2024年のねとらぼ読者投票では、うさぎが765票を獲得し、「ちいかわ」人気ランキング1位になりました。
2位はハチワレ、3位はちいかわです。本記事では、同率を含む全順位と票数を整理したうえで、作品の描写から各キャラクターの魅力を読み解きます。
ちいかわ人気ランキングはいつ、誰が調査した?
今回取り上げるのは、ねとらぼ調査隊が2024年2月14日から2月21日まで実施した読者アンケート「あなたが好きな『ちいかわ』のキャラクターは?」の結果です。
調査の要点は次の通りです。
- 実施主体:ねとらぼ調査隊
- 調査期間:2024年2月14日~2月21日
- 質問:あなたが好きな「ちいかわ」のキャラクターは?
- 有効回答数:3231票
- 1位:うさぎ、765票
- 元記事公開日:2024年3月4日
- 元記事更新日:2024年9月30日
- 調査の性質:作品公式ではない読者アンケート
最初に注意したいのは、この結果が「ちいかわ」公式による人気投票ではないことです。ねとらぼの記事を訪れた読者が任意で参加したアンケートであり、全ファンの意見を統計的に代表する調査ではありません。
回答者の年代や投票時期、漫画とアニメのどちらを主に楽しんでいるかによって、結果は変わる可能性があります。したがって、「うさぎがあらゆる人気投票で必ず1位になる」という意味ではなく、2024年2月時点における、ねとらぼ読者の支持傾向として受け取るのが適切です。
一方、有効回答数は3231票に達しており、キャラクターごとの票数も公開されています。調査条件を明示して扱う限り、当時の人気の分布を具体的に確認できる資料といえるでしょう。
ちいかわ人気ランキングTOP28の全順位と票数
ねとらぼが公開した全結果は、次の通りです。順位欄が同じキャラクターは同票であり、その次の順位は同率人数分だけ繰り下がっています。
| 順位 | キャラクター | 票数 |
|---|---|---|
| 1位 | うさぎ | 765票 |
| 2位 | ハチワレ | 599票 |
| 3位 | ちいかわ | 468票 |
| 4位 | モモンガ | 292票 |
| 5位 | 栗まんじゅう | 286票 |
| 6位 | シーサー | 180票 |
| 7位 | ラッコ | 165票 |
| 8位 | ポシェットの鎧さん | 88票 |
| 9位 | 古本屋(カニ) | 82票 |
| 10位 | あのこ | 79票 |
| 11位 | カブトムシ(ちいかぶ) | 42票 |
| 12位 | 島二郎 | 41票 |
| 13位 | 労働の鎧さん | 24票 |
| 14位 | 流れ星 | 19票 |
| 14位 | セイレーン | 19票 |
| 16位 | なんかでかくて強いやつ(でかつよ) | 16票 |
| 17位 | パジャマパーティーズ | 14票 |
| 18位 | オデ | 9票 |
| 19位 | キメラ(ちいかわ族の姿) | 8票 |
| 20位 | ラーメンの鎧さん | 7票 |
| 21位 | 葉っぱちゃん | 6票 |
| 22位 | 人魚 | 4票 |
| 23位 | ゴブリン | 3票 |
| 23位 | グレーの子(てぃは!!) | 3票 |
| 23位 | 緑の魔女 | 3票 |
| 26位 | 偉い鎧さん | 2票 |
| 26位 | 黒い流れ星 | 2票 |
| 28位 | 山姥 | 1票 |
| 28位 | お面キメラ | 1票 |
| 28位 | 島の子たち | 1票 |
| 順位外 | その他 | 2票 |
「TOP28」という表現は、掲載された名前が28組だけという意味ではありません。14位、23位、26位、28位に同率があるため、最下位の順位番号は28位ですが、名前が明記された項目は30組あります。
さらに、特定の項目にまとめられなかった「その他」の2票を加えると、合計は3231票です。全行を合算して調査概要の有効回答数と一致するため、表の票数に抜けはありません。
上位5人の合計は2410票で、全体の約74.6%です。うさぎ、ハチワレ、ちいかわの上位3人だけでも1832票となり、約56.7%を占めました。
ただし、残る1399票が4位以下へ分散したことも見逃せません。主要な3人が過半数を占めながら、物語の脇を固めるキャラクターや特定の長編で登場した存在にも、相当数の票が投じられています。
1位うさぎ、2位ハチワレ、3位ちいかわの魅力とは?
ここからの人物評は、アンケート回答者から収集した投票理由ではありません。公開された設問は「好きなキャラクター」を尋ねるものであり、765票の一票一票について理由が示されているわけではないためです。
したがって、以下ではランキングの事実と、作品を継続して鑑賞してきた筆者の解釈を明確に分けます。
1位うさぎ|765票、得票率約23.7%
うさぎは、黄色い体と高いテンション、予測しにくい言動が印象的なキャラクターです。自由奔放に動き、ときにはちいかわやハチワレを巻き込むため、表面的には騒動を起こす役に見えます。
ところが、危険が迫った場面では状況を素早く捉え、ためらわず行動することがあります。ねとらぼの元記事でも、友達思いで状況把握力が高く、ちいかわたちを助ける場面があると紹介されました。
ただし、それが765票の直接的な投票理由だったと断定することはできません。ここから先は、作品描写を踏まえた筆者の読みです。
私は、うさぎの魅力は、内面を長い言葉で説明しないところにあると考えています。何を考えているのか分からない時間があるからこそ、仲間のために即座に動いた瞬間、その行動が鮮烈に映るのです。
普段の奇抜さと、危機における頼もしさの落差も見逃せません。笑いを生む存在が同時に物語を前進させる役割を担うことで、短い登場場面にも強い輪郭が残ります。
2位のハチワレとの差は166票、得票率では約5.1ポイントです。主要3人の一角という知名度に加え、台詞に頼らなくても動きだけで印象を残せる表現の強さが、支持につながった可能性はあるでしょう。
2位ハチワレ|599票、得票率約18.5%
ハチワレは、八の字型の青い前髪と、明るく社交的な性格が特徴です。流ちょうに話すことができ、ちいかわやうさぎと周囲の出来事を言葉で結び直す役割も担っています。
公式サイトでは、テレビアニメ第11話でハチワレが「ひとりごつ」を披露したことが案内されています。公式のエンディングテーマにもハチワレの歌唱版が採用されており、歌やギターは一過性の小道具ではなく、キャラクターを形作る要素になりました。
ハチワレは明るいものの、何をしても成功する万能な存在ではありません。失敗や厳しい生活に直面しても、周囲を責めるより、今できることや小さな楽しみを見つけようとします。
筆者としては、この明るさを単純な楽天性とは捉えていません。困難を知らないから笑えるのではなく、困難がある場所で誰かと笑おうとする。その姿勢が、ハチワレの優しさに厚みを与えています。
599票はアンケート全体の約18.5%です。回答者の理由そのものは不明ですが、状況や気持ちを言葉にしてくれる親しみやすさが、作品へ入るための扉になっている可能性はあります。
3位ちいかわ|468票、得票率約14.5%
主人公のちいかわは468票で3位でした。主人公が自動的に1位になるのではなく、うさぎとハチワレが上回った点は、この作品が仲間たちを独立した人物として描いてきたことを考える手掛かりになります。
アニメ公式サイトは、ちいかわを「ちょっぴり泣き虫だけど優しい性格」と紹介し、草むしりや討伐などをして生活していると説明しています。
ちいかわは、不安や恐怖をすぐに克服できる人物ではありません。準備していても本番で思うように動けず、失敗に落ち込むことがあります。
その一方で、大切な仲間が危機に直面すると、泣きながらでも前へ進もうとします。これは「恐怖を感じない強さ」ではなく、「怖いという感情を抱えたまま行動する強さ」です。
アニメ第38話「ふしぎな杖③」のように、不思議な出来事が危機へ変わっていく話では、ちいかわたちが置かれる世界の不安定さを確認できます。話数は投票理由の証明ではありませんが、人物像を自分で確かめたい方の鑑賞上の手掛かりになります。
私は、ちいかわの涙を弱さだけの記号とは考えていません。恐怖が目に見える形で描かれるからこそ、そこから踏み出す一歩の重さも伝わります。

4位から7位にも異なる魅力が並ぶ
4位のモモンガは292票、5位の栗まんじゅうは286票で、その差はわずか6票でした。見た目も性格も大きく異なる2人がほぼ同数となった点に、「ちいかわ」の人気の幅が表れています。
モモンガは、愛らしい外見とは対照的に、ふてぶてしく奔放です。アニメ第68話「甘いもの/湧くトコロ」は、モモンガの振る舞いを確認できる具体的な鑑賞例の一つです。
さらに、作中では「でかつよ」との関係をうかがわせる描写があります。かわいい現在の姿だけでなく、外見と中身、望んだ姿と失ったものをめぐる不穏な謎が、モモンガの存在に奥行きを与えています。
栗まんじゅうは、飲食を楽しむ落ち着いた姿が印象的です。アニメ第35話「くりまんじゅう/乗りマンボー」のように、短い題名にもキャラクターそのものが掲げられ、日常の楽しみを担う存在として描かれています。
シーサーが酒類を提供する仕事に必要な資格の勉強をする際、栗まんじゅうが支える関係も重要です。自分の楽しみを大切にしながら、他者には穏やかに手を差し伸べる姿に、大人らしい余裕が感じられます。
6位のシーサーは180票、7位のラッコは165票でした。公式サイトでは、シーサーがアニメ第123話で初登場したことが案内されています。
ラッコについては、アニメ第51話「虫、ギチギチ/危なかった…な」が鑑賞上の一例です。討伐に関わる頼もしさと、食べ物を前にしたときの柔らかな表情の差が、強さ一辺倒ではない人物像を作っています。
8位以下の順位から何が分かる?
8位のポシェットの鎧さんは88票、9位の古本屋(カニ)は82票、10位のあのこは79票でした。8位から10位までは9票差に収まっており、比較的近い票数です。
ポシェットの鎧さんは、アニメ第28話で初登場したことが公式に案内されています。第29話「しかってみろ/私の作品」も、その温かな人柄や物作りとの関係を確かめる手掛かりになります。
古本屋(カニ)は主要3人ほど登場歴が長いわけではありませんが、モモンガとの関係を通じて存在感を増しました。相手の奔放さに戸惑いながらも関係を築いていく様子は、一方的な「世話役」では片付けられない繊細さを持っています。
10位のあのこ、11位のカブトムシ(ちいかぶ)、16位のでかつよは、かわいらしい外見の奥に潜む変化や不安と深く関わる存在です。
ここに「ちいかわ」という作品の特徴が見えます。読者は、安心して眺められる人物だけでなく、正体や行く末が気になる人物にも票を投じています。
12位の島二郎と14位のセイレーンは、島を舞台とした長編を強く印象づけた存在です。物語の中心人物ではなくても、一つの長編で担った役割が大きければ、読者の記憶に残ります。
17位のパジャマパーティーズは、仲間と活動する楽しさに加え、不測の事態を経ても続いていく関係性を象徴するグループです。歌や衣装のかわいらしさだけでなく、「欠けた仲間を思うこと」が物語に厚みを与えています。
鎧さんたちも一括りにはできません。8位のポシェットの鎧さん、13位の労働の鎧さん、20位のラーメンの鎧さん、26位の偉い鎧さんでは、仕事も立場も、ちいかわたちへの接し方も異なります。
ファンがそれぞれを別項目として選んだことは、似た外見のキャラクターであっても、役割や言葉遣い、他者との距離感が見分けられていることを示します。
23位にはゴブリン、グレーの子(てぃは!!)、緑の魔女が3票で並びました。26位では偉い鎧さんと黒い流れ星が2票、28位では山姥、お面キメラ、島の子たちが1票で同率です。
得票が少ないことは、物語上の価値が低いことを意味しません。登場期間が短い人物や、一つの長編に限って現れた人物は、継続的に登場する主要人物より投票機会の面で不利になり得ます。
それでも名前が挙がった事実からは、一度の登場や短い描写でも、誰かの記憶に残る作品設計が読み取れます。票数の大小とは別に、脇役が単なる背景として消費されていないことが重要です。

人気ランキングから考える「ちいかわ」の強さ
筆者として注目したいのは、うさぎ、ハチワレ、ちいかわが、それぞれ異なる表現手段で友情を示している点です。
うさぎは行動、ハチワレは言葉、ちいかわは表情や涙によって、仲間への思いを伝えます。同じ出来事に遭遇しても反応が重ならないため、読者は自分の感覚に近い人物を見つけられます。
この違いは、単なる性格設定ではありません。会話のテンポ、視線、沈黙、動きの速さまで含めて、三者の役割が分けられています。
うさぎは、説明が少ないために行動の意味を考えさせます。ハチワレは、見えている出来事や感情を言葉にして整理します。ちいかわは、言葉にしきれない感情があることを表情で伝えます。
校正者として台詞を追っていると、「話す量の差」がそのまま人物の強さになっていることに気づかされます。台詞の多い人物だけが物語を説明しているのではなく、沈黙する人物も別の方法で情報を渡しているのです。
もう一つの特徴は、日常と不安が切り離されていないことです。ちいかわたちは働き、資格の勉強をし、食事を楽しみますが、その生活はときに突然の危険や不可解な出来事に揺さぶられます。
それでも、小さな成功を喜び、食べ物を分け合い、仲間と歌います。厳しい世界だから幸福が否定されるのではなく、厳しさの中にあるからこそ、一杯の食事や短い会話が大切に見えるのでしょう。
私は、モモンガと栗まんじゅうが6票差だった点に、この作品の懐の深さを感じます。モモンガは謎と危うさを体現し、栗まんじゅうは落ち着いた生活の楽しみを体現しています。
正反対に見える存在がほぼ同じ支持を得たことから、ファンが求めているものを「かわいさ」という一語だけで説明することはできません。謎を追いたい人、安心できる時間を見たい人、成長を見守りたい人のすべてに、異なる入口が用意されています。
今後、別の時期に同じ設問で投票を行えば、順位が変わる可能性は十分にあります。新たな長編やアニメ化によって、これまで登場機会の少なかった人物へ注目が集まることも考えられるからです。
人気ランキングは固定された人物評価ではなく、「その時点で、どの物語が強く記憶されていたか」を映す記録でもあります。今回の結果を将来の調査と比較する際には、順位だけでなく、調査時期と直前に描かれたエピソードも併せて見る必要があるでしょう。
まとめると、2024年のねとらぼ読者アンケートでは、うさぎが765票で1位、ハチワレが599票で2位、ちいかわが468票で3位でした。
一方、同率を含む28位までには、鎧さんたち、島編の登場人物、不穏な存在、短期間だけ登場したキャラクターも入っています。主要人物の強さと脇役への細やかな支持が同時に見えることが、このランキングの最も興味深い点です。
よくある質問
2024年のちいかわ人気ランキング1位は誰ですか?
ねとらぼが2024年2月14日から2月21日まで実施した読者アンケートでは、うさぎが765票で1位になりました。得票率は全3231票の約23.7%です。
2位から7位までの順位は?
2位はハチワレ、3位はちいかわ、4位はモモンガ、5位は栗まんじゅう、6位はシーサー、7位はラッコです。票数は本文の全順位表で確認できます。
TOP28なのに30組の名前があるのはなぜですか?
14位、23位、26位、28位に同率があるためです。最下位の順位番号は28位ですが、同率を別々に数えると、名前が明記された項目は30組になります。
このランキングは「ちいかわ」公式の人気投票ですか?
公式人気投票ではありません。ねとらぼ読者が任意で参加したアンケートであり、2024年2月時点の一つの人気傾向として見る必要があります。
