アニメ『氷の城壁』第1期の到達点は、原作8巻・第71話「結び」付近と見るのが妥当です。公式が原作到達話数を発表したわけではなく、最終話の内容と原作を照合すると、続きは第72話「曇雨天」からが目安になります。
したがって、「第1期は7巻まで」「続きは9巻から」ではありません。最短で続きを読むなら、購入する巻は8巻です。
『氷の城壁』アニメ第1期は原作どこまで?8巻71話付近と判断できる理由
TVアニメ『氷の城壁』第1期は全14話で、最終話は2026年7月2日に放送された第14話「爆弾」です。
公式サイトの第14話あらすじでは、体育祭後に日野陽太の様子がおかしいことへ小雪と湊が気づき、陽太が美姫への恋心に決着をつけようとする流れが示されています。美姫もまた、陽太が自分を好きなのではないかと悩み、体育祭応援団の打ち上げでは栗木桃香が小雪に接近します。
ここで最初に明確にしておきたいのは、アニメ公式が「原作第71話まで映像化した」と発表しているわけではないという点です。
「第71話付近」という数字は、アニメ第14話の内容と、集英社が公開している原作8巻の収録話を照合して導く到達点です。
集英社の書誌情報によると、原作8巻には次の8話が収録されています。
区分 原作の範囲
7巻 第58話「霹靂」〜第66話「価値観」
8巻 第67話「理解」〜第74話「聴取―裏」
アニメ第1期の到達点の目安 8巻・第71話「結び」付近
アニメの続きの目安 8巻・第72話「曇雨天」から
7巻は第66話「価値観」で終了します。第67話「理解」以降は、すでに8巻です。
そして第8巻は、第67話「理解」、第68話「爆弾」、第69話「確信」、第70話「攻・守」、第71話「結び」、第72話「曇雨天」、第73話「聴取―表」、第74話「聴取―裏」という構成です。
アニメ第14話では、陽太が小雪に「美姫への気持ちに決着をつける」意思を明かすだけでなく、その後の美姫との関係が一つの区切りへ進むところまで描かれます。
原作側では、陽太と美姫のこの大きな節目が第71話「結び」に置かれています。少年ジャンプ+でも第71話のタイトルが「結び」であることが確認できます。
つまり本稿でいう「第1期は第71話付近まで」とは、単にアニメのサブタイトルを見て推測した数字ではありません。
第14話終盤の物語上の到達地点と、8巻における第71話の位置を照らし合わせたものです。
この区別はかなり重要です。
アニメ第14話のタイトルは「爆弾」ですが、原作にも第68話「爆弾」があります。しかし、アニメ第14話が原作68話だけを一対一で映像化しているわけではありません。
「アニメ第14話『爆弾』=原作第68話まで」という対応ではないのです。
アニメでは複数の原作エピソードを一つの放送話へまとめたり、場面の順番や区切りを映像向けに整理したりできます。そのため、アニメと漫画で同じサブタイトルが使われていても、それだけで到達話数を決めることはできません。
校正の仕事でも、同じ言葉が使われているからといって、指している範囲まで同一だとは限りません。今回の『氷の城壁』も、アニメ話数・サブタイトル・原作話数・単行本巻数を分けて確認することが、情報を取り違えないためのポイントです。
アニメ『氷の城壁』の続きは何巻から?8巻72話が目安
第1期の続きだけを漫画で読みたい場合は、原作8巻の第72話「曇雨天」からを目安にしてください。
集英社の公式書誌情報では、第71話「結び」が85ページから、第72話「曇雨天」が107ページから収録されています。つまり、アニメの続きは「次の9巻」ではなく、8巻の途中にあります。
目的別に整理すると、読み始める位置は次のようになります。
- アニメの先を最短で知りたい:8巻・第72話「曇雨天」から
- 第1期最終話と原作の構成差も見たい:8巻・第67話「理解」から
- 人物の心理描写を最初から確認したい:1巻から
- 第1期の先を結末まで一気に読みたい:8巻から14巻まで
個人的には、余裕があるなら8巻の冒頭、第67話から読む方法が本作にはよく合っていると感じます。
理由は、アニメとの重複部分が単なる「既に知っている話」ではないからです。
8巻の公式あらすじも、「ヨータが自分のことを好きかもしれない」と考える美姫、気持ちを伝えようと決める陽太、そして互いへの感情が高まる小雪と湊という、複数の心理の変化を一冊の中心に置いています。
『氷の城壁』は、「何が起きたか」だけを追えば理解できる作品ではありません。
同じ出来事を前にして、誰が何に気づき、誰がまだ気づいていないのか。その情報差が人間関係を動かします。
漫画なら、気になった表情で読む速度を止めたり、一つ前の会話へ戻ったりできます。一方、アニメでは声の強弱、沈黙の長さ、視線、間の取り方によって感情が補われます。
どちらが優れているという話ではなく、同じ第1期終盤でも受け取れる情報の形が違うのです。
そのため、続きを急ぐなら72話から、アニメで見た終盤をもう一度違う角度から確かめたいなら67話から、と考えると選びやすいでしょう。

なぜ「7巻まで」ではない?巻数とアニメ最終話の混同に注意
「氷の城壁 アニメ どこまで」と調べたとき、特に注意したいのが7巻と8巻の境界です。
集英社によると、7巻の収録範囲は第58話「霹靂」から第66話「価値観」までです。第67話「理解」からは8巻へ移ります。
第1期終盤の体育祭自体は7巻から始まるため、物語の大きなまとまりだけを見ると「7巻あたりまで」という印象を持ちやすいところがあります。
しかし、アニメ第14話で描かれるのは体育祭そのものだけではありません。
体育祭後の陽太と美姫、小雪と湊、そして桃香をめぐる流れへ進んでいます。公式第14話あらすじにも、体育祭が「終わった」後の出来事として陽太の決意や美姫の迷いが記されています。
原作8巻のあらすじも、まさに陽太の気持ちに気づき始めた美姫と、気持ちを伝えようとする陽太を中心に紹介しています。
したがって、「体育祭が7巻だからアニメも7巻まで」という整理では途中で切れてしまうのです。
もう一つ混同しやすいのが、先ほど触れた「爆弾」というタイトルです。
原作8巻の第68話が「爆弾」であり、アニメ最終話も「爆弾」。名称だけを比較すると「原作68話まで」と考えたくなります。
けれども、その後に位置する第69話、第70話、第71話へつながる人間関係の進展までアニメ最終話に組み込まれているため、タイトルだけでは判断できません。
ここから分かるのは、漫画原作アニメの「どこまで」を調べるときには、サブタイトルよりも最終場面を見る必要があるということです。
アニメの最終場面が、漫画のどのエピソードの出来事に相当するのか。そこから次の未映像化エピソードを探すほうが、続巻選びでは確実です。
今回の場合、その境界が8巻の第71話と第72話の間付近にあります。
原作『氷の城壁』は全14巻で完結|117話と131話の違いは?
『氷の城壁』の原作は、阿賀沢紅茶さんによる作品で、単行本は全14巻で完結しています。
最終14巻は2025年2月4日に発売されました。集英社は14巻の紹介で「完結」と明記しています。
14巻の収録内容は、第112話「夜のしじま」、第113話「存在」、第114話「暖」、第115話「繋ぐ」、第116話「次の季節へ」、最終話「解氷」です。
少年ジャンプ+でも最終回は第117話「解氷」として掲載されています。
一方、LINEマンガの『氷の城壁』作品ページには「全131話を見る」と表示されています。
ここは、以前の記事より慎重に整理しておきたい部分です。
「原作本編が117話なのに、LINEマンガはなぜ131話なのか」を、単純に“おまけを14話追加しているから”などと断定するのは適切ではありません。
確認できる事実は、少年ジャンプ+では最終話が第117話「解氷」であり、LINEマンガ側では作品全体が131エピソードとして表示されている、ということです。
実際、LINEマンガでは131番目のエピソードが「117.5 あとがき」として表示されており、元の話数と配信上の通し番号が一致していないことも確認できます。
したがって検索するときは、「原作本編のナンバリング」と「配信サービス上のエピソード数」は別の数字として扱うのが安全です。
「氷の城壁は何話で完結?」という問いに対しては、物語本編のナンバリングなら第117話「解氷」、LINEマンガの作品ページ上の表示なら全131話と答えるのが、現在確認できる情報に沿っています。
そして、第1期の到達点を第71話付近と置いた場合、第117話までの番号上では約61%に当たります。
ただし、これはあくまで「71÷117」という話数上の割合です。
1話ごとのページ数、会話量、アニメで必要になる尺は均等ではありませんから、「物語の61%をアニメ化済み」「残り39%なら同じペースで映像化できる」と単純に置き換えることはできません。
この違いは、第2期が最終巻まで進むかどうかを考える際にも重要になります。
『氷の城壁』第2期は原作どこから?2026年10月1日放送開始
TVアニメ『氷の城壁』第2期は、2026年10月1日から毎週木曜23時56分、TBS系28局で全国同時放送予定です。
公式サイトによると、AT-Xでは10月4日から毎週日曜22時30分に放送されます。Netflixでは10月2日から先行配信が始まり、Prime Video、Disney+、U-NEXTなどでも順次配信予定です。放送・配信時刻は変更される可能性があるため、視聴時には公式の最新情報を確認してください。
物語上は第1期の続きですから、原作順に進むのであれば、8巻後半・第72話「曇雨天」付近から先が第2期で扱われる範囲になります。
ただし、2026年9月18日時点で、公式サイトは「第2期第1話=原作第72話から」といった厳密な対応話数を公表していません。
さらに、第2期が原作14巻の最終話まで描くのかどうかも、現時点では公式発表されていません。
ここは「第1期が71話付近までだから、残り全部を第2期でやるはず」と断定しないことが大切です。
第2期の第1弾PVでは、小雪と湊が友達以上の感情を抱くようになったこと、陽太が長年の思いを美姫へ伝えたことなど、第1期終了時点から関係がさらに動いていく物語として紹介されています。
第2期の主要キャストには、氷川小雪役の永瀬アンナさん、安曇美姫役の和泉風花さん、雨宮湊役の千葉翔也さん、日野陽太役の猪股慧士さんが続投します。
さらに霜島月子役の新福桜さん、五十嵐翼役の小林千晃さん、栗木桃香役の鬼頭明里さん、安曇優希役の波多野翔さん、熱川秋音役の川井田夏海さんも公式に案内されています。
監督はまんきゅうさん、シリーズ構成は中西やすひろさん、アニメーション制作はスタジオKAIです。
第2期オープニングテーマはTHE BEAT GARDENの「エスコート」。公式音楽ページでも発表されています。
こうした放送情報や制作陣はすでに具体的になっている一方、原作の最終到達点だけは発表されていません。
そのため現段階では、「第2期は第1期終了後、8巻後半以降の物語を描く。どこまで映像化するかは未発表」と整理するのが最も正確でしょう。

考察:8巻から読み直すと第1期最終話の意味が分かりやすい
ここからは、原作8巻の構成とアニメ第1期を踏まえた私見です。
今回、「続きは72話」とだけ分かれば検索上の疑問はほぼ解決します。それでも私が8巻そのものを重要だと感じるのは、第1期の終着点と第2期の出発点が、同じ一冊の中に置かれているからです。
8巻は、第67話「理解」から始まり、第68話「爆弾」、第69話「確信」、第70話「攻・守」、第71話「結び」を経て、第72話「曇雨天」へ進みます。
題名だけを見ても、誰かの気持ちに「気づく」段階から、それを受けて関係が揺れ、その結果を引き受ける段階へ進む一冊であることが分かります。
『氷の城壁』では、恋愛上の出来事そのものより、出来事によって相手の見え方が変わることが重要です。
友人だと思っていた人から好意を向けられた瞬間、それ以前の親切まで違う意味に見えてしまう。逆に、自分の好意を自覚すると、それまで何気なく交わしていた言葉が急に重くなる。
第1期最終話「爆弾」が印象的なのは、この「意味の変化」が複数の人物へ同時に起き始めるからだと私は考えています。
陽太と美姫だけの話ではありません。
小雪と湊の距離も動き、桃香もその関係へ入ってきます。公式第14話のあらすじが、陽太と美姫の問題と同時に「桃香が小雪に話しかける」という別の動きを最後に置いているのは、第2期へ向かう複数の線を同時に提示する構成として興味深いところです。
だからこそ、原作第72話は「アニメの次の話」というだけではありません。
第71話までで一度結ばれたりほどけたりした人物関係を、今度は別の角度から受け止め直す入口です。
これはタイトルの「曇雨天」という語感にもよく表れています。もちろん題名だけから物語を決めつけることはできませんが、晴れ切らない感情を抱えたまま次の段階へ進む本作らしい区切りだと感じます。
また、第2期を考えるときも「何巻まで進むか」という数字だけに注目しすぎないほうがよいでしょう。
『氷の城壁』では、一つの台詞の前後にある沈黙や、言えなかった言葉が人物像をつくります。漫画では読者がその間を自分で調整できますが、アニメでは演出側が時間として提示しなければなりません。
そのため、残りの原作話数が第1期より少なく見えたとしても、それだけを理由に「第2期で完結まで行く」とは判断できません。
筆者としては、第2期で見るべきなのは消化話数の速さより、人物が相手の言葉を受け止める時間をどのように映像化するかだと考えています。
検索で必要な答えは「8巻71話付近まで、続きは72話から」です。
けれど、その境界を知ったうえで8巻を読み返すと、第1期がなぜそこで終わったのか、第2期で何が変わろうとしているのかまで見えやすくなります。単なる巻数確認から、作品の構造を読む手掛かりへつながる点が、今回の原作照合で特に面白かったところです。
まとめ:『氷の城壁』第1期は8巻71話付近まで、続きは72話からが目安
アニメ『氷の城壁』第1期の原作到達点は、8巻・第71話「結び」付近と考えるのが妥当です。
ただし、公式が「第71話まで」と原作対応話数を発表しているわけではありません。アニメ第14話「爆弾」の最終的な展開と、原作8巻の収録内容を照合した場合の目安です。
原作7巻は第58話「霹靂」から第66話「価値観」まで。8巻には第67話「理解」から第74話「聴取―裏」までが収録されています。
したがって、アニメの続きを漫画で最短で読むなら8巻・第72話「曇雨天」から。巻単位で購入するなら8巻を選べば問題ありません。
第1期終盤と漫画の違いも確かめたい場合は、8巻の第67話から読み始めると、アニメで見た部分から未映像化部分へ自然につなげられます。
原作は全14巻で完結済みで、最終14巻は2025年2月4日に発売されました。本編の最終回は第117話「解氷」です。
LINEマンガでは「全131話」と表示されていますが、これは少年ジャンプ+で確認できる本編の第117話というナンバリングとは表示体系が異なります。「117話と131話のどちらが正しいのか」ではなく、何を数えた数字なのかが違うと理解しておくと混乱しません。
また、第2期は2026年10月1日からTBS系28局で全国同時放送予定です。
現時点では第2期が原作の何巻・何話まで進むかは発表されていないため、最終14巻までアニメ化すると断定することはできません。
「氷の城壁 アニメ 原作どこまで?」という疑問への答えを一文でまとめるなら、第1期は原作8巻71話付近まで、続きは同じ8巻の72話からが目安です。
この「同じ8巻の途中に境界がある」という点さえ覚えておけば、続きを購入するときに迷いにくいでしょう。
よくある質問
『氷の城壁』アニメ第1期は原作漫画の何巻までですか?
8巻の途中、第71話「結び」付近までが目安です。
公式が到達話数を明記しているわけではありませんが、アニメ第14話の内容と原作8巻を照合すると、第71話付近が境界になります。7巻は第66話「価値観」で終了しているため、「7巻まで」という整理ではありません。
アニメ『氷の城壁』の続きを漫画で読むなら何巻何話からですか?
8巻・第72話「曇雨天」からが目安です。
8巻前半の第67〜71話は第1期終盤と重なる範囲なので、続きだけなら72話から、アニメとの差を確認したいなら67話から読むとよいでしょう。
アニメ最終話が「爆弾」なら原作68話までではないのですか?
いいえ、サブタイトルだけでは原作の到達点を判断できません。
原作第68話にも「爆弾」という題名がありますが、アニメ第14話はその前後を含む形で物語が進み、第71話「結び」付近に当たる節目まで描いています。原作とアニメでは一話ごとの区切りが一致しない場合があります。
『氷の城壁』の原作は全何巻・何話で完結していますか?
単行本は全14巻で完結しています。
最終14巻は2025年2月4日発売。本編の最終回は少年ジャンプ+で第117話「解氷」として確認できます。
LINEマンガの「全131話」と原作117話はなぜ違うのですか?
サービス上のエピソード表示と、本編の原作話数の付け方が異なります。
少年ジャンプ+では最終回が第117話「解氷」ですが、LINEマンガでは作品ページに「全131話」と表示され、131番目には「117.5 あとがき」という表記も確認できます。内訳を単純化せず、配信サービス上の通し番号と原作本編の話数は別体系と考えるのが正確です。
『氷の城壁』第2期は原作の何巻まで描きますか?
2026年9月18日時点では、第2期の最終到達巻・話数は公式発表されていません。
第2期は2026年10月1日からTBS系28局で放送開始予定で、第1期の先の物語が描かれますが、14巻の最終話まで映像化するかどうかは現段階では確定していません。
執筆:篠原千鶴(アニメ愛好家・フリーランス校正者)

