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『氷の城壁』単行本は何巻まで?全巻・最新刊・14巻情報まとめ

本棚に並んだ『氷の城壁』全14巻と最終14巻を手に取る読者 原作・作者

『氷の城壁』は全14巻で完結済みです。最終14巻は2025年2月4日発売で、本編15巻へ続く作品ではありません。

これから原作を読み始める方に向けて、1巻から14巻までの発売日、最終巻の収録内容、紙・電子版の価格、WEB連載と単行本で完結時期が違う理由まで整理します。

『氷の城壁』は何巻まで?全14巻で完結している

「『氷の城壁』は何巻まで発売されている?」という疑問への答えは、第14巻までです。

集英社のマーガレット公式特設サイトでは「全14巻好評発売&配信中」と案内され、第14巻は「完結」と明記されています。集英社の書誌でも、第14巻が物語の完結巻であることを確認できます。

まず、2026年9月時点で押さえておきたい基本情報をまとめます。

項目 内容
作品名 氷の城壁
作者 阿賀沢紅茶
出版社 集英社
レーベル ジャンプコミックス
単行本 全14巻
最新刊・最終巻 第14巻
第14巻発売日 2025年2月4日
第14巻紙版価格 990円(税込)
第14巻判型 B6判
第14巻ページ数 208ページ
第14巻ISBN 978-4-08-884404-6
本編 完結済み

第14巻の紙版は2025年2月4日発売で、定価990円(税込)、B6判・208ページです。

したがって、単行本で最初から結末まで読みたい場合は、第1巻から第14巻までの14冊をそろえれば本編を最後まで読めます。

ここで検索時に少し混乱しやすいのが、「2022年に完結した」という情報と「2025年に完結した」という情報が両方見つかることです。

これはどちらかが間違っているのではありません。

『氷の城壁』は2020年1月から2022年4月にかけてLINEマンガで連載されたWEB発の作品で、WEB連載終了後の2023年7月4日に紙の第1巻・第2巻が同時発売されました。

つまり、物語そのものは2022年にWEBで完結し、紙のフルカラーコミックスが2025年2月に全14巻そろったという時系列です。

この違いを理解しておけば、「2022年に終わった作品なのに、なぜ14巻が2025年発売なのか」という疑問も解消できます。

筆者としては、この刊行経緯こそ『氷の城壁』を語るうえで見落としたくない点だと感じます。雑誌連載と単行本が並行して進んだ作品ではなく、WEBで支持を積み重ねた完結作が、改めて「本棚に残せる形」へ組み直されていったからです。


『氷の城壁』全巻一覧|1巻から14巻の発売日は?

『氷の城壁』の紙版は、2023年7月4日の第1巻・第2巻同時発売から、2025年2月4日の第14巻まで刊行されました。

発売日を巻ごとに整理すると、次の通りです。

巻数 発売日
第1巻 2023年7月4日
第2巻 2023年7月4日
第3巻 2023年8月4日
第4巻 2023年9月4日
第5巻 2023年10月4日
第6巻 2023年11月2日
第7巻 2023年12月4日
第8巻 2024年1月4日
第9巻 2024年2月2日
第10巻 2024年3月4日
第11巻 2024年5月2日
第12巻 2024年7月4日
第13巻 2024年9月4日
第14巻 2025年2月4日

集英社の書誌では、第1・2巻が2023年7月4日、第3巻が8月4日、第4巻が9月4日、第5巻が10月4日、第6巻が11月2日、第7巻が12月4日と確認できます。

さらに、第8巻は2024年1月4日、第9巻は2月2日、第10巻は3月4日、第11巻は5月2日、第12巻は7月4日、第13巻は9月4日、そして第14巻は2025年2月4日に発売されています。

一覧にすると、初期の刊行ペースがかなり速かったことが分かります。

第1巻・第2巻を同時発売した後、第3巻から第10巻まではほぼ毎月のように新刊が並びました。

一般的な連載漫画は、新しいエピソードの執筆と単行本作業が並行するため、巻と巻の間が数か月空くことも珍しくありません。

しかし『氷の城壁』では、単行本化が始まった2023年7月の時点でLINEマンガでの連載がすでに完結していました。そのため、この刊行ペースを「新作を毎月描いていた」と捉えると実態とは異なります。

連載時の『氷の城壁』は縦スクロール形式のwebtoonでしたが、紙の単行本では横読みのコマ割りへ再構成され、フルカラーで収録されています。

ここは本作ならではの面白い点です。

単に「WEB漫画を印刷した」のではなく、スマートフォンで縦に流れていた物語を、紙のページをめくる読書体験へ組み替えているわけです。

校正という仕事で文章の「改行」や「間」が意味を変える場面を何度も見てきた私には、この変換はとても興味深く映ります。

漫画でも、縦方向へスクロールして読むときの沈黙と、ページをめくった瞬間に視界へ入るコマとでは、同じ台詞でも受け取る速度が変わります。

『氷の城壁』をWEB版で読んだことがある方が単行本を読み直す場合、この「物語の間の再設計」に目を向けてみると、新しい発見があるはずです。

※画像はAIによるイメージ

『氷の城壁』最新刊14巻はいつ発売?収録話と内容を確認

『氷の城壁』の最新刊であり最終巻でもある第14巻は、2025年2月4日に発売されました。

紙版は990円(税込)、B6判・208ページ。ISBNは「978-4-08-884404-6」です。

デジタルカラー版も同じ2025年2月4日に発売されています。

第14巻に収録される本編は次の通りです。

  • 第112話「夜のしじま」
  • 第113話「存在」
  • 第114話「暖」
  • 第115話「繋ぐ」
  • 第116話「次の季節へ」
  • 最終話「解氷」

さらに、デジタル版の公式書誌では、ヨータ&ミキ、ミナト&小雪について「付き合った後の2人」を描いた読者リクエストのおまけが収録されていることも確認できます。

最終巻では、小雪とミナト、美姫とヨータ、それぞれの関係が物語の大きな節目を迎えます。

小雪はミナトと自宅で誕生日を過ごした後、一人になることへの寂しさを意識し、帰ろうとするミナトを引き留めます。そして、長く自分の内側へしまってきた思いを言葉にしていきます。

この場面を理解するうえで、第1巻の小雪を思い出すことには大きな意味があります。

第1巻の小雪は、人と接することを苦手とし、「他人との間を壁で隔ててしまう」人物として紹介されています。高校でも積極的に周囲とつながろうとはせず、物語は距離感の近いミナトとの出会いによって動き始めます。

対して第14巻では、その小雪自身が「一人になることへの寂しさ」を受け止め、自分から相手を引き留めます。

ここに、本作の始点と終点をつなぐ美しい対比があります。

私は、『氷の城壁』が描いた成長を「人見知りだった小雪が社交的になった」という単純な変化だとは捉えていません。

むしろ、自分を守るための境界線は残したまま、それでも大切な人には自分の意志で一歩近づけるようになったことが、小雪の変化なのだと感じます。

人との距離を取ること自体を否定せず、その距離を「選べるようになる」ことを成熟として描いている。

最終話の題名が「解氷」であることも含めて、14巻は恋愛の結末であるだけでなく、作品タイトルそのものへの静かな回答になっているように思います。


『氷の城壁』全巻はいくら?紙版と電子版の価格を整理

全巻購入を考えている方は、紙版と電子版を分けて考えることが大切です。

集英社の書誌で確認できる紙版価格は、基本的に各巻990円(税込)で、第11巻のみ1,056円(税込)です。たとえば第1巻は990円、第9巻・第10巻も990円、第11巻は1,056円、第12巻・第13巻・第14巻は990円となっています。

この定価を14冊分合計すると、紙版は13,926円(税込)です。

これは新品を集英社の表示定価でそろえた場合の計算です。

中古本、店舗独自のポイント、送料などは含みません。在庫や実際の販売価格は購入時点で変わるため、利用する書店で確認する必要があります。

一方、電子版については販売ストアによって事情が異なります。

2026年9月18日時点でLINEマンガの『氷の城壁 単行本版【フルカラー】』を見ると、第1~10巻と第12・13巻が各792円、第11巻が844円、第14巻が880円と表示されています。単純合計では11,228円です。

ただし、この11,228円は「電子版なら常にこの価格」という意味ではありません。

電子書籍では販売ストア、価格改定、クーポン、ポイント還元、期間限定施策などによって実際の支払額が変わります。

したがって価格情報は、次のように分けると混乱しません。

  • 何巻まであるか → 出版社・公式特設サイトで確認する
  • 紙の定価はいくらか → 集英社の各巻書誌で確認する
  • 電子版を今いくらで買えるか → 利用する電子書籍ストアで確認する

この区別は、検索結果を比較するときに意外と重要です。

たとえば第14巻について「990円」と「880円」という二つの価格を見かけても、前者が紙版、後者がLINEマンガ上の電子版であれば、両方とも成立します。

価格だけを切り取って「どちらかが間違っている」と判断するのではなく、媒体と販売場所を見ることが確実です。


原作はいつ完結した?2022年と2025年の違い

『氷の城壁』を検索すると、「2022年完結」と「2025年完結」の両方が出てきます。

結論から言えば、WEB連載は2022年4月に完結し、紙の全14巻がそろったのは2025年2月4日です。

本作は「集英社少女マンガグランプリ Powered by LINEマンガインディーズ 2018summer」で特別賞に選ばれ、その後2020年1月からLINEマンガで連載され、2022年4月に完結しました。

2023年7月4日には、第1巻と第2巻が集英社から同時発売されています。連載時と同じフルカラーを維持しながら、縦スクロールの画面を横読みのコミックスへ再構成した形です。

時系列を簡潔に整理すると、次のようになります。

  • 2018年:漫画賞で特別賞に選出
  • 2020年1月:LINEマンガで公式連載開始
  • 2022年4月:WEB連載が完結
  • 2023年7月4日:紙版第1巻・第2巻が同時発売
  • 2025年2月4日:第14巻発売、単行本も完結

ここで注目したいのは、本作が「紙の単行本になってから人気になった漫画」だけではないことです。

2023年6月末時点で、LINEマンガでの累計閲覧数は約9677万回に達していたと報じられています。つまり紙版第1巻が発売される前から、非常に多くの読者に触れられていた作品でした。

その支持が紙のコミックスへつながり、さらに2025年1月31日にはTVアニメ化が発表されました。

そして2026年には実際にTVアニメが放送され、原作コミックス完結後も作品へ触れる入口が広がっています。2026年1月の報道では、アニメは4月2日からTBS系28局で放送開始と案内され、原作コミックスの累計発行部数は200万部超とされています。

そのため、アニメから『氷の城壁』を知って「原作は何巻まであるのだろう」と調べている方も、現在は安心して最後まで読めます。

コミックスは14巻で完結済みです。

※画像はAIによるイメージ

全14巻で読むと見えてくる『氷の城壁』という題名の意味

ここからは、全14巻を通した作品についての私見です。

『氷の城壁』の中心にいるのは、氷川小雪、雨宮ミナト、安曇美姫、日野陽太の4人です。

第1巻では、とりわけ小雪の「壁」が分かりやすく描かれます。

他人との間に距離を置く小雪へ、距離感の近いミナトが入り込んでくる。その違和感から物語は始まります。

ところが巻を読み進めていくと、「壁」を持っているのは小雪だけではないと分かってきます。

美姫には、周囲から期待される自分と本来の自分とのずれがあります。

ヨータには、相手を大切に思うからこそ自分の感情を前へ出せない局面があります。

ミナトもまた、人との距離を縮めるのが得意そうに見えながら、自分自身の感情を正確に理解し、扱うことには迷いを抱えています。

つまり題名の「氷の城壁」は、小雪だけに与えられた性格説明というより、誰もが他人との間に持っている境界や自己防衛の象徴として読むことができます。

ここで本作が巧みなのは、壁そのものを悪者にしていないことです。

人と距離を置くことは、必ずしも間違いではありません。

相手が好きでも、すぐに心の内側へ招き入れられるとは限らない。親しい相手であっても、見せたくない部分はあります。

『氷の城壁』では、それを「心を閉ざしているから直すべきだ」と単純化しません。

近づきたいのに離れる。

伝えたいのに黙る。

良かれと思った言葉が、相手には別の意味で届く。

そうした小さな行き違いが何度も描かれるからこそ、第14巻で登場人物が自分の感情を言葉にする場面に重みが生まれます。

私はここに、『氷の城壁』が大人の読者にも響きやすい理由があると考えています。

学生生活を描く青春漫画でありながら、人間関係の描写は「若いから未熟」という一言では片づきません。

自分の本音が分からない。

嫌われたくないので相手に合わせる。

相手のために黙ったつもりが、結果として距離を広げてしまう。

こうした感情は、年齢を重ねても消えるものではないからです。

そして最終巻の小雪を第1巻と比べると、変化の輪郭がよく見えます。

最初の小雪は、誰かが自分へ近づくことに身構えていました。

最後の小雪は、自分から誰かを引き留めます。

壁が完全になくなったわけではありません。

むしろ、自分の境界を保ちながら「ここまでは入ってきてほしい」と、自分で扉を開けられるようになった。

この違いは小さく見えて、実は大きな変化です。

だから私は、最終話「解氷」という言葉も、「すべての氷が一瞬で溶けてなくなる」という意味だけではなく、凍っていた感情が少しずつ流れ始めることを示しているように感じます。

本作をこれから全巻読む方には、恋愛の結果だけでなく、「この人物は以前なら何を言わなかったのか」に注目していただきたいところです。

台詞を読むだけではなく、その言葉を言えるようになるまで何巻かかったのかを見る。

そうすると全14巻という長さが、単なる冊数ではなく、4人が自分と他者との距離を学んでいくために必要だった時間として見えてきます。


まとめ|『氷の城壁』は14巻で完結、15巻へは続かない

『氷の城壁』の単行本は、全14巻で完結済みです。

第1巻・第2巻は2023年7月4日に同時発売され、その後フルカラーコミックスとして刊行が続きました。最新刊かつ最終巻の第14巻は2025年2月4日発売です。

第14巻の紙版は990円(税込)、B6判・208ページ。第112話「夜のしじま」から最終話「解氷」までと、おまけが収録されています。

紙版を集英社の表示定価で14冊そろえた場合は13,926円(税込)。電子版についてはストアによって価格や施策が異なるため、購入時点の表示を確認してください。

また、WEB連載は2020年1月から2022年4月までで、単行本より先に完結しています。その後2023年に紙のコミックス化が始まり、2025年に全14巻がそろいました。

したがって、「原作は完結しているのか」「紙で最後まで読めるのか」と心配する必要はありません。

第1巻から第14巻までで、『氷の城壁』の本編を最初から結末まで読むことができます。

そして、冊数だけを確認して終えるには少し惜しい作品です。

第1巻で他人との間に壁を置いていた小雪と、第14巻で自分から誰かへ思いを伝えようとする小雪。その始点と終点を比べると、『氷の城壁』という題名に込められた「人と人との距離」の物語が、より鮮明に浮かび上がってきます。


よくある質問

『氷の城壁』は全何巻ですか?

全14巻です。第14巻が最終巻で、本編は完結しています。マーガレット公式特設サイトでも全14巻と案内されています。

『氷の城壁』14巻はいつ発売されましたか?

第14巻は2025年2月4日に発売されました。

紙版は990円(税込)、B6判・208ページです。

『氷の城壁』15巻は発売されますか?

本編は第14巻で完結しているため、通常の本編続巻として第15巻へ続く構成ではありません。

公式特設サイトでも「全14巻」と案内されています。

『氷の城壁』の原作も完結していますか?

はい。LINEマンガでの連載は2020年1月から2022年4月までで、すでに完結しています。

その後に紙の単行本化が進み、2025年2月4日の第14巻発売でコミックスも最後までそろいました。

『氷の城壁』全巻を紙で買うといくらですか?

集英社が掲載している紙版定価を14冊分合計すると、13,926円(税込)です。

実際の販売価格や在庫は書店によって異なる場合があるため、購入時点の表示を確認してください。

『氷の城壁』電子版全巻はいくらですか?

2026年9月18日時点のLINEマンガの表示価格を合計すると、全14巻で11,228円です。

ただし、電子書籍の価格、クーポン、ポイント還元などはストアや時期によって変わるため、実際に購入するサービスで最新価格を確認してください。

執筆:篠原千鶴(アニメ愛好家・フリーランス校正者)