2026年9月14日現在、『薬屋のひとりごと』の漫画2種類はいずれも完結していません。小学館版は22巻、スクウェア・エニックス版は17巻まで刊行され、両作とも連載が続いています。
「漫画が2種類あるのはなぜ?」「アニメ第48話で終わったのでは?」「原作小説のどこまで進んだ?」という疑問も生まれやすい作品です。そこで、出版社・掲載誌・原作・アニメの公式情報を確認し、公式に確認できる事実と、内容照合による推定を分けて現在地を整理します。
『薬屋のひとりごと』漫画は完結した?2026年9月14日の結論
結論から言えば、『薬屋のひとりごと』のコミカライズは2種類とも連載中で、完結していません。
小学館「月刊サンデーGX」で連載される『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』は、2026年6月に第22巻が刊行されました。小学館の電子コミックストアでもシリーズは22巻まで配信されています。
さらに「月刊サンデーGX」2026年9月号の連載陣にも同作が掲載されています。同号の情報は2026年8月19日に公開されており、単行本だけでなく雑誌連載そのものが現在進行中であることを確認できます。
もう一方は、スクウェア・エニックス「月刊ビッグガンガン」の『薬屋のひとりごと』です。2026年7月24日に第17巻が発売され、同年8月25日発売の「ビッグガンガン2026 Vol.09」では表紙・巻頭カラーとして掲載されています。
現在地を簡潔に整理すると、次のとおりです。
媒体 2026年9月14日時点 最新の確認事項
サンデーGX版 連載中 第22巻まで刊行・配信
ビッグガンガン版 連載中 第17巻まで刊行
ヒーロー文庫版 シリーズ継続 第16巻まで刊行
Web版「小説家になろう」 更新あり 最新エピソード掲載日2026年5月1日
TVアニメ 第2期終了・第3期放送予定 第3期は2026年10月2日開始
劇場版 公開予定 2026年12月11日公開予定
したがって、「漫画が完結した」という情報を見かけた場合には、漫画・原作・アニメのどの媒体について語っているのかを切り分ける必要があります。
とりわけ2025年7月4日にアニメ第48話が「第2期の最終話」として放送されたため、「薬屋のひとりごと 最終回」「薬屋のひとりごと 完結」といった言葉が作品全体の終了と結び付けられやすくなりました。
しかし、漫画も原作も物語は続いており、アニメについても第3期と劇場版が控えています。
「一つのシーズンが終わった」ことと、「作品そのものが完結した」ことは別です。ここを最初に押さえておけば、現在の『薬屋のひとりごと』をかなりすっきり理解できます。
『薬屋のひとりごと』漫画2種類の違いは?最新刊22巻と17巻を比較
『薬屋のひとりごと』について初めて調べる方が最も戸惑いやすいのは、同じ原作を基にした漫画が二つ存在することでしょう。
これは一方がもう一方の続編なのではありません。
日向夏さんの原作を、それぞれ異なる出版社・掲載誌・制作陣がコミカライズしている別々の漫画作品です。
主な違いは次のように整理できます。
項目 サンデーGX版 ビッグガンガン版
正式タイトル 『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』 『薬屋のひとりごと』
出版社 小学館 スクウェア・エニックス
掲載誌 月刊サンデーGX 月刊ビッグガンガン
作画 倉田三ノ路 ねこクラゲ
構成 ― 七緒一綺
キャラクター原案 しのとうこ しのとうこ
最新単行本 第22巻 第17巻
現在の大まかな進行 子の一族の事件後へ 原作小説第4巻クライマックス
つまり、検索結果で単に「『薬屋のひとりごと』漫画○巻」と表示されていても、どちらのコミカライズなのかを確認しなければ巻数が合いません。
私自身、作品情報を校正する際には、タイトルだけでなく「出版社」「掲載誌」「作画担当」の三点を照合するようにしています。『薬屋のひとりごと』は、まさにこの確認が欠かせない作品です。
サンデーGX版の最新刊は第22巻
倉田三ノ路さんが作画を担当する小学館版は、第22巻まで刊行・配信されています。
第22巻では、夜の都に現れた見世物の一座と、白い髪・赤い目を持つ「仙女」の噂が物語の軸になります。人の心を読む、金を生み出す、不老不死の薬を作る――そんな噂を確かめるため、猫猫が義兄の羅半と動き出します。
一方、皇弟として人前へ出るようになった壬氏から猫猫へ文が届くという展開も示されています。
ここで大切なのは、「GX版22巻=原作小説第5巻」と出版社が公式に対応巻を発表しているわけではないという点です。
子の一族をめぐる事件後の展開や登場要素を原作と照合すると、内容はおおむね原作小説第5巻に相当する領域へ入ったと考えられますが、これはあくまで物語内容から判断した目安です。
したがって、「原作第5巻を完全に漫画化済み」と同義ではありません。
巻数対応を知りたい読者にとっては少し歯切れの悪い答えかもしれませんが、公式情報と読者側の照合結果を混同しないことのほうが重要だと私は考えています。
ビッグガンガン版の最新刊は第17巻
ねこクラゲさん作画、七緒一綺さん構成のスクウェア・エニックス版は、2026年7月24日発売の第17巻が最新刊です。
こちらは原作との対応について、出版社が明確に説明しています。
スクウェア・エニックスは第17巻を「砦編」の完結巻と位置づけ、原作小説第4巻のクライマックスを収録する巻と案内しています。
つまり、ここは推定ではありません。
- 公式確認:ビッグガンガン版17巻は原作小説第4巻のクライマックスを収録
- 内容からの目安:サンデーGX版22巻は、おおむね原作小説第5巻に相当する領域へ進行
このように情報の確度を分けて読むと、二つの漫画の現在地を誤解しにくくなります。

ただし、「22巻対17巻だからGX版のほうが原作5冊分進んでいる」という意味ではありません。
漫画では、会話をどこまで残すのか、人物の表情を何コマ使って見せるのか、事件の因果関係をどの程度視覚化するのかによって、原作一冊を消化するページ数が大きく変わります。
ここに、二つのコミカライズを読み比べる面白さがあります。
私が特に注目したいのは、進行速度の優劣ではなく、「同じ原作のどこに時間を与えるか」が異なることです。
一つの台詞の前後に人物の視線や沈黙を置けば、読者が受け取る感情は変わります。逆に情報同士のつながりを素早く提示すれば、猫猫が謎を組み立てていく知的なテンポが前面に出てきます。
校正の仕事でも、文章は句読点一つ、段落の切り方一つで呼吸が変わります。
二つの『薬屋のひとりごと』も、それぞれが原作を異なる「漫画の呼吸」へ翻訳していると考えると、巻数の違いを単純な速さだけで測れない理由が見えてきます。
なぜ『薬屋のひとりごと』が完結したと勘違いされる?アニメ第48話の意味
「『薬屋のひとりごと』は完結したのでは?」と検索される理由として、まず考えられるのが2025年7月4日放送のアニメ第48話「はじまり」です。
アニメ公式は同日、第48話の放送をもって「TVアニメ第2期が終幕」したことを案内しました。ところが、その発表と同時に続編制作決定も明らかにしています。
したがって、第48話は『薬屋のひとりごと』という作品全体の最終回ではありません。
正確には、TVアニメ第2期の最終話です。
その後、2025年10月22日に続編の内容が正式発表され、TVアニメ第3期とシリーズ初の劇場版が制作されることが明らかになりました。
第3期は分割2クールで、第1クールが2026年10月、第2クールが2027年4月から放送予定と案内されています。
さらに2026年8月15日には、第1クールの放送開始日が2026年10月2日(金)と確定しました。
日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠で毎週金曜午後11時から全国同時放送予定です。放送時間は変更される可能性があるため、視聴時には公式の最新案内を確認するのが確実でしょう。
つまり、2026年9月14日現在を一言で表すなら、「第2期は終了したが、作品は完結しておらず、第3期開始を目前に控えている」状態です。
「謎の巫女」と「謎の仙女」はどう違う?
ここは公式情報を確認する際に少し注意が必要です。
2025年10月22日の第3期制作発表では、物語の要素として「人々を惑わす謎の巫女」という表現が使われています。また第3期公式Introductionの冒頭部分にも同様に「謎の巫女」という表記があります。
一方、同じ公式Introductionの詳細なStoryでは、「謎の仙女の噂」という表現が使われています。さらに2026年8月15日の公式発表では「謎の仙女・白娘々(パイニャンニャン)」とキャラクター名まで明らかにされました。
したがって、2026年9月時点では「アニメ公式は巫女としか呼んでいない」と整理するのも正確ではありません。
初期の紹介では「謎の巫女」、より具体化した物語紹介では「謎の仙女」および白娘々という表現も公式に使用されている、というのが確認できる事実です。
そしてサンデーGX版第22巻にも、白い髪と赤い目を持つ「仙女」の噂が登場します。
ここから、「アニメ第3期とGX版22巻は近い物語領域を扱っている」と見ることはできます。
ただし、これは双方のあらすじに登場する要素を照合した筆者の分析であって、「第3期はGX版22巻を原作としてアニメ化する」という意味ではありません。
アニメも二つの漫画も、土台にあるのは日向夏さんの原作です。
この関係を取り違えないことが重要です。
むしろ2026年の面白いところは、同じ物語世界を追っていても、どの媒体を選んでいるかによって読者が知っている範囲がかなり異なってきたことでしょう。
サンデーGX版を最新巻まで読んでいる方には、第3期序盤の要素にすでに見覚えがある可能性があります。
一方、ビッグガンガン版の単行本を中心に追っている方にとっては、第3期で漫画単行本より先の展開へ踏み込む部分が生じます。
これは「どちらの漫画が上か」という話ではありません。
アニメ・漫画2種類・原作という四つの時間軸がずれながら並走していること自体が、現在の『薬屋のひとりごと』ならではの状況なのです。
原作『薬屋のひとりごと』は完結した?小説16巻とWeb版の現在
漫画の完結時期を考えるなら、その先にある原作が現在どうなっているかも確認しておく必要があります。
2026年9月14日現在、原作小説についてもシリーズ完結を示す公式発表は確認できません。
ヒーロー文庫の特設サイトでは、日向夏さん著、しのとうこさんイラストの『薬屋のひとりごと』第16巻が新刊として掲載されています。
発売日は2025年5月30日です。
第16巻では皇帝の手術後から物語が続き、流行病をめぐる新たな局面が描かれています。
つまり、漫画最新巻が原作第4~5巻付近の物語を扱っている一方、書籍版の原作はすでに第16巻まで刊行されていることになります。
ここで「漫画には原作11~12冊分が残っている」と単純計算するのは適切ではありません。
コミカライズでは構成変更、省略、補足、複数エピソードの再配置などもあり得るため、原作の巻数差=将来の漫画巻数にはならないからです。
しかし、「漫画化すべき原作がほとんど残っていない」という段階ではないことは確かでしょう。
さらに、「小説家になろう」で公開されている日向夏さんのWeb版『薬屋のひとりごと』には、最新エピソード掲載日として2026年5月1日と表示されています。
Web版の掲載ページには、ビッグガンガンとサンデーGXでそれぞれコミカライズが連載されていることも記載されています。
なお、Web版の紹介欄には書籍版の巻数について古い記述が残っている部分があります。
現在の書籍最新刊を確認するときは、ヒーロー文庫側の書誌情報を優先するのが適切です。ヒーロー文庫公式では第16巻が2025年5月30日発売と明記されています。
これは長期連載作品を検索するときに、ぜひ覚えておきたい点です。
『薬屋のひとりごと』は2011年からWebで発表されてきた長い歴史を持つ作品です。そのため検索結果には、「最新刊15巻」「漫画21巻」といった、掲載された当時には正しかったものの現在は古くなった情報がどうしても残ります。
私はこうした記事を確認するとき、単に検索結果の日付だけを見るのではなく、次の順序で一次情報を照合しています。
- 出版社の最新単行本ページ
- 現在発売中の掲載誌
- 原作レーベルの書誌情報
- Web連載ページの最終更新日
- アニメ公式の放送・公開情報
この手順を踏むと、「最終話」「最新刊」「完結」という似た言葉を別媒体から拾って混同する危険をかなり減らせます。
『薬屋のひとりごと』の場合、まさに一つの作品名の下に複数の“現在地”が存在するからです。

『薬屋のひとりごと』漫画の完結はいつ?進行差から考える今後
では、2種類の漫画はいつ完結するのでしょうか。
2026年9月14日時点で、最終回の時期や最終巻数について出版社から確定的な発表は確認できません。
そのため、「2028年に終了する」「全30巻で完結する」といった具体的な数字を示すことはできません。
現在確認できる材料から言えるのは、少なくとも近い時期の完結を前提にできる状況ではないということです。
理由は三つあります。
第一に、原作書籍が第16巻まで刊行されているのに対し、漫画の進行は原作第4~5巻付近にあります。
ビッグガンガン版については出版社自身が第17巻を「原作小説第4巻のクライマックス」と明記しています。GX版は公式対応表こそありませんが、最新22巻はその後の物語へ踏み出しています。
第二に、二つの漫画で進行速度そのものが異なります。
どちらも同じ原作を基礎にしていても、何を一コマで見せ、何を数ページかけて描くかは同じではありません。
この差は今後さらに広がることも、逆に特定の章で縮まることも考えられます。
第三に、『薬屋のひとりごと』では物語が進むほど扱う範囲が広がっています。
初期の猫猫は後宮という閉ざされた空間で、妃や皇子の身の回りに生じる違和感を拾っていました。
ところが子の一族をめぐる事件を経て、皇弟としての壬氏の立場、災害の兆候、市井の生活、さらに遠方の土地へと、猫猫が向き合う問題の射程そのものが大きくなっていきます。
アニメ第3期の公式紹介でも、物語の舞台が後宮から市井、さらに隣国へ広がることが示されています。
私は、この変化こそ完結時期を単純計算できない最大の理由だと考えています。
『薬屋のひとりごと』は、最初から巨大な敵を倒すため一直線に進む物語ではありません。
猫猫が「何かがおかしい」と感じ、小さな事実を一つずつ拾い、それらの点がつながったときに、個人の秘密や宮廷の事情、社会の構造まで浮かび上がってくる作品です。
そのため物語の規模が大きくなっても、作品の核にあるのは変わらず「小さな違和感」です。
これは第3期の公式Storyにもよく表れています。
子の一族の反乱後、花街へ戻った猫猫が朝餉をきっかけに一つの違和感を覚える。そこから災害の予兆や仙女の噂といった、より大きな問題へ物語が接続していきます。
後宮の小さな謎から国を揺らす問題へ広がっても、猫猫の観察から物語が始まるという構造は変わらない。
ここが、本作が長期シリーズでありながら芯を失いにくい理由の一つではないでしょうか。
完結時期を考えるうえでも、「残りの原作巻数」だけではなく、こうした一つ一つの事件を漫画がどの密度で描くかを見る必要があります。
2種類の漫画とアニメの「ずれ」が2026年の注目点
私見として、2026年の『薬屋のひとりごと』で最も興味深いのは、二つの漫画とアニメの到達地点が明確にずれ始めていることです。
ビッグガンガン版第17巻は、原作第4巻のクライマックスである砦編を完結させました。
アニメ第2期も、子の一族をめぐる一連の物語を大きな節目として第48話「はじまり」まで描いています。
一方、GX版第22巻はその後の「仙女」に関わる物語へすでに進んでいます。そして2026年10月2日から始まるアニメ第3期でも、花街へ戻った猫猫、皇弟として責務を負う壬氏、災害の予兆、仙女の噂が物語の要素として提示されています。
したがって2026年秋以降は、どの媒体だけを追っているかによって、視聴者・読者が知っている情報量が今まで以上に変わる可能性があります。
「アニメの先を漫画で読みたい」という方は、単純に「薬屋のひとりごと 漫画」と検索するだけでなく、どちらの漫画が現在どこまで進んでいるかを確認したほうがよいでしょう。
ただし、先へ進んでいることだけが作品選びの唯一の基準ではありません。
事件をできるだけ早く追いたいのか、人物の表情や場面の余韻も含めて味わいたいのか。どの絵柄や漫画表現が自分に合うのか。
二つのコミカライズが共存しているからこそ、「正解を一冊に決める」のではなく、自分が心地よく読めるほうを選べるのも本作の特徴です。
劇場版『亡妃の秘宝』も2026年12月11日に公開予定
シリーズ全体の今後を見るなら、劇場版も外せません。
『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』は2026年12月11日(金)公開予定です。原作者の日向夏さんがストーリー原案を担当する完全新作として制作されています。
舞台は王都より南にある水上都市・未南州です。
5年前に亡くなった妃の遺体を故郷へ返すため、猫猫と壬氏が南へ向かい、その遺体に隠された謎や財宝をめぐる事件に巻き込まれていくことが公式から明かされています。
つまり2026年は、漫画2作品が連載を続けるだけでなく、10月からTVアニメ第3期、12月には完全新作の劇場版が展開される年です。
2025年7月の第48話を見て「作品が終わったのでは」と感じた方にとって、実際の状況はむしろ反対でしょう。
『薬屋のひとりごと』は終幕へ向かっていると確認できる段階ではなく、複数媒体で物語世界がさらに広がっている最中です。
『薬屋のひとりごと』漫画完結・最新刊情報のまとめ
2026年9月14日現在、『薬屋のひとりごと』の漫画は2種類とも完結していません。
小学館「月刊サンデーGX」の倉田三ノ路さん版『薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~』は第22巻まで刊行・配信され、2026年9月号でも連載が確認できます。
スクウェア・エニックス「月刊ビッグガンガン」の、ねこクラゲさん作画・七緒一綺さん構成版は第17巻まで刊行。17巻で「砦編」が完結し、出版社が原作小説第4巻のクライマックスを収録すると明記しています。2026年Vol.09でも連載は継続中です。
原作ヒーロー文庫は第16巻まで刊行され、Web版には2026年5月1日の更新があります。
また、2025年7月4日放送の第48話「はじまり」は作品全体の最終回ではなく、TVアニメ第2期の最終話です。
第3期は2026年10月2日から放送開始予定で、第2クールは2027年4月からの予定。さらに『劇場版 薬屋のひとりごと 亡妃の秘宝』が2026年12月11日に公開予定です。
現在の状況を最も短くまとめるなら、「漫画2種類も原作も未完。アニメは第2期を終え、第3期開始直前」です。
最終巻数や漫画の完結時期については、現段階で確定情報はありません。
そして私は、二つの漫画が異なる速度と演出で同じ原作を描いている以上、「あと何巻」「あと何年」という数字だけで完結を予測する必要はないと感じています。
猫猫が見つけるのは、いつも最初は小さな違和感です。
その小さな点が人の秘密につながり、後宮の事情につながり、やがて国や遠い土地の問題へつながっていく。その広がりを各媒体がどのような呼吸で描くのかを見ることこそ、現在進行形の『薬屋のひとりごと』を追う醍醐味でしょう。
よくある質問
『薬屋のひとりごと』の漫画は完結していますか?
いいえ。
2026年9月14日時点で、サンデーGX版とビッグガンガン版はいずれも連載中です。最新単行本はGX版が第22巻、ビッグガンガン版が第17巻です。
『薬屋のひとりごと』の漫画2種類は続編同士ですか?
いいえ。一方がもう一方の続編という関係ではありません。
どちらも日向夏さんの原作『薬屋のひとりごと』を別々にコミカライズした作品で、小学館版は倉田三ノ路さん、スクウェア・エニックス版はねこクラゲさんが作画を担当しています。ビッグガンガン版では七緒一綺さんが構成を担当しています。
漫画は原作小説の何巻まで進んでいますか?
ビッグガンガン版については、出版社が第17巻で原作小説第4巻のクライマックスを収録したと公式に案内しています。
サンデーGX版第22巻については公式な原作対応巻の明記は確認できません。物語内容を照合すると、おおむね原作第5巻に相当する領域へ進んでいると考えられますが、これは公式発表ではなく内容からの目安です。
アニメ第48話は『薬屋のひとりごと』の最終回ですか?
作品全体の最終回ではありません。
2025年7月4日放送の第48話「はじまり」はTVアニメ第2期の最終話です。同日に続編制作が発表され、その後、第3期と劇場版の制作が正式発表されました。
『薬屋のひとりごと』漫画の完結はいつですか?
2026年9月14日時点では、最終巻数や最終回の時期について確定的な公式発表は確認できません。
原作小説は第16巻まで刊行されている一方、漫画は原作第4~5巻付近を描いており、二つのコミカライズでも進行速度が異なります。そのため現在の刊行ペースだけから完結年を断定するのは難しい状況です。
執筆:篠原千鶴(アニメ愛好家・フリーランス校正者)

