『氷の城壁』の原作漫画は全117話・全14巻で完結。テレビアニメ第1期は全14話で、第2期は2026年10月1日から放送予定です。
「117話」「14巻」「アニメ14話」という数字はそれぞれ意味が異なります。ここを分けて理解すると、『氷の城壁』が全何話なのか、アニメが原作のどこまで進んでいるのかがすっきり整理できます。
この記事では、原作漫画の最終話、第117話「解氷」の位置づけ、単行本の巻数、テレビアニメ第1期の話数と原作範囲、そして2026年10月から始まる第2期の最新情報まで、確認できる事実をもとにまとめます。
『氷の城壁』は全何話?原作漫画は117話・全14巻で完結
阿賀沢紅茶さんによる漫画『氷の城壁』は、第117話「解氷」を最終話として完結しています。少年ジャンプ+でも第117話が「解氷」と表示され、作品自体が「完結済み」と案内されています。
単行本は集英社のジャンプコミックスから全14巻が刊行済みです。最終14巻は2025年2月4日に発売され、集英社も「青春混線ストーリー、完結!」と案内しています。
まず、検索すると混同しやすい数字を整理しておきましょう。
区分 話数・巻数 2026年9月18日時点
原作漫画 全117話 完結済み
原作最終話 第117話「解氷」 公開済み
単行本 全14巻 全巻発売済み
TVアニメ第1期 全14話 放送終了
TVアニメ第2期 総話数未発表 2026年10月1日放送開始予定
つまり、117話は原作漫画の総話数、14巻は単行本の総巻数、14話はテレビアニメ第1期の総話数です。
検索画面では「氷の城壁 117話」「氷の城壁 14話」「氷の城壁 14巻」と似た数字が並びますが、三つを同じ基準で比べることはできません。
とりわけ注意したいのが、漫画の「1話」とテレビアニメの「1話」は情報量も構成単位も違うという点です。
アニメ第1期が全14話だからといって、原作117話のうち14話分しか映像化していないわけではありません。この点は後ほど、実際の原作収録話とアニメ終盤のタイトルを照らし合わせながら詳しく見ていきます。
原作については、すでに結末まで読むことができます。
人物の心情が少しずつ変わる作品だけに、「続きが刊行されるまで待つ」のではなく、自分のペースで第117話まで読み通せることは、これから作品に触れる方にとって分かりやすい利点でしょう。
『氷の城壁』117話「解氷」とは?最終巻の収録内容も確認
「氷の城壁 117話」と検索した方への答えは明快です。
第117話「解氷」が、『氷の城壁』本編の最終話です。 少年ジャンプ+の該当ページにも「第117話 解氷」と明記され、2025年2月28日の日付が表示されています。
単行本第14巻では、終盤が次の順序で収録されています。
- 第112話「夜のしじま」
- 第113話「存在」
- 第114話「暖」
- 第115話「繋ぐ」
- 第116話「次の季節へ」
- 最終話「解氷」
第14巻はB6判208ページで、紙版は2025年2月4日に発売されました。最終話だけでなく、本編終了後には読者リクエストに応えたおまけも収録されています。
ここで私が特に注目したいのは、単に「117話で終わった」という数字ではなく、終盤の話数タイトルに使われている言葉の変化です。
「存在」「暖」「繋ぐ」「次の季節へ」と続き、最後に「解氷」。
作品名が『氷の城壁』であることを考えれば、「解氷」という言葉には、物語全体を振り返らせる働きがあると考えられます。
主人公の氷川小雪は、人と接することが苦手で、必要以上に他人と関わらない高校生です。アニメ公式サイトでも、周囲から「女王」と呼ばれる一方で繊細な一面を持ち、幼なじみの安曇美姫にだけは素の自分を見せられる人物として紹介されています。
そこへ雨宮湊が現れ、小雪が保ってきた他人との距離が少しずつ変化していきます。
ただし、『氷の城壁』は「心を閉ざした主人公が明るくなりました」という一直線の物語ではありません。
小雪だけでなく、雨宮湊、安曇美姫、日野陽太も、それぞれ相手の気持ちを読み違え、自分自身の感情にも戸惑いながら関係を築いていきます。
だからこそ、「解氷」を単に「壁がなくなった」という意味だけで読むより、自分と他人の間にあった凍った認識が、時間をかけて動き始めたと捉えるほうが、この作品の歩みによく合うように私は感じます。

なお、少年ジャンプ+の第117話ページには「2025年02月28日」と表示されています。
一方、単行本最終14巻の発売日は2025年2月4日です。
日付だけを見ると順序が不思議に感じられるかもしれませんが、確認できるのは、それぞれの公式ページにその日付が表示されているという事実までです。
表示日の仕組みについて公式な説明がない以上、「再掲載だから」「移籍後の公開日だから」などと理由を推測して断定しないほうが正確でしょう。
SEO記事では、数字がひとり歩きしやすいものです。校正者としても、確認できる事実と、その事実から推測した説明を分けることは大切にしたいところです。
全117話は何巻まで?『氷の城壁』単行本は全14巻
『氷の城壁』の全117話は、単行本では全14巻にまとまっています。
最終14巻には第112話から最終話「解氷」までが収録されているため、原作を単行本で最後まで読みたい方は14巻までそろえれば本編を完走できます。
「117話もあるなら、もっと巻数が多いのでは」と思う方もいるかもしれません。
しかし、ウェブ漫画の話数を、一般的な週刊漫画の1話と同じページ数だと考えることはできません。
具体例として、第7巻を見てみましょう。
集英社の公式書誌によると、第7巻には第58話から第66話までの9話が収録されています。
内容は、第58話「霹靂」、第59話「すれ違い」、第60話「綾なす意図」、第61~63話「体育祭1~3」、第64話「祭りの後」、第65話「認識」、第66話「価値観」です。
117という話数だけを見るとかなり長い作品にも思えますが、物理的な単行本の単位に置き換えれば全14巻です。
これは、作品をこれから読み始める方にとって意外に重要な情報でしょう。
「117話」という検索結果だけを見て尻込みするよりも、「完結済み14巻の青春群像劇」と考えたほうが、読書量を具体的に想像しやすくなります。
また、『氷の城壁』は作品規模を示す数字も大きくなっています。
Superfly公式サイトが2026年9月3日に掲載した第2期エンディングテーマ発表では、LINEマンガ累計閲覧数が1.9億回を突破(2026年4月時点)し、コミックス累計発行部数が300万部を突破(電子版を含む、2026年8月末時点)したと紹介されています。
ここでも二つの数字を混同しないことが大切です。
1.9億という数字は「LINEマンガでの累計閲覧数」、300万という数字は「電子版を含むコミックス累計発行部数」であり、集計対象が違います。
大きな数字ほど印象だけが残りやすいため、「何を数えた数字なのか」「いつ時点なのか」まで確認して読むことが、作品情報を正確に理解する近道です。
アニメ『氷の城壁』は全何話?第1期は全14話
テレビアニメ『氷の城壁』第1期は、全14話です。
dアニメストアでは作品ページに「氷の城壁(全14話)」と明記され、第1話「線と壁」から第14話「爆弾」までの全エピソードが掲載されています。
第1期の話数タイトルは次のように進みました。
第1話「線と壁」から始まり、第4話「不可侵」、第5話「変化」、第7話「孤と個」、第12話「霹靂」、第13話「認識」、そして第14話「爆弾」へ至ります。
2026年4月2日から木曜23時56分枠で放送が始まり、14週目に当たる7月2日まで放送された形です。現在は第1期が各配信サービスで配信されています。
では、アニメ第1期は原作漫画の何話まで進んだのでしょうか。
ここは「第14話だから原作第14話まで」と考えてはいけません。
アニメ第12話のタイトルは「霹靂」、第13話は「認識」です。
原作単行本第7巻では、第58話が「霹靂」、第61~63話が「体育祭」、第64話が「祭りの後」、第65話が「認識」となっています。
さらに、アニメ公式サイトによる第14話「爆弾」の紹介では、体育祭終了後、陽太が美姫への恋心に決着をつけるため告白を決意する一方、美姫も陽太の好意を意識し始め、応援団の打ち上げでは桃香が小雪に話しかける流れが描かれています。
この対応関係から分かるのは、アニメ第1期終盤が原作第7巻の体育祭前後を中心に構成されているということです。
ただし、「アニメ第12話=原作第58話」「アニメ第13話=原作第65話」という単純な一対一対応ではありません。
テレビアニメでは、複数の漫画エピソードから必要な場面を取り出し、一本の放送回として起承転結を組み直します。
そのため、「アニメは原作の何話まで?」という質問に対して、ひとつの原作話数だけを答えると、かえって誤解を生みます。
より実態に近い言い方をすれば、第1期終盤は原作第7巻、第58話以降の体育祭からその後の人間関係を取り込みながら進んだと整理するのが適切でしょう。

私はこの対応の仕方に、『氷の城壁』をアニメ化する難しさと面白さの双方が表れていると思います。
原作の魅力は、大事件そのものより、「今の一言をどう受け取ったのか」「なぜ返事が遅れたのか」「自分でも分からない感情をどう言葉にするのか」という、ごく小さな心理の推移にあります。
漫画で数話を使って積み上げられた感情を、テレビアニメでは約一回分の映像として流れを作らなければなりません。
したがって、アニメと原作を比較するときは、「何話消化したか」という速度だけではなく、どの心理的な節目を一つの放送回としてまとめたかを見ると、より作品らしい比較ができます。
『氷の城壁』第2期は全何話?10月1日開始だが総話数は未発表
テレビアニメ『氷の城壁』第2期は、2026年10月1日から毎週木曜23時56分よりTBS系28局で全国同時放送予定です。
Netflixでは翌10月2日から先行配信が開始され、Prime Video、Disney+、U-NEXTなどでも10月以降に順次配信予定と案内されています。配信サービスごとに開始日時が異なるため、視聴時には各サービスの最新情報を確認してください。
一方、2026年9月18日現在、公式サイトの放送・配信情報では第2期を「全○話」とする総話数は案内されていません。
したがって、「第2期も14話」「第2期で原作最終話まで行く」と現時点で断定することはできません。
第1期が全14話だったことは確認できますが、第2期まで同じ話数になるとは限らないからです。
ここは検索記事ほど慎重でありたい部分です。
原作が全117話、第1期終盤が第7巻周辺まで進んでいるため、残りの巻数からアニメ話数を計算したくなります。
しかし、アニメ化では原作数話を一本にまとめる場合もあれば、重要な場面を丁寧に扱うため進行を遅くする場合もあります。
原作の残り話数÷第1期の消化ペース=第2期の話数という計算は、参考程度の推測にしかなりません。
なお、第2期の音楽情報はすでに発表されています。
Superflyの新曲「花蔭」が第2期エンディングテーマに決定し、2026年9月3日に公式発表されました。
放送開始日は10月1日ですから、この記事の基準日である2026年9月18日時点では、開幕まで約2週間となっています。
公式サイトには放送時間が変更される場合があることも明記されています。実際に録画・視聴する際は、直前の番組表や公式情報を確認するのが確実です。
なぜ『氷の城壁』は117話必要だった?「壁」をめぐる言葉から考察
ここからは、確認できる話数情報を踏まえた私見です。
私は、『氷の城壁』が117話を必要とした理由の一つは、人物が自分自身を理解するまでの時間を省略しなかったことにあると考えています。
青春恋愛作品では、「好きだと気づく」「告白する」「付き合う」といった出来事が物語上の大きな節目になりがちです。
もちろん『氷の城壁』にも恋愛感情は重要な要素としてあります。
しかし、この作品がより細かく描いているのは、出来事と出来事の間にある「まだ自分でも説明できない感情」です。
小雪がなぜ人との距離を取るのか。
湊はなぜ相手との距離を縮めるのか。
美姫が周囲から見られる自分と、自分自身が感じている自分にはどのような差があるのか。
陽太の穏やかさの内側に、どのような迷いがあるのか。
こうした問題は、一度の会話で解決できません。
私はここに、本作を単なる恋愛の成否ではなく、「他人を見る自分の目」と「自分を見る自分の目」を修正していく物語として読める面白さがあると感じています。
特に興味深いのが、各話タイトルで使われる語彙です。
第7巻だけを見ても、「霹靂」「すれ違い」「綾なす意図」「体育祭」「祭りの後」「認識」「価値観」と続きます。
ここでは単なるイベント名だけでなく、「認識」や「価値観」という、人が物事をどう捉えるかに関わる語が選ばれています。
一方、最終14巻では「存在」「暖」「繋ぐ」「次の季節へ」、そして「解氷」へ進みます。
校正の仕事では、一語だけを取り出して判断するのではなく、その語が前後の文章の中でどう響いているかを確かめます。
同じように話数タイトルを並べてみると、『氷の城壁』では、人物同士の「距離」そのものから、相手をどう「認識」するかへ、さらに誰かと「繋ぐ」ことへと、焦点が少しずつ移っているように読めます。
そして最後が「解氷」です。
ここで大切なのは、氷が「破壊」されるのではなく、「解ける」と表現されている点ではないでしょうか。
壁を力ずくで壊すのではなく、時間や関係の積み重ねによって状態が変わっていく。
これは、ぐいぐい距離を詰めれば人間関係が解決する、という話ではありません。
むしろ、自分にも相手にも越えてほしくない境界があり、それを知ったうえで適切な距離を探すことが、本作の人間関係には繰り返し描かれています。
アニメ公式サイトでも、永瀬アンナさんは本作について「人とどう向き合うか」「分かり合うことの愛おしさと難しさ」に関わる物語としてコメントしています。
これは作品を読む際の一つの重要な手掛かりになるでしょう。
「壁がある=悪いこと」「壁をなくす=成長」という二択ではない。
自分を守る距離も必要であり、それでも誰かと関わりたいと感じたとき、どこまで言葉を差し出せるのか。
その試行錯誤を117話にわたって描いたからこそ、最終話の「解氷」という二文字が効いてくるのだと私は考えています。
『氷の城壁』の話数を整理すると何が分かる?
『氷の城壁』について「全何話?」と検索した場合、まず覚えておきたい答えは三つです。
原作漫画は全117話、単行本は全14巻、テレビアニメ第1期は全14話。
原作最終話は第117話「解氷」で、単行本第14巻に収録されています。漫画はすでに完結しているため、結末までまとめて読むことができます。
テレビアニメ第1期は全14話で、第14話「爆弾」まで放送済みです。終盤では原作第7巻の体育祭前後にあたる物語を複数話から再構成しています。
そして第2期は2026年10月1日からTBS系28局で放送開始予定ですが、2026年9月18日時点で総話数は公式発表されていません。
117話という数字だけを見れば長く感じます。
しかし、単行本なら全14巻です。
何より、『氷の城壁』では話数を重ねることそのものが、人物たちの「気持ちは急には整理できない」という性質に結びついているように思います。
第117話「解氷」を知ったうえで序盤から読み返すと、「壁」という言葉が最初と最後では少し違って見えるかもしれません。
それは壁を単純に壊す物語ではなく、人と人の間には距離があることを認めたうえで、それでもどのようにつながっていくのかを描いた117話だった――私はそのように受け止めています。
よくある質問
『氷の城壁』の原作漫画は全何話ですか?
全117話です。
最終話は第117話「解氷」で、少年ジャンプ+でも完結済み作品として案内されています。単行本は全14巻です。
アニメ『氷の城壁』第1期は原作の何話までですか?
第1期は全14話ですが、原作漫画と一話ずつ対応しているわけではありません。
アニメ第12話「霹靂」、第13話「認識」などの内容と原作第7巻の収録話を照らし合わせると、第1期終盤は原作第7巻・第58話以降の体育祭周辺を中心に再構成していると見るのが分かりやすいでしょう。
『氷の城壁』アニメ第2期は全何話ですか?
2026年9月18日時点では、第2期の総話数は公式発表されていません。
第2期は2026年10月1日から毎週木曜23時56分よりTBS系28局で全国同時放送予定で、Netflixでは10月2日から先行配信予定です。放送・配信日時は変更される場合があるため、視聴前には公式の最新情報を確認してください。
篠原千鶴(アニメ愛好家・フリーランス校正者)

