋のひとりごと 22巻」という検索だけでは、どの出版物を探しているのか分かりにくいことです。

本記事の22巻は、小学館の倉田三ノ路さん版『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』です。「猫猫の後宮謎解き手帳」という副題と出版社を確認しておけば、後述するビッグガンガン版との取り違えを防ぎやすくなります。


『薬屋のひとりごと』22巻の収録内容は?第94話から第99話まで

22巻には、第94話「白娘々」から第99話「間抜けな喜劇」までが収録されています。 サンデーうぇぶりでは第94話や第95話、第96話、第98話、第99話が22巻のコミックス情報にひも付けられており、単行本22巻の収録範囲を確認できます。

収録される話は、次の6話です。

  • 第94話「白娘々」
  • 第95話「仙術の正体」
  • 第96話「向き不向き」
  • 第97話「紙の村」
  • 第98話「飲み比べ」
  • 第99話「間抜けな喜劇」

22巻前半の中心となるのが、夜の都に現れた見世物の一座と「仙女」をめぐる一件です。

小学館の公式紹介では、その一座には白い髪と赤い目をした「仙女」がいるとされ、人の心を読み、金を生み出し、不老不死の薬まで作るという噂が広まっています。猫猫は噂の真偽を確かめるため、義兄の羅半とともに見世物へ向かいます。

第94話が「白娘々」、続く第95話が「仙術の正体」という題名であることからも、22巻の序盤が「奇跡に見えるものの正体」を探る構成であることが分かります。

この部分で重要なのは、「不思議な人物が現れた」という出来事そのものだけではありません。

見世物は、そもそも人に「見せる」ことを前提とした場所です。何が起きたのかを調べると同時に、観客にはどのように見えたのか、どの情報が意図的に強調されたのかを考える必要があります。

これは筆者の解釈になりますが、薬や毒の知識だけで現象を説明するのではなく、「人が何を信じるのか」まで謎解きの対象にしている点が、22巻前半の面白さだと感じます。

『薬屋のひとりごと』では以前から、呪いや不可思議な現象として語られていたものを、猫猫が観察と知識で一つずつ分解してきました。

仙女の一件は、その本作らしい構造を「見世物」という舞台に置き換えたものと見ることができます。目の前の奇跡だけでなく、奇跡が成立して見える条件を探るわけです。

※画像はAIによるイメージ

一方、22巻後半では題材が変化します。

第97話は「紙の村」、第98話は「飲み比べ」、第99話は「間抜けな喜劇」。第97話以降では紙の生産をめぐる土地の事情や、地主側との問題が物語に入り、酒を使った勝負へと展開していきます。

第98話では、製紙をめぐる問題と土地側の事情、米の出荷量に関する不自然さなどが重なり、猫猫が酒に違和感を覚えることが次の展開につながります。物語は第99話の飲み比べへ続き、猫猫が相手側と渡り合う構成となっています。

ここは、22巻の内容を「仙女の謎を解く一冊」だけと説明すると見落としやすい部分です。

前半では人前で演じられる「仙術」の仕組みを見極め、後半では紙の生産、土地、契約、流通など、暮らしを支える仕組みに関わる問題へ移っていきます。

つまり一冊の中で、猫猫が見る対象が一人の仙女から社会の仕組みへ広がるのです。


21巻から22巻はどう続く?蝗害調査の先で新たな問題へ

21巻では、花街へ戻った猫猫が蝗害を防ぐ手掛かりを求め、子一族の砦に残されていた図録を探していました。22巻では、その流れを経て新たな出来事へ移り、夜の都に現れた見世物の一座から物語が動き始めます。

21巻の大きな題材は「蝗害」です。

猫猫は、国を揺るがしかねない災害を防ぐため、子一族の砦にあった図録を手に入れようとします。毒や病気を一人ずつ診るだけではなく、より広い地域と多くの人々に影響する問題へ知識を使う段階に入っていました。

22巻で見世物の仙女へ話題が移ると、一見すると蝗害調査とは別の短編的な事件が始まったようにも見えます。

しかし巻後半の「紙の村」に進むと、土地、生産、流通といった問題が再び前面に出てきます。

この連続性は、近年のサンデーGX版を読むうえで大切だと私は考えています。

物語初期の猫猫は、後宮という比較的閉ざされた場所で、妃や侍女、皇帝の子どもたちをめぐる毒や病の謎を調べる場面が多く描かれていました。

巻数が進むにつれ、猫猫の知識が影響する範囲は少しずつ拡大しています。

一人の体調から後宮へ、宮廷から地方へ、さらに農業や生産、流通へ――。

22巻はこの広がりを理解しやすい一冊です。

第94話から始まる仙女の事件は、一見すれば以前からある「不可思議な現象の正体を見破る」タイプの話です。

ところが第97話以降では、単純な仕掛けを暴けば終わるわけではありません。誰が土地や生産物を握り、どのような利害関係が生じているのかという、人間社会の問題が加わります。

私はここに、シリーズが長く続いても謎解きが単調にならない理由があると感じています。

猫猫の武器は「毒に詳しい」という一つの技能だけではありません。

観察した事実を疑い、数字や物の流れを比べ、言葉の裏にある事情を考える。その姿勢そのものが、より大きな問題へ応用されるようになっているのです。


22巻の特装版は何が付く?全4種マスキングテープと通常版の違い

22巻の特装版には、オリジナルマスキングテープ全4種が付属します。価格は2,200円(税込)、ISBNは9784099432416で、発売日は通常版と同じ2026年6月18日です。

特装版もB6判・180ページで、漫画本編そのものは通常版と変わりません。

そのため、「特装版でしか読めない漫画があるのか」という疑問については、ありませんと整理できます。小学館側の書誌情報にも、本編内容は通常版と同じであることが明記されています。

通常版770円に対して特装版は2,200円ですので、差額は1,430円です。

漫画だけを追いたい場合は通常版で不足はなく、マスキングテープを作品グッズとして手元に残したい方が特装版を選ぶ、という性格の違いがあります。

興味深いのは、マスキングテープという紙と一緒に使う実用品が付属する巻で、本編後半にも「紙の村」という題材が登場することです。

もちろん、付録と物語内容が意図的に連動していると公式に説明されているわけではありませんので、ここは偶然以上の意味を断定できません。

それでも読者の立場から見ると、手紙や記録、図録など「書かれたもの」が情報を運ぶ場面の多い『薬屋のひとりごと』と、紙ものの周囲で使えるマスキングテープは相性のよい付録だと感じます。

また、特装版は通常版と流通事情が異なる場合があります。

2026年6月18日の発売から時間が経過すれば、店舗ごとの在庫状況にも差が出ます。特装版を探す場合は、価格や在庫、再入荷状況を購入時点の書店で確認するのが確実です。

※画像はAIによるイメージ

サンデーGX版22巻とビッグガンガン版17巻の違いは?

サンデーGX版22巻と、スクウェア・エニックスのビッグガンガン版17巻は、同じ日向夏さんの小説を原作とする別々のコミカライズです。 2026年9月14日時点では、小学館側は22巻、スクウェア・エニックス側は17巻まで刊行されています。

混同しやすいため、簡単に整理しておきましょう。

漫画版 主な制作陣 出版社 2026年9月時点
『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』 作画:倉田三ノ路 小学館 22巻
『薬屋のひとりごと』 作画:ねこクラゲ、構成:七緒一綺 スクウェア・エニックス 17巻

ビッグガンガン版17巻は2026年7月24日に発売され、定価770円(税込)、B6判、ISBNは9784301006558です。

スクウェア・エニックス公式では、17巻を「砦編」の完結にあたる巻として紹介しており、原作小説第4巻のクライマックスを収録すると説明しています。

したがって、「薬屋のひとりごと 最新刊」と検索した際に22巻と17巻の両方が表示されても、どちらか一方が古い情報なのではありません。

22巻は小学館・倉田三ノ路さん版、17巻はスクウェア・エニックス・ねこクラゲさん版です。

単行本の巻数も物語の進み方も同一ではないため、「17巻を読んだ次は22巻」という関係にはなりません。

アニメをきっかけに漫画を買い始める場合、とくに注意したいところです。

すでに持っている単行本の表紙だけでなく、出版社名、作画担当者名、「猫猫の後宮謎解き手帳」という副題の有無まで確認すれば、続巻を間違える可能性をかなり減らせます。

なお、2026年9月14日時点で、小学館側のシリーズ一覧は22巻までとなっており、23巻の発売日は公式には確認できません。過去の刊行間隔から時期を推測することはできますが、正式発表ではないため断定しない方がよいでしょう。


『薬屋のひとりごと』22巻をどう読む?猫猫の「観察」が社会へ広がる一冊

ここからは、22巻全体を読んだうえでの筆者の考察です。

私が22巻で最も注目したいのは、猫猫が「目の前の現象」を見抜く物語と、「社会を動かしている仕組み」を読み解く物語が、一冊の中で滑らかにつながっていることです。

前半の仙女は、非常に分かりやすい「怪異」です。

白髪と赤い目を持ち、人の心を読み、金を生み、不老不死の薬まで作る。

言葉だけを並べれば、薬師である猫猫の合理的な世界観とは対極にある存在に見えます。

しかし猫猫は、最初から大げさに奇跡を否定するのではなく、「どうしてそう見えるのか」を観察します。

この態度が本作の面白さです。

不思議なものを笑い飛ばすのではなく、まず現象として受け止め、その成立条件を探す。

校正の仕事でも、文章に違和感を覚えたとき、最初から「間違いだ」と決めるより、前後の文脈や用語の使われ方を確かめる方が正確な判断につながります。

長く『薬屋のひとりごと』を追っていて感じるのは、猫猫の推理にもこれとよく似た慎重さがあることです。

そして22巻後半では、その観察対象が紙の生産や土地をめぐる問題へ移ります。

ここでは、仙術のような派手な「奇跡」はありません。

代わりに見るべきなのは、人、物、金、契約、生産物がどのようにつながっているのかという関係です。

この二つを並べることで、「仙術」と「経済や生産の問題」が実は同じ読み方を要求していることが見えてきます。

表に現れた説明だけを信じない。

誰が何を見せ、何を隠し、どこで数字や物の流れに不自然さが生じているのかを確かめる。

私は22巻の核は、ここにあると考えています。

さらに、公式あらすじでは、皇弟として人前に出るようになった壬氏から猫猫へ文が届くことも示されています。

壬氏は物語が進むにつれて、自分個人の意思だけでは行動できない立場を強く背負うようになりました。

皇弟として公の場に出れば、壬氏自身の考えとは別に、その姿や言動を周囲が政治的な意味として読み取ります。

ここで前半の「見世物」と響き合うものがあります。

仙女は、人々に「奇跡を起こす人物」として見られる。

壬氏は、「皇弟」という公的な存在として見られる。

両者を同じものだというのではありません。

ただし、22巻には人は外から与えられた印象だけで理解できるのかという問いが、異なる形で繰り返し置かれているように思えます。

そして猫猫は、肩書きや評判よりも、実際に目の前で起きていることを観察する人物です。

仙女には「仙女」という評判があり、壬氏には「皇弟」という身分がある。

それでも猫猫は、その呼び名だけで相手を理解したことにはしません。

この姿勢が、22巻の前半と後半、人物関係と社会的な事件を一本につないでいます。

私には22巻が、猫猫の能力を「謎解きが得意な薬師」からさらに一段広げた巻に見えました。

毒や病の知識は依然として彼女の基礎にあります。

しかし物語が長くなるにつれ、猫猫が扱う問題には、農業、災害、生産、土地、流通、政治的立場といった要素が入り込んできました。

専門知識だけでなく、観察する姿勢そのものが主人公の力になっているのです。

これは長期シリーズとして重要な変化でしょう。

同じ型の毒殺事件ばかりを繰り返せば、どれほど魅力的な主人公でも物語は狭くなってしまいます。

『薬屋のひとりごと』は、猫猫の性格や思考法を変えるのではなく、その思考法が通用する世界の方を広げてきました。

22巻は、その広がりが分かりやすく現れた一冊です。

仙女という華やかな噂から始まり、最後には紙や酒、生産や土地の事情へ降りていく。

舞台の幕が下りた後に残った道具を一つずつ拾い、それがどのように使われていたのかを確かめていくような読み味があります。

「奇跡の正体」を知るだけなら、謎が解けた時点で話は終わります。

しかし22巻が見せるのは、仕組みを知った後、その仕組みの中で人がどのように暮らしているかまで見る面白さです。

大人の読者がじっくり味わうなら、事件の答えだけでなく、猫猫の視線がどこまで広がったのかを追ってみると、22巻の位置づけがより鮮明になるのではないでしょうか。


まとめ|『薬屋のひとりごと』22巻は2026年6月18日発売

『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』22巻は、2026年6月18日に小学館から発売されました。

通常版は770円(税込)、B6判・180ページ、ISBNは9784091582294。全4種のオリジナルマスキングテープ付き特装版は2,200円(税込)、ISBNは9784099432416で、漫画本編は通常版と同じです。

収録範囲は第94話「白娘々」から第99話「間抜けな喜劇」まで。

前半では羅半と猫猫が、白髪と赤い目を持つ「仙女」の噂を確かめるため見世物へ向かいます。後半では「紙の村」「飲み比べ」「間抜けな喜劇」と題されたエピソードが続き、紙の生産や土地をめぐる問題へ物語が広がります。

また、皇弟として公の場に出るようになった壬氏から猫猫へ届く文も、人物関係を追ううえで見逃せない要素です。

商品情報だけを確認したい方にとっては、発売日・価格・特装版の内容・第94話〜第99話収録という4点を押さえれば十分でしょう。

作品を深く読みたい方にとっては、仙女の「見せられた奇跡」から紙や土地をめぐる「見えにくい社会の仕組み」へ視点が移っていく構成に注目すると、22巻ならではの面白さが見えてきます。


よくある質問

『薬屋のひとりごと』22巻の発売日はいつですか?

小学館のサンデーGX版『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』22巻は、2026年6月18日発売です。

通常版とマスキングテープ付き特装版が同日に発売されています。

『薬屋のひとりごと』22巻の特装版はいくらですか?

特装版は2,200円(税込)です。

オリジナルマスキングテープ全4種が付属し、漫画本編は770円(税込)の通常版と同じ内容です。

『薬屋のひとりごと』22巻は何話まで収録されていますか?

サンデーGX版22巻は、第94話「白娘々」から第99話「間抜けな喜劇」までを収録しています。

「仙女」をめぐる見世物の事件から、「紙の村」「飲み比べ」と続く展開までが一冊にまとまっています。


参照元

本記事の発売日・価格・ISBN・判型・ページ数・公式あらすじ・特装版仕様は、小学館コミック、小学館eコミックストアの掲載情報を基準に確認しました。収録話についてはサンデーうぇぶりの各話・コミックス情報を参照しています。

別コミカライズの17巻については、スクウェア・エニックス公式「薬屋のひとりごと 17」およびビッグガンガン公式作品ページで発売日・価格・ISBN・収録段階を確認しました。

※書籍価格、電子書籍価格、在庫、キャンペーンなどは変更される場合があります。購入時には各出版社・販売店の最新情報をご確認ください。

篠原千鶴(アニメ愛好家・フリーランス校正者)

幼少期からジャンルを問わずアニメ・漫画作品に触れ、現在も新作と原作・コミカライズの動向を継続して確認しています。校正者として培った「事実と解釈を分けて読む」姿勢を大切にし、書誌情報や作品内容については出版社・公式配信サイトなど一次情報を優先して確認したうえで執筆しています。