『アオのハコ』Season2は、千葉翔也さん、上田麗奈さん、鬼頭明里さんら主要声優が続投し、新たに木戸夢佳役として青山吉能さんが加わります。
2026年10月4日(日)からTBS系全国28局ネットで毎週日曜午後4時30分より放送予定で、アニメーション制作はSeason1のテレコム・アニメーションフィルムからエレクトリックサーカスへ変更されます。この記事では、2026年9月19日時点の公式発表を基に、Season2の声優・キャスト、放送情報、制作会社変更とその背景を整理します。
『アオのハコ』Season2の声優・キャスト一覧は?
『アオのハコ』Season2の公式サイトで現在掲載されている主要キャストは、猪股大喜役の千葉翔也さん、鹿野千夏役の上田麗奈さん、蝶野雛役の鬼頭明里さんを中心とする8名です。
Season1から物語の中心を担ってきた声優陣が続投する一方、Season2から千夏の過去に深く関わる木戸夢佳役として青山吉能さんが加わります。公式サイトのSeason2スタッフ・キャスト欄では、次の顔ぶれが発表されています。
キャラクター 声優 主な立場
猪股大喜 千葉翔也 栄明高校男子バドミントン部
鹿野千夏 上田麗奈 栄明高校女子バスケットボール部
蝶野雛 鬼頭明里 大喜の友人・新体操部
笠原匡 小林千晃 大喜の親友・男子バドミントン部
針生健吾 内田雄馬 大喜の先輩・男子バドミントン部
守屋菖蒲 市ノ瀬加那 栄明高校の生徒
松岡一馬 梶裕貴 栄明高校男子バスケットボール部
木戸夢佳 青山吉能 千夏のミニバス時代の元チームメイト
なお、Season1の公式キャスト欄には、このほか西田諒介役の坂田将吾さん、船見渚役の永瀬アンナさん、島崎にいな役の結川あさきさん、兵藤将太役の小野友樹さん、遊佐柊仁役の小野賢章さん、守屋花恋役の白石晴香さんらも掲載されています。
ここで注意したいのは、「Season1に登場したキャラクター」と「現時点でSeason2公式欄に主要キャストとして掲載されているキャラクター」を混同しないことです。
検索するとSeason1とSeason2のキャストが一括で紹介されることもありますが、2026年9月19日時点のSeason2公式欄に明記されているのは上表の8名です。最新の出演情報は今後追加される可能性があります。
猪股大喜役は千葉翔也
主人公・猪股大喜を演じるのは千葉翔也さんです。
大喜は男子バドミントン部に所属し、競技へ真剣に打ち込みながら、一学年上の鹿野千夏に思いを寄せる少年です。千夏が親の海外転勤をきっかけに猪股家で生活することになり、「早朝の体育館で見掛ける憧れの先輩」だった相手との距離が大きく変化します。
大喜という人物の特徴は、恋愛だけで物語が進まないことにあります。
千夏との関係に一喜一憂しながらも、バドミントンでは自分より強い相手と向き合い、選手として前へ進もうとします。私は、この恋愛の迷いと競技に向かう真っすぐさを同じ人物の中で成立させていることが、千葉さんの演技を聴くうえで大きなポイントだと感じています。
鹿野千夏役は上田麗奈
鹿野千夏役は上田麗奈さんです。
千夏は女子バスケットボール部で活躍する大喜の先輩です。穏やかで落ち着いた印象を持つ一方、競技に対して強い思いを抱いており、Season1では結果や周囲からの期待に揺れる姿も描かれました。
千夏の難しさは、自分の感情を常に長い言葉で説明する人物ではない点でしょう。
校正者として台詞を意識して作品を見ると、『アオのハコ』では「何を言ったか」だけでなく、短い言葉の前後にある間、表情、声の強さまで含めて感情が組み立てられていることに気づきます。
たとえばSeason1第15話「8月26日」では、インターハイ後の千夏が先輩たちの引退や副キャプテンという立場を背負いながら、大喜と海へ向かう時間が描かれました。
説明台詞だけで重圧を語るのではなく、いつもと少し異なる振る舞いに情報を預ける。上田さんの抑制された声も重なり、千夏の「強さ」と「疲れ」が同時に見える回だったと私は受け取っています。
蝶野雛役は鬼頭明里
蝶野雛役を演じるのは鬼頭明里さんです。
雛は大喜と以前から親しい友人で、新体操に打ち込む少女です。明るく距離の近い存在として登場しますが、千夏と大喜の関係を意識するようになるにつれ、その明るさだけでは整理できない感情を抱えていきます。
Season1後半では、長く友人として接してきた大喜への思いが物語の重要な軸となりました。
『アオのハコ』では、登場人物の関係を「幼なじみ」「先輩」「恋のライバル」といった記号だけで整理し切れません。鬼頭さん演じる雛も、明るい声の奥に別の感情が聞こえる場面が増えることで、単純な三角関係とは違う重みが生まれていました。

木戸夢佳役は青山吉能|Season2の新キャスト
Season2で新たに加わる重要人物が、青山吉能さん演じる木戸夢佳です。
夢佳役の青山さん起用は、2026年3月28日にAnimeJapan 2026で行われた『アオのハコ』Season2スペシャルステージに合わせて正式発表されました。アニメ公式サイトは夢佳を、恵まれたバスケットボールの才能を持ち、千夏も憧れていた元チームメイトとして紹介しています。
夢佳の登場が重要なのは、単なる「Season2の新キャラクター」だからではありません。
大喜が知っているのは、栄明高校で努力を続けている千夏です。それに対して夢佳は、大喜と出会う以前の千夏を知っています。
つまり二人は、同じ鹿野千夏を異なる時間軸から見ていることになります。
私はここに、Season2を読み解く重要な構造があると考えています。大喜から見れば「憧れの先輩」である千夏を、夢佳との関係から見ることで、一人の競技者としての過去や葛藤まで掘り下げられるからです。
恋愛作品のヒロインを「主人公から好かれる人」だけで終わらせず、その人物自身にも主人公が知らない歴史が存在する。
この視点が加わることで、Season2では千夏という人物の輪郭がSeason1以上に立体的になっていく可能性があります。
『アオのハコ』Season2はいつから?放送日と最新情報
『アオのハコ』Season2は、2026年10月4日(日)からTBS系全国28局ネットで毎週日曜午後4時30分より放送開始予定です。
放送日時は2026年3月28日のAnimeJapan 2026スペシャルステージで、ティザービジュアル、ティザーPVとともに発表されました。Season1の木曜放送から、Season2では日曜夕方の放送枠へ移ります。
8月26日にはSeason2のメインビジュアルとメインPVも公開されました。
公式発表によると、雪の中に横たわる千夏を描いたメインビジュアルとともに、季節の移り変わりや登場人物同士の関係の変化を盛り込んだ映像が公開されています。
同じ8月26日には主題歌も発表され、オープニングテーマはaikoさんの「あなたの花の色」、エンディングテーマはエルスウェア紀行の「blue in」に決定しました。
さらに9月6日にはTOHOシネマズ日比谷でSeason2ワールドプレミアが開催され、第1話と第2話をテレビ放送に先駆けて上映。
開催告知では、千葉翔也さん、上田麗奈さん、鬼頭明里さん、小林千晃さん、青山吉能さんの登壇が発表され、TMSアニメ公式チャンネルでも舞台挨拶が配信されました。
こうした放送前の展開を見ると、Season2の宣伝では大喜と千夏の恋愛だけではなく、夢佳を加えた人物関係そのものが強く押し出されています。
Season1の続きをそのまま描くだけではなく、「これまで見えていなかった人物の一面」を見せるシーズンとして位置付けられていることがうかがえます。
『アオのハコ』Season2の制作会社は?何が変わる?
『アオのハコ』は、Season1をテレコム・アニメーションフィルム、Season2をエレクトリックサーカスが制作します。
制作会社だけでなく監督も変更され、Season1の矢野雄一郎さんからSeason2では酒向大輔さんへ交代します。一方、シリーズ構成・脚本やキャラクターデザインなど、作品の基礎を支える複数のスタッフは続投します。
変更点と継続点を短く整理すると、次の通りです。
- 変更:アニメーション制作はテレコム・アニメーションフィルムからエレクトリックサーカスへ、監督は矢野雄一郎さんから酒向大輔さんへ、美術監督と編集担当も変更
- 続投:キャラクターデザイン・総作画監督の谷野美穂さん、シリーズ構成・脚本の柿原優子さん、色彩設計の今野成美さん
- 続投:撮影監督の川下裕樹さん、音響監督の明田川仁さん、音楽の大間々昂さん、クリエイティブアドバイザーのモギシンゴさん
- 継続:企画プロデュースはSeason1と同じUNLIMITED PRODUCE by TMS
ここは、Season2を見る前に最も誤解しやすい部分です。
制作会社は変更されますが、制作スタッフ全体が入れ替わるわけではありません。 キャラクターの設計、脚本、色彩、撮影、音響、音楽などにはSeason1から続投するスタッフが存在します。
制作会社が変更された理由は公表されている?
結論から言えば、2026年9月19日時点で『アオのハコ』Season2の制作会社変更について、公式から直接的な理由は公表されていません。
したがって、「制作スケジュールが原因だった」「予算の問題だった」といった説明を事実として断定することはできません。
一方で、制作会社を取り巻く企業上の動きを確認すると、参考になる事実があります。
トムス・エンタテインメントは2026年2月17日、同年4月1日付でテレコム・アニメーションフィルムを吸収合併し、グループの制作機能を統合すると発表しました。トムスの企業発表では、クリエイティブ機能の確保、クオリティー管理や制作効率の向上、技術開発、人材育成などを組織再編の目的として挙げています。
ただし、この吸収合併と『アオのハコ』Season2の制作会社変更について、公式発表は直接的な因果関係を示していません。
この二つを「だから制作会社が変わった」と結び付けて断定しないことが重要です。
エレクトリックサーカスとテレコムの関係は?
エレクトリックサーカスは、2024年6月6日に設立されたアニメーション制作会社です。
同社の公式会社概要によると、代表取締役社長は淨園祐さん。淨園さんは2012年にテレコム・アニメーションフィルム代表取締役社長へ就任し、2024年に同社社長を退任したのち、エレクトリックサーカスを設立しています。
さらにエレクトリックサーカス自身が、テレコム・アニメーションフィルムで長年培ったアニメーション制作の経験を基礎に作品制作へ取り組む方針を会社紹介で明らかにしています。淨園さんの代表作一覧には『アオのハコ』第1期も掲載されています。
この事実は、制作会社変更を考えるうえで重要です。
ただし、ここから「Season1の制作体制がそのままエレクトリックサーカスへ移った」とまで言うことはできません。個々の制作スタッフや工程がどこまで継承されているかについて、公式に網羅的な説明が出ているわけではないからです。
確認できる事実は、エレクトリックサーカスの代表者がテレコムで長く制作に携わり、会社としてもテレコムで培った経験を掲げていることです。
その先をどう評価するかは、実際のSeason2本編を見て判断するのが適切でしょう。

Season2の声優と制作体制から何が見えてくる?
ここからは私見ですが、Season2で注目したいのは「変更された会社名」そのものより、Season1で築いた人物表現を新しい体制がどう受け渡すかという点です。
『アオのハコ』は、大きな事件を連続させることで感情を説明するタイプの作品ではありません。
視線が少し動くこと、返事までに一瞬の間があること、いつもなら言える言葉が出てこないこと。そうした小さな差が、人物関係の変化として積み重なっていきます。
その意味で、キャラクターデザイン・総作画監督の谷野美穂さん、シリーズ構成・脚本の柿原優子さん、色彩設計、撮影、音響、音楽などのスタッフが続投する点は見逃せません。
もちろん、スタッフが続投することだけで完成映像の印象が同じになるとは限りません。監督や制作会社、美術監督、編集担当が変われば、画面のリズムや演出にも新しい方向性が生まれる可能性があります。
筆者としては、その「同じであること」と「変わること」が共存している点こそ、Season2を見る面白さになると考えています。
Season1の人物像を壊さず、しかし同じ表現を反復するだけでもない。その境界をどう作るのかが、制作体制変更後の最も興味深い観察点でしょう。
木戸夢佳の存在は千夏の「過去」を現在へ持ち込む
声優面で最も大きな変化は、やはり青山吉能さん演じる木戸夢佳の参加です。
夢佳は千夏の過去を知っているため、大喜、雛、匡といった栄明高校で築かれた人間関係とは役割が異なります。
Season1では、大喜が千夏を見つめることで、視聴者も千夏の魅力を知っていく構図が多くありました。
しかし夢佳が加わることで、「大喜の知らない千夏」を別の人物が知っている状態になります。
私はここが、Season2の人物描写を一段深くできる部分だと考えています。
恋愛において相手を知るということは、目の前にいる人だけを見ることではありません。自分が出会う以前に何を経験し、誰と時間を過ごし、どのような挫折や選択を重ねてきたのかまで知ったとき、相手の見え方は変わります。
夢佳は、まさにその扉を開く人物になり得ます。
新キャラクターを「恋愛関係をかき乱す存在」とだけ見るより、千夏の競技人生と人格形成を映す鏡として見るほうが、『アオのハコ』という作品らしい読み方ではないでしょうか。
制作会社名だけでSeason2の評価は決められない
Season1は2024年10月から2025年3月まで放送され、2025年のCrunchyroll Anime Awardsでは「Best Romance Anime」を受賞しました。Crunchyroll公式の受賞一覧でも『Blue Box(アオのハコ)』が同部門の受賞作品として掲載されています。
そのSeason1を経て制作会社が変わる以上、映像の雰囲気や作画を心配する声が生まれること自体は不自然ではありません。
ただし、アニメーションは会社名一つで完成するものではありません。
監督、演出、作画、背景、美術、色彩、撮影、編集、音響、音楽、そして声優の演技が重なって最終的な画面になります。今回のSeason2は、その中で変更される部分と継続する部分の双方がある作品です。
そのため筆者としては、放送前の段階で「制作会社変更だから良くなる」「悪くなる」と決めるより、Season1で大切にされてきた細かな表情や沈黙、競技シーンの緊張感がSeason2でどう表現されるかを確かめたいと思います。
会社名の変更そのものではなく、画面の中で何が受け継がれ、何が新しくなったのかを見ること。それが、制作体制を知ったうえで作品を楽しむ最も誠実な姿勢ではないでしょうか。
まとめ|『アオのハコ』Season2は青山吉能が加入、制作会社も変更
『アオのハコ』Season2は、2026年10月4日(日)からTBS系全国28局ネットで毎週日曜午後4時30分より放送予定です。
猪股大喜役の千葉翔也さん、鹿野千夏役の上田麗奈さん、蝶野雛役の鬼頭明里さん、小林千晃さん、内田雄馬さん、市ノ瀬加那さん、梶裕貴さんがSeason2公式キャストとして名を連ね、新たに木戸夢佳役として青山吉能さんが参加します。
夢佳は千夏のミニバス時代を知る元チームメイトです。
その存在によってSeason2では、大喜から見た「憧れの千夏」だけでなく、千夏自身が積み重ねてきた競技者としての過去へ物語が踏み込んでいくことが期待されます。
制作面では、Season1のテレコム・アニメーションフィルムからエレクトリックサーカスへ変更され、監督も矢野雄一郎さんから酒向大輔さんへ交代します。
一方で、谷野美穂さん、柿原優子さん、今野成美さん、川下裕樹さん、明田川仁さん、大間々昂さんら複数の主要スタッフは続投します。制作会社変更の直接的な理由は、2026年9月19日時点では公式に説明されていません。
エレクトリックサーカス代表の淨園祐さんが長くテレコム・アニメーションフィルムに在籍し、同社もテレコムで培った制作経験を掲げていることは確認できますが、それをSeason2制作会社変更の「理由」と断定することはできません。
声優と制作スタッフの名前を知ることは、単なる一覧の確認にとどまりません。
人物の迷いを誰が声にし、その声をどのような画面と音が受け止めるのか。Season2では、新たに加わる木戸夢佳と新しい制作体制の双方を通して、『アオのハコ』が大切にしてきた繊細な感情表現がどう発展するのかを見届けたいところです。
よくある質問
『アオのハコ』Season2はいつから放送されますか?
2026年10月4日(日)から、TBS系全国28局ネットで毎週日曜午後4時30分より放送予定です。
放送日時は2026年3月28日のAnimeJapan 2026スペシャルステージで正式発表されました。
『アオのハコ』Season2の新しい声優は誰ですか?
Season2の新たな主要キャストとして、木戸夢佳役の青山吉能さんが発表されています。
木戸夢佳は千夏のミニバス時代の元チームメイトで、千夏が憧れていたほどバスケットボールの才能を持つ人物です。青山さんの起用は2026年3月28日に正式発表されました。
『アオのハコ』Season2で制作会社が変わった理由は?
Season1はテレコム・アニメーションフィルム、Season2はエレクトリックサーカスですが、変更の直接的な理由は公式に公表されていません。
テレコム・アニメーションフィルムが2026年4月1日にトムス・エンタテインメントへ吸収合併されたことや、エレクトリックサーカス代表の淨園祐さんが元テレコム・アニメーションフィルム代表取締役社長であることは確認できます。ただし、それらを『アオのハコ』の制作会社変更理由と断定する公式説明はありません。
執筆:篠原千鶴(アニメ愛好家・フリーランス校正者)

