PR

『戦隊大失格』の作者・春場ねぎとは?過去作や作品に込められたメッセージを解説!

作者

TVアニメ化も話題の『戦隊大失格』は、異色のヒーロー物語として注目を集めています。

その原作を手掛けるのが、人気漫画『五等分の花嫁』で知られる春場ねぎ先生です。

本記事では、『戦隊大失格』の作者・春場ねぎの人物像や、代表作、そして作品に込めた想いについて深掘りしていきます。

この記事を読むとわかること

  • 『戦隊大失格』の作者・春場ねぎの経歴と代表作
  • 作品に込められたテーマや視点の斬新さ
  • アニメ版の制作陣・キャスト情報と注目ポイント

『戦隊大失格』の作者は春場ねぎ!代表作とその魅力とは

『戦隊大失格』の原作者は、春場ねぎです。

春場ねぎは、前作『五等分の花嫁』で一躍有名になった漫画家で、ラブコメの新たな定番を作り上げました。

今作『戦隊大失格』では、そんな彼がジャンルを大きく変え、新たな挑戦に挑んでいます。

『五等分の花嫁』で一躍人気作家に

春場ねぎが名を馳せたのは、2017年から2020年にかけて「週刊少年マガジン」で連載された『五等分の花嫁』です。

五つ子の姉妹と一人の男子高校生との恋模様を描いたこの作品は、累計発行部数1,600万部以上を記録する大ヒットとなりました。

TVアニメ化、映画化も果たし、ラブコメ界に新たな金字塔を打ち立てた存在です。

春場ねぎが描く「戦隊モノ」の新たな切り口

『戦隊大失格』は、それまでの作風とは一線を画す戦隊ヒーローを題材にした作品ですが、ただの王道バトルものではありません。

主人公が「悪の組織の戦闘員」という、斬新な視点から物語が展開していくのが特徴です。

ヒーロー=正義、悪=悪という固定観念に疑問を投げかける構成は、読者に深い問いを投げかける作品となっています。

多彩なジャンルを描ける柔軟な作家性

春場ねぎは、ラブコメから社会風刺を含むバトルアクションまで、幅広いジャンルに挑戦できる作家です。

『戦隊大失格』ではその柔軟性を存分に発揮し、読者に単なる娯楽では終わらない作品体験を提供しています。

まさに、「作品を通して問いを投げる」漫画家だといえるでしょう。

春場ねぎの経歴と作風の特徴

春場ねぎは、『五等分の花嫁』と『戦隊大失格』で一躍注目された新鋭漫画家です。

その経歴や作風には、現代の読者に響く巧みなバランス感覚と、強い物語性が光っています。

本章では、彼のこれまでの歩みと、作品ごとに変化する作風の魅力について詳しく解説します。

デビューから現在までの歩み

春場ねぎは、講談社が主催する漫画賞「マガジン新人漫画賞」で佳作を受賞したことがきっかけで注目を集めました。

その後、2014年には短期連載『煉獄のカルマ』でプロデビューを果たし、2017年にスタートした『五等分の花嫁』で本格ブレイクしました。

『五等分の花嫁』連載終了後、すぐに『戦隊大失格』の連載を開始し、ジャンルを超えたストーリーテリングで再び話題を呼んでいます

ジャンルを超えるストーリーテリング力

春場ねぎの作品に共通する特徴は、キャラクターの感情描写の丁寧さと、物語の構造の巧妙さです。

『五等分の花嫁』ではラブコメの文脈でそれを発揮し、読者をキャラクターに感情移入させながら最後まで飽きさせない展開を実現しました。

一方『戦隊大失格』では、“正義と悪の境界”を問う深いテーマ性と、シリアスとギャグを融合させたユニークな語り口で新たなファン層を獲得しています。

映像作品を意識した構成美

春場ねぎの作品には、アニメやドラマのような「映像的構成」が見られる点も特徴です。

場面転換や伏線回収のタイミングが絶妙で、読者に驚きと感動を与える巧みな演出が光ります。

このスタイルが、アニメ化においても映像クリエイターから高く評価されており、『五等分の花嫁』『戦隊大失格』ともにメディアミックスとの相性が良い理由といえるでしょう。

『戦隊大失格』に込められたテーマとメッセージ

『戦隊大失格』は、表面的には戦隊ヒーロー作品に見えながらも、その内側には深いテーマ性と社会風刺が込められています。

作者・春場ねぎは、従来のヒーロー像や善悪の枠組みに揺さぶりをかけ、読者に新たな視点を提供しています。

本章では、作品の根幹をなす「テーマ」と「メッセージ」を掘り下げていきます。

「悪の戦闘員」視点の逆転発想

『戦隊大失格』最大の特徴は、悪の組織の下っ端「戦闘員D」を主人公に据えていることです。

これは、これまで描かれてこなかった「やられ役」の視点から、戦隊ヒーローたちの真の姿や組織構造に光を当てるという、斬新なアプローチです。

戦闘員Dは、理不尽な運命に抗い、正義を偽装するヒーローたちと対峙することで、本当の「正義」とは何かを読者に問いかけます。

正義と悪の境界を問い直す物語

この作品では、戦隊側が「正義の象徴」であるかのように振る舞う一方で、その内情は極めて組織的で、時に冷酷です。

悪とされていた側に、共感や同情を誘う人間味が宿っているのも特徴です。

こうした構図を通じて、春場ねぎは読者に「果たして我々の信じる正義とは、本当に正しいのか?」という哲学的なテーマを突き付けてきます。

理不尽に抗う個人の姿

戦闘員Dの行動は、常にシステムや圧力に立ち向かう個人の葛藤と重なります。

そこには、現代社会における若者たちの生きづらさや疎外感を投影しているとも言えます。

このような人間ドラマが、戦闘アクションという枠を超えて、多くの読者の心を揺さぶっている理由でしょう。

アニメ版『戦隊大失格』の制作陣と注目ポイント

2025年4月より放送されるアニメ版『戦隊大失格』は、原作の魅力を最大限に活かすべく、豪華な制作陣と実力派声優陣が結集しています。

特に注目したいのは、監督やキャラクターデザイン、音楽といった各分野のプロフェッショナルたちの顔ぶれです。

この章では、制作スタッフとキャスト陣に焦点を当て、その注目ポイントを紹介していきます。

監督は『TIGER & BUNNY』のさとうけいいち

アニメ版の監督を務めるのは、さとうけいいち

代表作に『TIGER & BUNNY』『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS』などがあり、ヒーロー作品の演出に定評があるクリエイターです。

スタイリッシュな画作りとキャラクター同士のドラマを描く手腕により、『戦隊大失格』のテーマがさらに深みを持って表現されることが期待されています。

声優陣に中村悠一、小林裕介など豪華キャスト集結

戦闘員D(青年D)を演じるのは小林裕介

彼の誠実で芯のある演技は、内面に葛藤を抱えるDのキャラクターにぴったりです。

また、レッドキーパー役に中村悠一、ブルーキーパーに井上剛、イエローキーパーに小野賢章、ピンクキーパーにM・A・Oなど、実力派が勢揃いしています。

音楽やキャラクターデザインにも注目

音楽は『相棒』シリーズや『医龍』などで知られる池頼広が担当。

ヒーローアクションとシリアスな物語のバランスを保ちながら、緊迫感と感情を表現するサウンドに期待が高まります。

キャラクターデザインは古関果歩子が担当し、原作の雰囲気を保ちながらもアニメ映えするビジュアルに仕上げています。

春場ねぎが語る「戦隊大失格」に込めた想い

『戦隊大失格』は、単なる戦隊パロディではありません。

作者・春場ねぎがこの作品に込めた想いには、現代社会への問いや、個人の尊厳に関するメッセージが込められています。

本章では、春場ねぎがどのような意図でこのテーマを選び、どんな想いで物語を描いているのかを読み解いていきます。

なぜこのテーマを選んだのか

春場ねぎは、前作『五等分の花嫁』が大成功したあと、次のテーマを選ぶにあたり、「全く違うジャンルに挑戦したい」と考えたと語っています。

そこで目をつけたのが、「戦隊モノ」という定番ジャンルでしたが、あえて王道ではなく、“負ける側の視点”から描くことで、ヒーローものに対するカウンターを目指したのです。

「普通に描いても面白くない。ならば“やられる側”の物語にしようと思った」という言葉が、その意図をよく表しています。

春場作品に共通する「人間ドラマ」へのこだわり

春場ねぎの作品に共通するのは、人物の内面を丁寧に描くことです。

『戦隊大失格』でも、それは変わらず、主人公Dの葛藤や成長、周囲との関係の変化が丁寧に描かれています。

ただの戦闘や戦隊の仕組みを描くのではなく、そこに「個人の物語」を必ず盛り込むのが春場ねぎらしさです。

変化を恐れない創作スタンス

インタビューなどでも春場ねぎは、「前作の成功にとらわれず、自分が今描きたいものを描く」という信念を語っています。

それは、ラブコメから戦隊ものという大胆なジャンル変更にも現れていますし、読者に対しても常に新鮮な体験を提供しようとする姿勢に表れています。

『戦隊大失格』は、まさにその創作哲学の結晶といえるでしょう。

『戦隊大失格 作者 春場ねぎ』に関するまとめ

ここまで、『戦隊大失格』の作者・春場ねぎについて、経歴や作風、作品に込めた想いなどを紹介してきました。

ラブコメの金字塔『五等分の花嫁』から一転、“悪の戦闘員”視点のヒーロー逆転劇という挑戦的なテーマに取り組んだ春場ねぎの姿勢は、非常に印象的です。

最後に、記事の内容を簡潔に振り返っていきます。

春場ねぎの今後の展開にも注目!

『戦隊大失格』はすでにアニメ化も果たし、今後さらなるメディア展開が期待される注目作です。

春場ねぎ自身も、今後また別ジャンルへの挑戦を示唆しており、次にどんな作品を描くのかにも注目が集まっています。

読者を飽きさせない柔軟な発想と表現力を持つ作家として、ますます目が離せません。

作品の深層を知ることでより楽しめる

『戦隊大失格』は、単なる戦隊パロディではなく、社会や人間関係に対する深いメッセージが込められた作品です。

その背景や作者の意図を知ることで、作品の面白さや感動はさらに広がります。

まだ未読の方は、ぜひこの機会に原作漫画やアニメに触れてみてはいかがでしょうか。

この記事のまとめ

  • 『戦隊大失格』の作者は春場ねぎ
  • 『五等分の花嫁』で一躍人気作家に
  • 悪の戦闘員Dの視点から描く異色の戦隊ストーリー
  • 正義と悪の境界を問い直す深いテーマ性
  • アニメ版は豪華キャスト・実力派スタッフが集結
  • 監督は『TIGER & BUNNY』のさとうけいいち
  • 春場ねぎの人間ドラマへのこだわりが光る
  • ジャンルを超える柔軟な表現力が魅力