『桃源暗鬼』の主要女性キャラは、漣水鶏、屏風ヶ浦帆稀、桃草蓬、桃田陽菜、メアリー亜紀、芽衣、海月巳代などです。第1期から2026年10月放送予定の第2期「日光・華厳の滝編」まで追うと、鬼機関、桃太郎機関、鬼國隊という異なる立場の女性たちが物語を支えていることが分かります。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト+1
この記事では、アニメ第1期に登場した人物と、第2期の理解に関係する原作・公式発表済みの女性キャラを「主要女性キャラ」として整理します。後半では原作コミックスの内容にも触れるため、アニメ未放送部分の軽度なネタバレがあります。
『桃源暗鬼』の主要女性キャラは誰?所属・登場編・声優を一覧で整理
『桃源暗鬼』は、漆原侑来さんが「週刊少年チャンピオン」で連載する漫画を原作とした作品です。
昔話「桃太郎」を下敷きに、鬼の血を継ぐ者と桃太郎の血を継ぐ者が、それぞれ「鬼機関」「桃太郎機関」を組織して長く争ってきた世界が描かれます。アニメ公式サイトでも、この血筋をめぐる抗争が物語の根幹として説明されています。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト+1
まず、検索している方が最も知りたい「女性キャラには誰がいるのか」を一覧で確認しましょう。
名前 所属・立場 主な登場範囲 能力・特徴 アニメ声優・発表状況
漣水鶏 鬼側・羅刹学園 第1期 血蝕解放「純情で異常な愛情」。極端に世話好き 愛美
屏風ヶ浦帆稀 鬼側・羅刹学園 第1期、第2期関連 「血の巨人」を出現させる 石見舞菜香
桃草蓬 桃太郎機関 第1期・京都編 桃宮唾切の後輩。京都で四季たちと敵対 伊瀬茉莉也
桃田陽菜 桃太郎機関 第1期・第10話 桃太郎機関本部勤務の新人 高田憂希
メアリー亜紀 鬼側・医師兼研究者 第1期・練馬編 四季の採血検査を担当 主要キャスト欄での個別掲載なし
芽衣 京都で暮らす鬼の少女 第1期・京都編 京都襲撃に巻き込まれる 主要キャスト欄での個別掲載なし
海月巳代 鬼國隊 第2期「日光・華厳の滝編」 鬼國隊の紅一点。極度の男性嫌い 上田瞳
瑠々 ロクロの過去に関係 原作・回想関連 ロクロの人物像を読み解くうえで重要 本記事では公式発表を確認できた範囲のみ扱う
桃脇岼 桃太郎側・研究所関連 原作・日光周辺 日光・華厳の滝編に関係する人物 2026年9月時点で主要キャスト欄への掲載を確認できず
ここで重要なのは、桃田陽菜を「原作だけのキャラクター」と扱わないことです。
桃田陽菜はアニメ第10話「鬼神の子」に登場しており、声を担当するのは高田憂希さんです。桃屋五月雨と行動している桃太郎機関の新人として描かれました。 ABEMA TIMES+1
一方、アニメ公式サイトの現在の主要キャスト欄には、水鶏役の愛美さん、帆稀役の石見舞菜香さんに加え、第2期で登場する鬼國隊・海月巳代役の上田瞳さんまで掲載されています。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト
本記事で「主要」とした基準は、第1期で人物として役割が確認できること、第2期の公式発表で登場が示されていること、または第2期の原作範囲を理解するうえで関係が深いことです。
そのため、作中に登場するすべての女性を一場面単位で列挙するのではなく、物語や人物関係を理解するうえで意味のあるキャラクターに絞っています。
こうして並べると、『桃源暗鬼』の女性キャラは「主人公の恋愛相手」という一つの役割へ集約されていません。
学生、戦闘員、医師・研究者、敵対組織の新人、戦火に巻き込まれる少女、そして鬼機関とは別の思想を持つ鬼國隊まで、同じ争いを異なる位置から映すために女性キャラが配置されているのです。
漣水鶏と屏風ヶ浦帆稀とは?能力と人物像を正確に整理
『桃源暗鬼』の女性キャラを知るうえで、まず押さえたいのが漣水鶏(さざなみ・くいな)と屏風ヶ浦帆稀(びょうぶがうら・ほまれ)です。
二人とも羅刹学園で一ノ瀬四季と学ぶ仲間ですが、性格も能力も大きく異なります。
漣水鶏|血蝕解放「純情で異常な愛情」を持つ世話焼き
漣水鶏は羅刹学園の生徒で、アニメでは愛美さんが声を担当しています。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト+1
水鶏を象徴するのは、誰かに頼られると必要以上に世話を焼いてしまう性格です。特に手術岾ロクロとの関係では、その「尽くす」性質が分かりやすく表れています。
彼女の血蝕解放は「純情で異常な愛情(アイラブ)」。
水鶏の血が一定量以上相手に付着すると、その相手を水鶏の虜にし、徐々に戦意を失わせる性質を持つと紹介されています。 アニメイトタイムズ
面白いのは、能力と性格が別々に設計されていない点です。
日常では過剰に相手へ尽くし、戦闘では文字どおり相手の心へ強く作用する。水鶏の「愛情」は、優しさであると同時に、度を越せば相手を覆い尽くしてしまう危うさも持っています。
私は水鶏を、単に面倒見のよい姉御肌の女性として見るだけでは、このキャラクターの半分しか捉えられないと感じます。
「誰かに必要とされたい」という願いと、「相手の意思を尊重して支えること」の違いが、水鶏という人物を読む鍵ではないでしょうか。

水鶏とロクロの関係は「一方的に守るだけ」ではない
手術岾ロクロは、不安が強く臆病な一面を持つ人物です。
そのため序盤では、水鶏が世話を焼き、ロクロが頼るという構図が目立ちます。しかし京都編では、水鶏が危機に直面したことがロクロ自身の変化につながっていきます。
ここで重要なのは、「水鶏がさらに強くなってロクロを守る」というだけの話になっていないことです。
守られる側だった人物が、自分の意思で前へ出ようとする。その変化が起こることで、水鶏もまた「相手のすべてを自分が背負わなければならない」という関係から離れる余地を得ます。
筆者としては、二人の関係には依存から相互性へ移っていく兆しがあると考えています。
水鶏の能力が相手を自分の虜にする性質だからこそ、能力を使わない日常では「相手の自由を残したまま愛情を向けられるか」が、彼女の人物造形に静かな奥行きを与えています。
屏風ヶ浦帆稀|自信のなさと「血の巨人」という巨大な力
屏風ヶ浦帆稀も羅刹学園の生徒で、アニメでは石見舞菜香さんが演じています。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト
帆稀は小柄で気弱、自分に自信を持てない人物です。
ところが、彼女の血蝕解放では巨大な「血の巨人」が現れます。外部のキャラクター解説でも、帆稀自身が巨人を十分に制御できず、それでも巨人が帆稀を守るように行動することが紹介されています。 アニメイトタイムズ+1
アニメ第3話の出演情報では、この「血の巨人」にも声が付けられ、長谷川育美さんが担当したことが確認できます。 ローズバッド
帆稀は、水鶏とは対照的です。
水鶏は自分から他人との距離を縮めていきますが、帆稀は自分を低く評価し、必要以上に後ろへ下がろうとします。
それにもかかわらず、内側には本人さえ持て余すほど大きな力がある。
私はここに、帆稀というキャラクターの核心があると考えています。
帆稀の成長は「弱い人が強くなる」ことより、「すでに自分の中に存在している力を、自分自身のものとして受け入れられるか」という物語として読むほうが、より自然です。
「同鬼連血」と「憂闇腸乙女」はどう考えればよい?
帆稀について調べると、「同鬼連血」「憂闇腸乙女」といった名称を目にすることがあります。
ここは、校正者として特に慎重に扱いたいところです。
2026年9月時点で確認できるアニメ公式の人物情報やキャスト情報では、帆稀と「血の巨人」の関係は示されている一方、検索上で流通している複数の能力名称を、公式アニメのキャラクター紹介が同じ粒度で整理しているわけではありません。
そのため、「血蝕解放の正式名称は必ずこちらで、もう一方は誤り」と短絡的に決めるより、技・形態・呼称がどの資料でどのように使われているかを分けて確認する必要があります。
原作第15巻の秋田書店公式紹介では、戦闘中に「屏風ヶ浦の血の姉」が巨大化して介入し、帆稀自身も戦いへ加わる展開が明記されています。 秋田書店+1
名称だけを暗記するより、「帆稀の血から現れる巨大な存在が、彼女自身と姉の物語に深く関係する」という構造を押さえるほうが、人物を理解しやすいでしょう。
桃草蓬・桃田陽菜・メアリー亜紀・芽衣はどんな女性キャラ?
水鶏と帆稀以外にも、第1期には立場の異なる女性たちが登場します。
ここでは一覧に掲載した人物を、同じように「所属・登場・役割」という観点から整理します。
桃草蓬|京都編で四季たちと敵対する桃太郎機関の女性
桃草蓬(ももくさ・よもぎ)は桃太郎機関側の女性キャラクターで、アニメでは伊瀬茉莉也さんが声を担当しています。 BS4+1
桃宮唾切の後輩で、飴をなめている姿も印象的な人物です。
京都編では明確に主人公たちと敵対する立場にあり、第11話では無陀野たちに追い詰められ、箱の中へ閉じこもったことで、無陀野から戦闘不能と判断されます。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト
蓬がいることで、桃太郎機関は「名もない敵兵の集団」ではなくなります。
鬼側と同じように、桃太郎側にも先輩後輩の関係があり、性格の違う個人がいる。
これは『桃源暗鬼』を読むうえで大切な視点です。
主人公が鬼だからといって、物語全体を「鬼という集団対桃太郎という集団」だけで捉えると、人物同士の温度差を見落としてしまいます。
桃田陽菜|アニメ第10話に登場、高田憂希が担当
桃田陽菜(ももた・ひな)は、桃太郎機関本部勤務の新人女性です。
アニメ第10話「鬼神の子」に登場しており、桃屋五月雨と行動する場面が描かれました。声優は高田憂希さんです。 ABEMA TIMES+1
この点は情報整理の際に注意が必要です。
原作キャラクター一覧だけを参照すると、桃田陽菜を「原作中心」「アニメ声優未発表」としてしまう場合がありますが、アニメ第10話ですでに登場しています。
劇中では桃巌深夜から強い口調で問い詰められ、彼の威圧的な性格を視聴者へ伝える役割も果たしました。 ABEMA TIMES
陽菜自身が大規模な戦闘を担う場面ではなくても、組織内の上下関係を可視化する意味があります。
戦場だけでなく職場としての桃太郎機関を見せる人物と考えると、その登場には十分な意味があるでしょう。
メアリー亜紀|鬼側を医療と研究から支える人物
メアリー亜紀は医師兼研究者として四季の検査を担当する人物です。
アニメ第13話では、四季がメアリー亜紀の家で採血検査を済ませることが公式あらすじに明記されています。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト
戦闘漫画では、どうしても攻撃能力を持つ人物へ視線が集まりがちです。
しかし、実際に組織を維持するには医療、検査、研究、偵察、後方支援が欠かせません。
メアリー亜紀の存在は、鬼側の社会が単なる「強い鬼たちの集まり」ではなく、専門職を含む組織として動いていることを示しています。
私はこの種の人物がいることで、『桃源暗鬼』の世界に生活感が生まれていると感じます。
戦う者だけを描けば世界は戦場の中で閉じますが、治療する者、調べる者が描かれると、その戦いの前後にも人間の暮らしが続いていることが伝わるからです。
芽衣|京都編の被害を「一人の人生」として映す少女
京都編で忘れてはならない女性キャラが芽衣です。
アニメ第11話では、桃宮唾切との戦いを終えた四季が、崩壊寸前の京都支部から芽衣を連れて脱出しようとします。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト
芽衣は、水鶏や帆稀のように能力を前面へ出して戦う人物ではありません。
だからこそ重要です。
鬼と桃太郎の戦いを能力バトルとしてだけ眺めていると、「誰が勝ったか」「どちらの技が強かったか」が中心になります。
しかし芽衣のような人物を通すと、同じ出来事が「そこで暮らしていた一人の人間の日常が壊されること」として見えてきます。
筆者としては、芽衣は京都編の被害を人数や戦況ではなく、個人の人生へ引き戻してくれる存在だと考えています。
海月巳代とは?第2期「日光・華厳の滝編」で注目の女性キャラ
2026年10月から放送予定の第2期「日光・華厳の滝編」で、女性キャラとして特に注目したいのが海月巳代(うみつき・みよ)です。
アニメ公式サイトでは、海月巳代役として上田瞳さんが正式に掲載されています。第2期は日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT」枠で放送予定です。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト+1
公式キャラクターデータでは、海月は鬼國隊の紅一点と説明されています。
さらに、視線を向けられただけでも罵るほどの極端な男性嫌いという、かなり明確な個性が与えられています。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト
鬼國隊そのものにも注目が必要です。
公式設定では鬼國隊は鬼機関に属さない鬼の集団で、桃太郎の完全抹消を信念としています。つまり海月は「鬼だから四季たちと同じ組織」という人物ではありません。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト
この一点だけでも、第2期が第1期より複雑な人間関係へ進むことが分かります。
鬼対桃太郎という二つの陣営だけなら、敵味方の線は比較的読みやすい。
ところが鬼機関とは異なる鬼國隊が本格的に関わることで、血筋が同じことと、思想が同じことは別問題になります。

原作第15巻では海月と帆稀が共闘する
海月を女性キャラ一覧で特に重視したい理由は、帆稀との接点です。
秋田書店による原作コミックス第15巻の公式紹介では、海月と桃墨輝の戦いへ「屏風ヶ浦の血の姉」が巨大化して介入し、さらに帆稀も怒りを見せて海月と共闘する展開が説明されています。 秋田書店+1
これは帆稀の人物像を考えるうえでも興味深い場面です。
序盤の帆稀は、自分に自信を持てず、巨大な力さえ十分に扱えない少女として登場しました。
ところが物語が進むと、自分が何を許せないと感じ、誰と共に戦うのかを自ら選ぶ局面が生まれます。
つまり帆稀を見る軸が、「自分の力を制御できるか」から「自分の意思でその力を何のために使うか」へ移っていくのです。
ここに海月という、羅刹学園とは異なる環境で生きてきた女性が加わることで、第2期の女性キャラ同士の関係には第1期とは違った面白さが生まれると考えられます。
瑠々・桃脇岼はどう位置付ける?原作キャラ情報は出典を分けて確認したい
主要女性キャラを検索すると、瑠々や桃脇岼といった名前にも行き着きます。
ただし、この二人については、水鶏や帆稀、海月のように2026年9月時点のアニメ公式主要キャスト欄で詳細プロフィールまでまとめて確認できる人物とは、情報の扱いを分けたほうが安全です。
瑠々|ロクロの過去を理解する手掛かり
瑠々は、手術岾ロクロの過去や現在の性格を考えるうえで関係する人物です。
ロクロを「臆病で水鶏に頼っている少年」と現在の言動だけで切り取ると、人物像は単純になりすぎます。
人が何を恐れ、どのように誰かへ頼るようになったのかには、それ以前の経験があります。
そのため瑠々の存在まで踏まえると、水鶏とロクロの関係も「世話好きな女子と頼りない男子」という記号的な組み合わせではなく、過去を抱えた者同士がどのような距離を築くかという視点で見やすくなります。
桃脇岼|アニメ公式発表と原作情報を混同しない
桃脇岼については、日光・華厳の滝周辺の原作展開を調べると名前が挙がる人物です。
ただし2026年9月16日時点のアニメ公式サイト主要キャスト欄には、海月巳代までが掲載される一方、桃脇岼のアニメキャスト情報は同じ形では確認できません。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト
したがって、原作で知られている細かな役職・年齢などを、そのまま「アニメ公式プロフィール」として書くのは避けるべきです。
これは細かな話に見えますが、キャラクター一覧記事ではとても重要です。
情報には、
- アニメ公式サイトで発表された情報
- 原作コミックスで確認できる設定
- 出版社による巻紹介で確認できる出来事
- ニュース媒体が放送内容を基に整理した情報
- ファンサイトやデータベースが独自に整理したプロフィール
という違いがあります。
情報量の多さより、「どこまで確認できた事実なのか」を区別することのほうが信頼性につながります。
校正の仕事では、一文字の違いでも出典が変われば扱いを変えます。『桃源暗鬼』の能力名や人物プロフィールについても同じで、検索結果に多く出てくる表記と、公式が実際に示している表記を混ぜないことが大切だと考えています。
『桃源暗鬼』女性キャラの見どころは?3人を軸に考察
ここからは、確認できる設定や原作・アニメの展開を踏まえたうえで、アニメ愛好家としての私見です。
『桃源暗鬼』の女性キャラを横断すると、私は水鶏=他者との距離、帆稀=自己受容、海月=所属と人格の分離という三つの軸が見えてきます。
水鶏が示すのは「近づきすぎる優しさ」
水鶏は、誰かを放っておけない人物です。
一見すれば長所ですが、彼女の血蝕解放「純情で異常な愛情」が相手の心まで強く縛る能力であることを考えると、その優しさには意図的な危うさが重ねられているように感じます。 アニメイトタイムズ
愛情は、量が多ければ常に良いとは限りません。
相手を助けることと、相手が自分で立つ機会まで奪うことの境界は、ときに曖昧です。
だからこそ水鶏は、「もっと強くなれば完成する女性キャラ」ではないのでしょう。
彼女が誰かの自立を信じ、自分が必要とされない瞬間にも相手との関係を保てるのか。
そこに人物としての成熟を見る余地があります。
帆稀が示すのは「力を得る」より「自分を認める」こと
帆稀は反対に、他人へ踏み込みすぎるのではなく、自分を引っ込めすぎます。
自信がない一方で、「血の巨人」という本人の身体に収まり切らないほど大きな力を持つ。 アニメイトタイムズ
この組み合わせが巧みです。
一般的な能力バトルなら、強い能力を得ることが成長の証になりそうですが、帆稀は最初から巨大な力を抱えています。
不足しているのは力そのものではありません。
「この力を持つ自分自身をどう受け止めるか」という自己認識です。
原作第15巻で海月と共闘する展開まで進むことを考えると、帆稀の物語は「怖い力を制御する」だけでは終わらず、「私は何のために戦うのか」を自ら決める段階へ進んでいくと読めます。 秋田書店
海月が示すのは「鬼なら仲間」という単純化への揺さぶり
海月巳代は鬼です。
しかし、四季たちが属する鬼機関ではなく鬼國隊の人間です。
公式設定でも、鬼國隊は鬼機関に属さず、桃太郎の完全抹消を掲げる集団と説明されています。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト
ここで作品の構造が一段深くなります。
物語の出発点では、昔話の「桃太郎が鬼を退治する」という構図を反転させ、鬼側を主人公に置くこと自体が新鮮でした。
しかし、単純に「昔話とは反対に鬼が善で桃太郎が悪」とするだけなら、善悪の札を入れ替えただけです。
鬼の内部にも異なる組織や思想があることで、初めて血筋だけでは善悪を決められなくなる。
私は、ここに『桃源暗鬼』の群像劇としての面白さがあると考えています。
「何の血を引いているか」より、「その人が何を選ぶか」へ物語の焦点が移っていく。
水鶏、帆稀、海月を並べてみると、女性キャラもまた、そのテーマを異なる方向から担っていることが見えてきます。
『桃源暗鬼』第2期で女性キャラはどうなる?
TVアニメ『桃源暗鬼』第2期「日光・華厳の滝編」は、2026年10月から日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT」枠で放送予定です。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト
本放送に先駆け、2026年9月19日にはユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で、第1話・第2話の上映とキャストトークを行う先行上映会も予定されています。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト+1
2026年9月16日現在、まさに第2期放送直前の時期です。
女性キャラの観点では、最大の注目点はやはり海月巳代のアニメ登場が正式に示され、上田瞳さんがキャストとして発表されていることでしょう。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト
第1期では、水鶏と帆稀を中心に「羅刹学園で学ぶ鬼の女性」という像が強く見えました。
そこへ第2期では、同じ鬼でありながら鬼機関に属さない海月が加わります。
原作第15巻で帆稀と海月の共闘が描かれることを踏まえれば、第2期では女性キャラ同士についても「同じ組織だから協力する」という単純な関係ではなくなっていくでしょう。 秋田書店
個人的には、第2期で見るべきなのは女性キャラの人数が増えること自体ではありません。
所属の違う者同士が、どの場面で利害を一致させ、どこで考え方の違いを露わにするのか。
そこに注目すると、「日光・華厳の滝編」は能力バトルだけでなく、それぞれの正義が交差する物語として味わいやすくなるはずです。
まとめ|『桃源暗鬼』主要女性キャラは所属と「選択」を見ると分かりやすい
『桃源暗鬼』の主要女性キャラには、羅刹学園の漣水鶏、屏風ヶ浦帆稀、桃太郎機関の桃草蓬、桃田陽菜、医師兼研究者のメアリー亜紀、京都編の芽衣、そして第2期で本格的に登場する鬼國隊の海月巳代などがいます。
桃田陽菜はアニメ第10話に登場済みで、声優は高田憂希さん。海月巳代は第2期キャストとして上田瞳さんが公式に発表されています。 ABEMA TIMES+1
女性キャラを能力だけで覚えるより、「どの組織に属し、誰と関わり、本人が何を選ぶのか」に注目すると、人物像は格段に整理しやすくなります。
水鶏なら他者との距離、帆稀なら自己受容、海月なら血筋と思想の違い。その三つを軸に見ることで、『桃源暗鬼』が単純な鬼対桃太郎ではない群像劇であることも、より鮮明に見えてくるでしょう。
よくある質問
『桃源暗鬼』の主な女性キャラは誰?
アニメ第1期では、漣水鶏、屏風ヶ浦帆稀、桃草蓬、桃田陽菜、メアリー亜紀、芽衣などが挙げられます。
第2期「日光・華厳の滝編」では、鬼國隊の海月巳代が主要な女性キャラとして加わり、アニメ版では上田瞳さんが担当します。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト
桃田陽菜はアニメに登場している?
はい。アニメ第10話「鬼神の子」に登場済みで、声優は高田憂希さんです。
桃太郎機関本部勤務の新人で、桃屋五月雨との会話中に桃巌深夜から強い口調で問い詰められる場面が描かれています。 ABEMA TIMES+1
『桃源暗鬼』第2期で注目の女性キャラは誰?
特に注目したいのは海月巳代です。
鬼機関とは別組織の鬼國隊に所属する紅一点で、公式設定では極度の男性嫌い。原作第15巻では屏風ヶ浦帆稀と共闘する展開も公式紹介に記されており、帆稀の成長を見るうえでも重要な人物です。 アニメ『桃源暗鬼』公式サイト+1
執筆:篠原千鶴(アニメ愛好家・フリーランス校正者)

