PR

『桃源暗鬼』キャラ一覧|登場人物の名前・特徴をわかりやすく整理

一ノ瀬四季を中心に羅刹学園・鬼國隊・桃太郎機関の主要人物が向かい合うダークな群像劇のイメージ キャラクター・声優

『桃源暗鬼』の主要キャラは、主人公・一ノ瀬四季、教官・無陀野無人、皇后崎迅ら羅刹学園勢に、鬼國隊の等々力颯、桃太郎機関の桃屋五月雨・桃寺神門らを加えた人物群です。

登場人物が多い作品ですが、「所属」「能力」「重要な人間関係」の3点を一緒に見ると、鬼と桃太郎が複雑に交差する群像劇を整理しやすくなります。

まずは検索してきた方が最も知りたい「誰が、どの陣営にいるのか」を一覧で確認しておきましょう。

この記事では、TVアニメ第1期「京都編&練馬編」で重要な人物と、2026年10月放送予定の第2期「日光・華厳の滝編」を理解するうえで重要な人物を中心に掲載します。

なお、原作の先の展開そのものには踏み込みすぎず、能力については正式名称を確認できるものでも、初見の方が比較しやすいよう主に「どのような力か」という概要で整理しています。

名前 所属・立場 能力・戦い方の概要 アニメ版CV 重要な関係・役割
一ノ瀬四季 羅刹学園・生徒 血から銃器を生み出して戦う 浦和希 主人公。一ノ瀬剛志に育てられる
無陀野無人 羅刹学園・教官 血を自在に操る高い戦闘力 神谷浩史 四季たちを指導する教官
皇后崎迅 羅刹学園・生徒 切断工具を思わせる武器を生み出す 西山宏太朗 桃井戸颯の息子
屏風ヶ浦帆稀 羅刹学園・生徒 巨大な血の存在を生み出す 石見舞菜香 四季たちの同級生
矢颪碇 羅刹学園・生徒 怒りと結び付いた力を発揮する 坂田将吾 第2期でも注目される生徒
遊摺部従児 羅刹学園・生徒 血を使った広範囲の索敵 花江夏樹 チームの索敵・支援役
手術岾ロクロ 羅刹学園・生徒 血の衣装をまとい戦闘力を高める 三浦魁 臆病な平常時との落差が特徴
漣水鶏 羅刹学園・生徒 血を介して相手の感情や戦意に作用 愛美 仲間思いの姉御肌
花魁坂京夜 羅刹学園・保険医 負傷者の治療・回復を担う 木村良平 無陀野と同期
猫咲波久礼 羅刹学園・講師 変身能力と高い身体能力 岡本信彦 第2期でも重要な大人側の人物
印南幽 羅刹学園・講師 巨大な腕を思わせる力で戦う 伊東健人 生徒を支える指導者
淀川真澄 鬼機関・練馬区偵察部隊 透明化を生かした潜入・偵察 田丸篤志 練馬編の情報戦を担う
並木度馨 練馬区偵察部隊 情報活動を支える 石谷春貴 淀川真澄と行動する人物
等々力颯 鬼國隊 「風鬼」と呼ばれる高い戦闘力 梶原岳人 鬼國隊の中心人物
鳥飼羽李 鬼國隊 鳥を生み出し攻撃・移動に活用 熊谷健太郎 等々力との結び付きが深い
不破真一 鬼國隊 血を強酸へ変化させる 長岡龍歩 鬼國隊の戦闘員
囲岬 鬼國隊 遠距離から戦況を支える 大野智敬 鬼國隊の役割分担を担う一人
百目鬼剛 鬼國隊 感覚を生かして周囲を把握する 大畑伸太郎 索敵面でも機能する人物
乙原響太郎 鬼國隊 仲間同士の情報共有を支える 榊原優希 部隊連携を支える
蛭沼灯 鬼國隊 独自の血蝕解放を用いる 羽多野渉 鬼國隊の一員
海月巳代 鬼國隊 独自の能力で戦う 上田瞳 鬼國隊の一員
桃屋五月雨 桃太郎機関 高い戦闘力を持つ桃太郎側の人物 増谷康紀 四季と一ノ瀬剛志に深い因縁
桃宮唾切 桃太郎機関 細菌を利用し死体を操る 岸尾だいすけ 桃部真中から強い影響を受ける
桃草蓬 桃太郎機関 細菌を利用した空間制御 伊瀬茉莉也 桃宮唾切と行動
桃部真中 桃太郎機関・元隊長 ― 水中雅章 唾切の価値観を変えた故人
桃巌深夜 桃太郎機関 情報と視覚を利用して相手を追い込む 沢城千春 練馬編の情報戦に関与
桃寺神門 桃太郎機関・副隊長 黒い霧から銃器を展開する 土岐隼一 四季と個人的な関係を築く
桃華月詠 桃太郎機関・隊長 タロットカードを用いる 浅沼晋太郎 練馬方面で活動
桃角桜介 桃太郎機関・副隊長 接近戦と相手の力を生かした戦法 小野友樹 月詠を支える
桃井戸颯 桃太郎側の人物 細菌を利用した刀で戦う 置鮎龍太郎 皇后崎迅の父
大皇帝 桃太郎機関上層部 詳細には多くの謎が残る ― 桃太郎機関を統べる存在

2026年9月16日時点でアニメ公式サイトに掲載されているキャスト欄では、一ノ瀬四季役の浦和希さん、無陀野無人役の神谷浩史さんをはじめ、鬼國隊では等々力颯役・梶原岳人さん、鳥飼羽李役・熊谷健太郎さん、不破真一役・長岡龍歩さん、囲岬役・大野智敬さん、百目鬼剛役・大畑伸太郎さん、乙原響太郎役・榊原優希さん、蛭沼灯役・羽多野渉さん、海月巳代役・上田瞳さんまで確認できます。アニメ『桃源暗鬼』公式サイト

『桃源暗鬼』は、漆原侑来先生が秋田書店「週刊少年チャンピオン」で連載する漫画です。昔話「桃太郎」を下敷きに、現代まで続く鬼の血を引く者と桃太郎の血を引く者の争いを描いています。

公式サイトによるとコミックス累計部数は400万部を突破し、2023年6月には「『桃源暗鬼』プロジェクト」が始動しました。TVアニメ第1期は「京都編&練馬編」として展開され、第2期「日光・華厳の滝編」は2026年10月から日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT」枠で放送予定です。アニメ『桃源暗鬼』公式サイト

『桃源暗鬼』羅刹学園の主要キャラは?一ノ瀬四季と仲間たち

羅刹学園は、主人公・一ノ瀬四季が鬼として生きるための力と知識を学ぶ物語の中心拠点です。

生徒たちの血蝕解放は単なる特殊能力ではなく、それぞれの性格、趣味、弱点、心の傷と結び付いています。ここを押さえると、キャラクターの名前が格段に覚えやすくなります。

一ノ瀬四季(いちのせ しき)

所属:羅刹学園/立場:主人公/能力:血から銃器を生み出す/CV:浦和希

一ノ瀬四季は17歳の少年で、突然桃太郎機関の人物に襲われたことから、自分が「鬼」の血を継いでいると知ります。

彼を育てた養父・一ノ瀬剛志を失ったことが、四季を鬼と桃太郎の争いへ引き込む大きな契機となりました。アニメ公式の物語紹介でも、四季が養父と逃亡する中で「桃太郎」と「鬼」という双方の血の存在を知ることが物語の出発点として示されています。アニメ『桃源暗鬼』公式サイト

銃器好きという本人の嗜好は血蝕解放にも反映され、戦いでは銃を思わせる武器を作り出します。

四季で重要なのは、単に「桃太郎を憎む鬼の主人公」ではないことです。

自分は鬼でありながら、最も身近で大切だった剛志との関係によって、血筋だけでは人間の善悪を決められない経験を最初から背負っています。

この矛盾こそ、後に桃寺神門との関係が大きな意味を持つ理由でもあります。

無陀野無人(むだの ないと)

所属:羅刹学園/立場:教官/能力:血を自在に操る高度な戦闘技術/CV:神谷浩史

無陀野無人は、四季たちを指導する羅刹学園の教官です。

無駄を嫌い、合理性を優先する厳しい人物ですが、彼の教育は生徒を突き放すためのものではありません。戦場で生き延びるため、感情だけではなく状況を見て判断する力を身に付けさせようとします。

私は無陀野を、単なる「最強格の先生」と見るだけでは少しもったいないと感じます。

後述する花魁坂京夜、猫咲波久礼、印南幽と比べると、羅刹学園の大人たちは全員が同じ方法で若者を守っているわけではありません。

無陀野は戦うための判断力、京夜は生き残るための医療、猫咲と印南は異なる形の指導を担っています。

若者を守ることと、若者を戦える存在に育てること。その両立の難しさが、大人たちの配置から見えてきます。

皇后崎迅(こうがさき じん)

所属:羅刹学園/立場:四季の同級生/能力:切断工具を思わせる武器/CV:西山宏太朗

黒いマスクが印象的な皇后崎迅は、冷静で他人と距離を置きがちな少年です。

迅の人物像を理解する鍵は、父・桃井戸颯との関係にあります。

家族をめぐる過去と鬼・桃太郎双方の血の問題が、迅の人間不信や桃太郎への感情に深く影を落としました。

ここで大切なのは、桃井戸颯を「桃太郎機関の総士隊長」として整理しないことです。本記事では役職を不確かに補わず、皇后崎迅の父である桃太郎側の重要人物として扱います。

四季が「桃太郎の血を持つ養父に愛された鬼」なら、迅は家族という最も近い場所で血筋の対立に傷ついた人物です。

二人は同じ羅刹学園にいても、「桃太郎」という言葉に背負っている経験が違います。この差が、作品の対立を単純な二陣営戦にしない重要な要素です。

屏風ヶ浦帆稀(びょうぶがうら ほまれ)

所属:羅刹学園/能力:巨大な血の存在を生み出す/CV:石見舞菜香

屏風ヶ浦帆稀は、自分に自信を持てず、強く自己否定してしまうことの多い少女です。

一方、彼女の内側から現れる力は、その弱々しい自己評価とは対照的なほど大きいものです。

帆稀を見る際には、「強い能力を持っていること」と「自分を強い人間だと思えること」は別問題だと考えると理解しやすいでしょう。

『桃源暗鬼』では能力が本人の心理を映す鏡のように置かれることがありますが、帆稀はその特徴が特に分かりやすい人物です。

矢颪碇(やおろし いかり)

所属:羅刹学園/能力:怒りと結び付いた血蝕解放/CV:坂田将吾

矢颪碇は名前の印象どおり、短気で感情が表に出やすい人物です。

血蝕解放「怒鬼怒氣ヒステリー」は、その怒りそのものと強く結び付いています。

ここで面白いのは、「怒り」が単なる性格付けではなく戦闘能力にまで変換されることです。

第2期「日光・華厳の滝編」でも碇は注目したい人物です。2026年9月19日に予定されている第1話・第2話の先行上映会にも、碇役の坂田将吾さんが登壇予定者として名を連ねています。アニメ『桃源暗鬼』公式サイト

※画像はAIによるイメージ

遊摺部従児・手術岾ロクロ・漣水鶏

遊摺部従児は花江夏樹さんが演じる索敵役で、血蝕解放によって広い範囲から対象を探ることを得意とします。

前線で敵を倒すだけが戦闘ではない本作において、従児は「情報を持っている者の強さ」を示す存在です。

手術岾ロクロは三浦魁さんが担当。普段は不安を抱えやすい性格ですが、血蝕解放によって血の衣装をまとった際には印象が大きく変わります。

弱さがなくなって強くなるのではなく、弱さを抱えながら戦うための姿を得る、と捉えるとロクロらしさがよく見えてきます。

漣水鶏は愛美さんが演じる姉御肌の人物です。

他者へ強く尽くす性格と、「愛情」を想起させる特殊な能力が結び付いているため、能力から人物像を覚えやすいキャラクターといえます。


『桃源暗鬼』鬼機関の大人たちは?無陀野だけではない教育と支援

羅刹学園の大人たちを見ると、鬼側が単純な戦闘集団ではなく、教育、医療、偵察という役割を持った組織であることが分かります。

これは『桃源暗鬼』の世界観を理解するうえで重要です。戦闘能力の強弱だけでは、人が集団として生き残ることはできません。

花魁坂京夜(おいらんざか きょうや)

所属:羅刹学園/立場:保険医/役割:治療・回復/CV:木村良平

花魁坂京夜は羅刹学園で負傷者の治療を担い、無陀野とは同期にあたる人物です。

軽妙な雰囲気をまとっていますが、戦闘で傷ついた者を生きて次へつなぐ役割は非常に重いものです。

攻撃役だけを並べるのではなく、医療を担う人物を主要キャラクターとして置くことで、戦闘の「その後」まで物語に含めている点は本作らしいところでしょう。

猫咲波久礼(ねこさき はぐれ)・印南幽(いんなみ ゆう)

猫咲波久礼は岡本信彦さん、印南幽は伊東健人さんが演じます。

猫咲は変身能力と身体能力を生かして動き、印南は細身の姿からは意外に思える豪快な力を見せる人物です。

第2期「日光・華厳の滝編」の先行上映会には、一ノ瀬四季役の浦和希さん、矢颪碇役の坂田将吾さんとともに、猫咲役の岡本信彦さん、印南役の伊東健人さんが登壇予定です。上映されるのは第1話・第2話で、開催日は2026年9月19日と案内されています。アニメ『桃源暗鬼』公式サイト

無陀野、京夜、猫咲、印南を並べてみると、「大人が若者を守る」といっても方法が一つではないことが分かります。

私はここに、能力バトルとは別の世代継承の構造があると考えています。

自分たちが知っている戦場を、次の世代にはどう教えるのか。守るために厳しくするのか、治すのか、前に立つのか――それぞれの答えが人物ごとに異なっています。

淀川真澄(よどがわ ますみ)・並木度馨(なみきど かおる)

淀川真澄は田丸篤志さんが演じる練馬区偵察部隊の人物で、姿を隠す能力を生かした情報収集を得意とします。

並木度馨は石谷春貴さんが演じ、真澄とともに練馬方面の情報活動を支えます。

正面から強敵を倒すのとは異なり、「先に知ることで仲間を守る」のが偵察役です。

京都編から練馬編へ進むと、戦いが単なる正面衝突ではなく、所在や正体、情報の真偽まで含んだものへ広がっていきます。


『桃源暗鬼』鬼國隊の主要キャラは?等々力颯たちを役割別に整理

鬼國隊は鬼側に属しながら、羅刹学園とは異なる立場と思想を持って行動する集団です。

2026年10月から放送予定の第2期「日光・華厳の滝編」を前に、アニメ公式サイトのキャスト欄には等々力颯、鳥飼羽李、不破真一、囲岬、百目鬼剛、乙原響太郎、蛭沼灯、海月巳代と、それぞれの声優が掲載されています。アニメ『桃源暗鬼』公式サイト

等々力颯(とどろき はやて)

所属:鬼國隊/能力:「風鬼」として高い戦闘力を発揮/CV:梶原岳人

等々力颯は鬼國隊の中心に立つ人物です。

圧倒的な力だけではなく、人を引き付ける求心力も持ち、鳥飼羽李をはじめとする仲間たちとの関係が鬼國隊という集団の輪郭を作っています。

等々力を見るときに重要なのは、「鬼側だから四季と同じ考え方をする」と決めつけないことです。

鬼同士でも、桃太郎との戦争をどう考えるか、何を優先するかは一致しません。

鬼國隊の存在は、物語を「鬼対桃太郎」という二色だけで塗り分けないための重要な第三の視点になっています。

鳥飼羽李(とりかい うり)・不破真一(ふわ しんいち)

鳥飼羽李は熊谷健太郎さんが演じ、血から鳥を生み出して攻撃や移動などに利用します。

幼い頃の経験から等々力との結び付きが深く、単なる部下というより、等々力への信頼そのものが行動原理を理解する手掛かりになります。

不破真一は長岡龍歩さんが担当。血を強い酸へ変化させる危険性の高い能力を持ちます。

豪胆な雰囲気と仲間への義理の両方を持つため、荒々しい外見だけで人物像を決めないほうがよいキャラクターです。

囲岬・百目鬼剛・乙原響太郎・蛭沼灯・海月巳代

鬼國隊にはさらに、囲岬、百目鬼剛、乙原響太郎、蛭沼灯、海月巳代がいます。

アニメ版の声優は、それぞれ大野智敬さん、大畑伸太郎さん、榊原優希さん、羽多野渉さん、上田瞳さんです。アニメ『桃源暗鬼』公式サイト

この5人まで一覧に含めたのは、鬼國隊を等々力だけの「強者集団」として見ると、その設計を見落とすからです。

遠距離からの援護、周囲の把握、情報共有など、それぞれ異なる役割が組み合わされることで部隊として機能します。

つまり鬼國隊の強さは、一人ひとりの能力値の高さだけではありません。

異なる能力を同じ目的へ接続できること自体が組織の強さなのです。羅刹学園の生徒たちが「成長中のチーム」なら、鬼國隊は役割分担の完成度を見る面白さがあると私は考えています。

※画像はAIによるイメージ

『桃源暗鬼』桃太郎機関の主要キャラは?五月雨・神門・月詠らの違い

桃太郎機関は鬼と敵対する組織ですが、所属人物全員が同じ価値観で鬼を見ているわけではありません。

ここが『桃源暗鬼』を理解するうえで、とても重要なポイントです。

桃屋五月雨(ももや さみだれ)

桃屋五月雨は、四季の物語が始まる原因に深く関わる桃太郎機関側の人物です。アニメ版では増谷康紀さんが演じます。

四季の養父・一ノ瀬剛志との因縁を通じて、四季に「桃太郎」という存在への強烈な怒りを刻み込みました。

しかし、ここで剛志の存在を忘れてはいけません。

鬼である四季にとって、血筋だけを見れば桃太郎側につながる人間が「父」でした。

物語の最初から、血筋による敵味方の分類と、一人の人間を愛する経験が食い違っているのです。

桃宮唾切(ももみや つばきり)と桃部真中(ももべ まなか)

桃宮唾切は岸尾だいすけさんが演じる桃太郎機関の人物で、細菌を利用して死体を戦闘へ用いるという異質な能力を持っています。

彼の鬼への姿勢を理解するには、かつての上司・桃部真中との関係が欠かせません。

桃部真中は水中雅章さんが演じる元隊長で、唾切の価値観に大きな影響を与えた故人です。

この二人を並べると、思想は生まれつき固定されたものではなく、経験によって変わり得ることが分かります。

唾切の極端な鬼への敵意を単に「悪役だから」と処理するのではなく、過去の経験から形成された思想として描くことで、桃太郎側にも履歴のある人間が存在することを作品は示しています。

桃草蓬(ももくさ よもぎ)・桃巌深夜(ももいわ しんや)

桃草蓬は伊瀬茉莉也さんが演じ、桃宮唾切と行動する人物です。

細菌を利用して戦場となる空間そのものへ干渉するため、直接攻撃とは異なる厄介さがあります。

桃巌深夜は沢城千春さんが担当し、情報や視覚を利用して相手を追い詰めます。

練馬編では「誰が何を知っているか」「誰を信じるのか」が戦局に強く影響します。

そのため桃太郎側でも、剣や銃の威力だけではなく、情報を操作できる人物の存在感が大きくなります。

桃寺神門(ももでら みかど)

所属:桃太郎機関/立場:副隊長/能力:黒い霧から銃器を展開/CV:土岐隼一

桃寺神門は、四季と並んで本作のテーマを読むうえで特に重要な人物です。

四季と神門は、最初から互いを「鬼」「桃太郎」という肩書きで認識して関係を築くわけではありません。

第1期第19話の公式あらすじでも、神門が友人として信じたい相手と向き合い、自分の目で真実を確かめようとする一方、四季の正体を知ったことで関係が大きく変わることが示されています。アニメ『桃源暗鬼』公式サイト

ここには『桃源暗鬼』のテーマが凝縮されています。

先に相手の人柄を知ってしまった後で、その人物が「敵の血筋」だと分かったとき、人は肩書きだけを理由にそれまでの経験を捨てられるのか。

四季と神門の関係は、作品が掲げる善悪二元論への疑問を、抽象論ではなく友情の問題へ落とし込んだものだと私は考えます。

桃華月詠(ももか つくよみ)・桃角桜介(ももかど おうすけ)

桃華月詠は浅沼晋太郎さんが演じる隊長で、タロットカードと結び付いた能力を扱います。

桃角桜介は小野友樹さんが演じる副隊長で、接近戦を好む戦闘型の人物です。

2025年12月に行われた公式イベントでも、月詠役の浅沼晋太郎さん、桜介役の小野友樹さん、神門役の土岐隼一さんらが主要キャストとして登壇しています。アニメ『桃源暗鬼』公式サイト

同じ桃太郎機関でも、唾切、神門、月詠、桜介では戦い方だけでなく鬼への距離感や判断基準が異なります。

この差が重要です。

桃太郎機関を一つの人格を持つ「悪の組織」のように理解すると、本作で繰り返される葛藤の多くが見えなくなってしまいます。

桃井戸颯(ももいど はやて)

桃井戸颯は置鮎龍太郎さんが演じる、皇后崎迅の父です。

迅の家族に起きた出来事と深く結び付き、その過去は迅が他人を信じにくくなった理由を理解するうえで欠かせません。

本記事では桃井戸颯について、確認できない役職を補って断定することはせず、「皇后崎迅の父であり、迅の過去を形作った桃太郎側の重要人物」として整理しています。

これはキャラクター一覧では小さく見えて、実は重要な点です。

『桃源暗鬼』は人物数が多いため、名前と役職を誤って一度覚えると、組織関係そのものを取り違えやすくなります。分からない情報を無理に埋めないことも、作品を正確に整理するうえでは必要でしょう。

大皇帝

大皇帝は、桃太郎機関の上層に位置する存在です。

物語全体から見ると、個々の隊長や副隊長だけではなく、その背後に組織としての意思決定が存在することを示す人物でもあります。

詳細に踏み込むほど原作先行の情報が増えるため、アニメ中心で追う場合は、まず「桃太郎機関のさらに上に位置する存在」と押さえておけば十分です。


『桃源暗鬼』キャラ相関から分かるテーマとは?

キャラクターを一人ずつ暗記するより、四季と神門、迅と桃井戸颯、唾切と桃部真中という三つの関係を並べて見ると、『桃源暗鬼』が何を描こうとしているのかがはっきりします。

私が校正の仕事で文章を読むときは、同じ言葉が異なる場面でどのような意味を持つかを見比べます。本作でも「鬼」「桃太郎」という言葉は、人物によって意味がまったく違います。

四季にとって桃太郎は養父と敵の両方につながる言葉です。

迅にとっては家族の傷と結び付きます。

神門にとって鬼は討つべき対象でありながら、その「鬼」という分類の内側に、自分が一人の人間として知った四季が入ってきます。

唾切にとっても、鬼への強烈な思想は真中との過去を切り離して理解できません。

つまり本作は、「鬼か桃太郎か」という二択を提示しているように見えて、実際には血筋による分類が個人的な経験と衝突したとき、人はどちらを信じるのかを何度も描いています。

ここが『桃源暗鬼』の人物配置の巧みさだと私は感じます。

善人の鬼と悪人の桃太郎を並べるだけなら、単純に立場を逆転させただけの物語になりかねません。

ところが本作では鬼側にも異なる思想を持つ鬼國隊があり、桃太郎側にも唾切と神門のような大きな温度差があります。

そのため、物語が進んで人物が増えるほど「どちらが正しいか」が簡単になるのではなく、むしろ判断材料が増えて複雑になっていくのです。

これこそ、キャラクター一覧を単なる名簿ではなく、価値観の地図として読む面白さではないでしょうか。


『桃源暗鬼』第2期で注目したいキャラは?2026年10月放送予定

2026年9月16日時点で、TVアニメ『桃源暗鬼』第2期「日光・華厳の滝編」は2026年10月から日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT」枠で放送予定です。第1期は公式サイト上で「京都編&練馬編」として配信案内されています。アニメ『桃源暗鬼』公式サイト

本放送に先駆け、2026年9月19日にはユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で第1話・第2話の先行上映会が予定されています。

登壇予定者は、一ノ瀬四季役の浦和希さん、矢颪碇役の坂田将吾さん、猫咲波久礼役の岡本信彦さん、印南幽役の伊東健人さんです。アニメ『桃源暗鬼』公式サイト

また、現在のアニメ公式サイトでは第2期を前に鬼國隊の等々力颯、鳥飼羽李、不破真一だけでなく、囲岬、百目鬼剛、乙原響太郎、蛭沼灯、海月巳代までキャスト情報が掲載されています。アニメ『桃源暗鬼』公式サイト

したがって、これから第2期を見る方は、一ノ瀬四季たち羅刹学園勢だけでなく、鬼國隊を一つの独立したグループとして把握しておくことが重要になるでしょう。

ただし、2026年9月16日はまだ本放送前です。

今後のアニメでどこまで原作の展開が描かれるかについて、本記事では公式発表を越えて断定しません。放送開始後には描写や登場範囲が確定するため、最新情報はアニメ公式発表で確認するのが確実です。


『桃源暗鬼』主要キャラ一覧のまとめ

『桃源暗鬼』の主要キャラクターは、まず羅刹学園・鬼機関・鬼國隊・桃太郎機関に分けると整理しやすくなります。

羅刹学園では主人公・一ノ瀬四季を中心に、無陀野無人、皇后崎迅、屏風ヶ浦帆稀、矢颪碇、遊摺部従児、手術岾ロクロ、漣水鶏らが物語を動かします。

花魁坂京夜、猫咲波久礼、印南幽、淀川真澄、並木度馨といった大人や偵察役まで見ると、鬼側が教育・医療・情報収集を含む組織であることも分かります。

鬼國隊では等々力颯を中心に、鳥飼羽李、不破真一、囲岬、百目鬼剛、乙原響太郎、蛭沼灯、海月巳代がそれぞれ異なる役割を担います。

桃太郎側では桃屋五月雨、桃宮唾切、桃草蓬、桃部真中、桃巌深夜、桃寺神門、桃華月詠、桃角桜介、桃井戸颯、大皇帝らが重要です。

そして、人物を覚えるときに最も役立つのは、名前だけを暗記することではありません。

「所属・能力・最も重要な人間関係」の3点を一組にすることをおすすめします。

四季なら「羅刹学園・銃・剛志と神門」、迅なら「羅刹学園・切断系の武器・桃井戸颯」、唾切なら「桃太郎機関・細菌・桃部真中」という具合です。

こうして整理すると、多数の登場人物が一枚の名簿ではなく、それぞれ異なる過去と価値観を持った群像として見えてきます。

私見では、『桃源暗鬼』のキャラクター造形で最も興味深いのは、能力の派手さ以上に、人を分類する言葉と、実際にその人を知った経験との食い違いです。

四季と神門が象徴的ですが、迅と父、唾切と真中、羅刹学園と鬼國隊まで視野を広げると、「同じ血を持つ者なら同じ考えになる」という前提が繰り返し崩されています。

だからこそ登場人物が増えること自体が、物語を複雑にするだけではありません。

新しいキャラクターが加わるたびに、「鬼とは何か」「桃太郎とは何か」という問いへの別の答えが一つ増えていく。それが本作の群像劇としての強さだと考えています。


よくある質問

『桃源暗鬼』の主人公は誰ですか?

主人公は一ノ瀬四季(いちのせ しき)です。

鬼の血を引く少年で、桃太郎機関からの襲撃をきっかけに自らの出自を知り、羅刹学園で血蝕解放や鬼と桃太郎の歴史を学んでいきます。アニメ版の声優は浦和希さんです。アニメ『桃源暗鬼』公式サイト

『桃源暗鬼』の主要キャラは誰ですか?

羅刹学園では一ノ瀬四季、無陀野無人、皇后崎迅、屏風ヶ浦帆稀、矢颪碇らが中心です。

さらに鬼國隊の等々力颯や鳥飼羽李、桃太郎側の桃屋五月雨、桃宮唾切、桃寺神門、桃華月詠、桃角桜介らを押さえると、主要な人物関係を追いやすくなります。

『桃源暗鬼』第2期はいつから放送されますか?

TVアニメ第2期「日光・華厳の滝編」は、2026年10月から日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT」枠で放送予定です。

2026年9月19日には、第1話・第2話を上映する先行上映会も予定されています。アニメ『桃源暗鬼』公式サイト+1

『桃源暗鬼』の鬼と桃太郎はどちらが悪いのですか?

物語は「鬼が善、桃太郎が悪」、あるいはその逆だけで整理できる人物配置にはなっていません。

鬼側にも羅刹学園と鬼國隊の思想差があり、桃太郎側でも人物によって鬼への向き合い方が異なります。血筋よりも、一人ひとりの経験と選択を見ることが本作を理解する重要な手掛かりです。

※キャラクター・キャスト・放送情報は2026年9月16日時点で、TVアニメ『桃源暗鬼』公式サイトおよび公式イベント情報を優先して確認しています。公式サイトでは原作が漆原侑来先生による「週刊少年チャンピオン」連載作品であること、コミックス累計400万部突破、2023年6月の「『桃源暗鬼』プロジェクト」始動、第2期の2026年10月放送予定などが案内されています。アニメ『桃源暗鬼』公式サイト

篠原千鶴/アニメ愛好家・フリーランス校正者