『幼女戦記』の漫画版は、2026年9月3日時点で打ち切りや作品全体の完結を示す公式発表は確認できず、連載は継続中です。
最新刊は35巻、カドコミの最新話は第120章「ドアノッカー作戦Ⅰ」で、次回更新予定日も2026年9月26日と案内されています。
「幼女戦記の漫画は20巻で終わったのでは?」「打ち切りになった?」「36巻はいつ出る?」と気になっている方もいらっしゃるでしょう。
先に現在地を整理すると、次のとおりです。
確認項目 2026年9月3日時点
打ち切り 打ち切りを示す公式発表は確認できない
漫画全体の完結 完結を示す公式発表は確認できない
最新刊 35巻
35巻発売日 2026年8月25日
最新話 第120章「ドアノッカー作戦Ⅰ」
最新話公開日 2026年8月26日
次回更新予定 2026年9月26日
既刊 1〜35巻
36巻 正式な発売日は現時点で確認できない
特に重要なのは、20巻で終わったのが漫画版そのものではなく、「コミカライズ第一部」だったことです。
しかも、その次の21巻は2021年5月26日に発売され、KADOKAWAの商品ページでは明確に「コミカライズ第二部」の開始が案内されています。20巻の「完結」という言葉だけを切り取ると、現在まで残る誤解につながりやすい構造になっているのです。
この記事では、公式情報をもとに「打ち切り・完結」「20巻の意味」「最新刊35巻」「最新話」「36巻」の順で整理します。
幼女戦記の漫画は打ち切り・完結した?現在の公式情報
2026年9月3日時点では、『幼女戦記』漫画版の打ち切りや作品全体の完結を示す公式発表は確認できません。
むしろ現在確認できる情報からは、連載が継続している状態と判断できます。
カドコミの『幼女戦記』作品ページでは、2026年8月26日に第120章「ドアノッカー作戦Ⅰ」が公開され、次回更新予定日は2026年9月26日と明記されています。コミックス情報にも、2026年8月25日発売の35巻が最新刊として掲載されています。
漫画を担当するのは東條チカさん、原作はカルロ・ゼンさん、キャラクター原案は篠月しのぶさんです。
『幼女戦記』は、現代日本で生きていた主人公が異世界へ転生し、ターニャ・デグレチャフとして軍人の道を歩む戦記作品です。
ターニャは合理性と自己保身を重視し、できる限り安全な立場を得ようと行動します。しかし、その優秀さが軍から高く評価されるほど重要任務を任され、安全から遠ざかっていく。この本人の意図と周囲の評価のずれが、作品を読み解くうえで重要な面白さになっています。
もっとも、今回の「打ち切りかどうか」という疑問に対して、作品人気や物語の印象から推測する必要はありません。
判断材料として重要なのは、最新話が公開されていること、次回更新予定が告知されていること、最新コミックスが刊行されたことです。
これらを公式ページで確認できる以上、少なくとも2026年9月3日時点で「打ち切りになった」「漫画全体が完結した」と断定できる状況ではありません。
ここで一つ注意したいのが、カドコミに表示される「公開終了」です。
同サイトでは第1章「北辺の空」などを除き、多くの過去エピソードが公開終了となっています。しかし、同じ作品ページに最新話と次回更新予定が掲載されています。したがって、Web上で過去話の公開が終わることと、連載そのものが終わることは別と考える必要があります。
これは電子コミックを追っていると案外見落としやすい点です。
「読めない話が増えたから終了したのでは」と感じることはあっても、配信期限と連載終了は同じ意味ではありません。情報を見る際には、作品ページの「最新話」「次回更新予定」という欄まで確認するのが確実です。
なぜ「幼女戦記は20巻で完結」と言われる?第一部と第二部を確認
「幼女戦記の漫画は完結した」という情報が生まれる一因として考えられるのが、2020年12月26日発売の20巻です。
20巻は確かに、大きな区切りとなる一冊でした。
ただし、そこで完結したのは漫画版『幼女戦記』の全物語ではありません。
KADOKAWAの商品説明には、20巻についてコミカライズ第一部の完結であることが明記されています。さらに20巻発売時の公式告知でも、この節目を記念してターニャ・デグレチャフ役の悠木碧さんが出演するスペシャルPVなどが展開されました。
そして20巻の後、2021年5月26日には21巻が発売されています。
21巻のKADOKAWA公式ページに掲げられた位置付けは、コミカライズ第二部の開幕です。物語は南方へ舞台を移し、その後も巻数を重ねて現在の35巻まで続いています。
つまり時間軸を簡潔にすると、
- 2020年12月26日:20巻発売、コミカライズ第一部が完結
- 2021年5月26日:21巻発売、コミカライズ第二部が開始
- 2026年8月25日:35巻発売
- 2026年8月26日:第120章公開
- 2026年9月26日:次回更新予定
という流れです。
この並びを見ると、「20巻で第一部完結」と「漫画版そのものが20巻で完結」は明確に異なることが分かります。

ここで、校正者として特に気になった表現があります。
KADOKAWAが20巻発売時に掲載した公式告知では、見出し側に「コミックス第一章完結」という表現があり、その一方で本文の商品紹介では「コミカライズ第一部、完結」と案内されています。
「第一章」と「第一部」は、本来なら指し示す単位が異なり得る言葉です。
しかし、この告知では20巻という同じ節目を説明する文脈で二つの表現が使われています。そのため、検索結果の短い見出しだけを読むより、商品説明や、その後に21巻が刊行されている事実まで合わせて確認したほうが意味を正確につかめます。
私は普段、校正の仕事で文章の主語や修飾範囲を細かく確認しますが、今回のようなケースは、まさに「完結」という一語だけでは情報が足りない例だと感じます。
重要なのは「何が完結したのか」です。
「第一部が完結した」と「作品が完結した」では、数文字の違いで読者が受け取る意味はまったく変わります。
さらに21巻が「第二部」の開始として発売されている以上、現在の情報を確認する際には20巻だけで判断せず、区切りの直後に何が刊行されたかを見ることが大切です。
この時間軸まで確認すれば、「20巻が最終巻だった」という理解は成立しません。
幼女戦記の最新刊35巻はどんな巻?発売日と内容を整理
漫画版『幼女戦記』の最新刊は、2026年8月25日発売の35巻です。
KADOKAWA公式の商品情報では、35巻は角川コミックス・エースから刊行され、書誌情報は次のようになっています。
B6判・144ページ、定価924円(税込)、ISBN 9784041176764です。価格や販売状況は変更される可能性があるため、購入時には利用する書店や公式の商品表示をご確認ください。
35巻では、ドードーバード航空戦が大きな局面を迎え、ターニャ・デグレチャフとメアリー・スーの衝突が中心となります。
二〇三大隊の攻撃にも耐えるメアリーに対し、ターニャはエレニウム九五式を用いることになります。その際、メアリーの父アンソン・スーに由来する得物が関わるという、両者の因縁を一段深くする展開です。
この対決で興味深いのは、単に「強い人物同士が戦う」という構造ではありません。
私には、ターニャとメアリーが戦争と向き合う二つの異なる原理を背負っているように映ります。
ターニャは、自分にとって不合理な世界の中で、経験や知識、戦術を積み重ねて生存確率を上げようとします。
対するメアリーは、父を失ったことに由来する感情や使命感を強く抱えながら戦場へ入ってきた人物です。
もちろん、二人を単純に「合理性対感情」とだけ分類すれば作品の複雑さを取りこぼします。それでも、同じ戦場を見ながら、何を根拠として行動を選ぶのかという差は鮮明です。
『幼女戦記』では以前から、個人にとって合理的な判断が組織全体では別の意味を持ったり、本人の意図とは異なる評価を受けたりする場面が繰り返されてきました。
35巻の対決にも、その作品らしさがよく表れていると私は感じました。
そして「打ち切り」を調べている読者にとって、35巻の物語内容以上に重要なのが発売日そのものです。
35巻は2026年8月25日に発売されたばかりです。
つまり、何年も新刊が出ていない作品について「打ち切られたのでは」と推測している状況とは異なります。最新巻が公式に刊行され、その翌日にWeb連載の新しい章も公開されているため、現在の連載状況を確認する材料としては非常に分かりやすい状態です。
幼女戦記の最新話は第120章|次回更新はいつ?
2026年9月3日時点で、カドコミに掲載されている最新話は、第120章「ドアノッカー作戦Ⅰ」です。
公開日は2026年8月26日です。
カドコミでは同話に2026年9月26日11時までという配信期限が表示され、作品ページには別途、次回更新予定日として2026年9月26日が掲載されています。
この二つの日付は似ていますが、意味を分けて読む必要があります。
一つは現在公開されている第120章の配信期限、もう一つは作品ページに示された次回更新予定日です。
ここも、文章を細かく確認すると誤解を避けられるところでしょう。
「9月26日で公開が終了する」とだけ読むと、作品そのものが終了するような印象を持つ人がいるかもしれません。
しかし作品ページには、同じ9月26日が次回更新予定日として記されています。したがって、現時点で読み取れるのは「第120章の公開期間が区切られ、次の更新が予定されている」という状態です。

『幼女戦記』は、戦線の移動、国家同士の利害、参謀本部の判断、現場の認識などが複雑に重なって物語が進みます。
そのため、最新話だけを確認しても「いま何と戦っているのか」「なぜその作戦が必要なのか」がつかみにくい場合があります。
特に漫画版は35巻という長さに達していますので、これから作品を本格的に読みたい方には、公開中の一話だけを断片的に追うより、単行本で前後関係を確認しながら読む方法が向いているでしょう。
これは単なる情報量の問題ではありません。
本作では、ある人物の台詞や行動が、その人物自身の意図とは違う意味で周囲に解釈される場面が多くあります。直前までの政治状況や軍の事情を知っているほど、その「ずれ」が鮮明に見えてくるからです。
打ち切り情報についても同様で、一つの表示だけで判断するのではなく、前後関係を見ることが正確な理解につながります。
物語の読み方と作品情報の読み方に、奇妙なほど共通点がある作品だと感じます。
幼女戦記36巻の発売日は?既刊は何巻まで?
2026年9月3日時点で、漫画版『幼女戦記』は35巻まで刊行済みです。
したがって、「幼女戦記の漫画は何巻まで?」という疑問への答えは、現時点では既刊1〜35巻となります。
一方、36巻の正式な発売日は、今回確認したKADOKAWAおよびカドコミの公式情報では確認できませんでした。
カドコミのコミックス欄も35巻を最新刊として掲載しています。
ここで注意したいのが、次巻の発売日を予測する情報です。
漫画の新刊について検索すると、過去の刊行間隔をもとに「次は○月ごろ」と予測しているサイトが見つかる場合があります。
こうした予測は目安として参考になることはあっても、出版社による正式な発売日の発表とは別物です。
36巻については、公式情報が出るまで「発売日未発表」とするのが正確でしょう。
「35巻が出たのに36巻が発表されていないから打ち切りなのでは」と心配する必要も、現状ではありません。
35巻は2026年8月25日に発売されたばかりです。そしてカドコミでは翌日に第120章が公開され、次回更新予定も掲載されています。
単行本の発売スケジュールと、雑誌・Webで進む連載のスケジュールは同一ではありません。
したがって、次巻の商品ページがまだ存在しないことを、そのまま連載終了の証拠として扱うことはできません。
なお、『幼女戦記』には漫画版以外に原作小説や関連書籍もあります。
これからコミックスをそろえる方は、商品名だけでなく、漫画・東條チカさん、原作・カルロ・ゼンさん、キャラクター原案・篠月しのぶさんによる角川コミックス・エース版であることを確認すると、別シリーズとの取り違えを避けやすくなります。
考察|「完結」という一語より、20巻から21巻への接続を見るべき
ここからは、長年アニメやコミカライズ作品を追い、校正者として文章の意味や情報の整合性を確認している立場からの私見です。
今回『幼女戦記』の打ち切り・完結情報を調べるうえで、最も重要なのは、単に「公式サイトを見ましょう」ということではないと考えています。
より大切なのは、一つの言葉を点で読むのではなく、次に何が起きたかを時間軸で読むことです。
20巻には確かに「完結」という強い言葉があります。
さらに公式告知では、見出しに「第一章完結」、本文の商品説明に「第一部、完結」と、やや異なる単位の表現まで現れます。見出しだけを検索結果で目にすれば、「20巻で何かが終わった」という記憶だけが残っても不思議ではありません。
しかし、その情報の続きを一つ確認するだけで状況は大きく変わります。
21巻は2021年5月26日に発売され、公式に第二部の開幕と説明されている。
この一点は非常に強い情報です。
20巻の「完結」という言葉をどう解釈すべきか迷ったとき、後続巻で出版社自身が「第二部」と位置付けている事実を見ることで、第一部完結の意味がはっきりします。
私はここに、今回の記事で最も見落としてはいけないポイントがあると考えています。
漫画の「打ち切り」「完結」を調べる際には、つい最新情報だけを確認したくなります。
しかし、本作の場合は逆です。
過去の20巻で何が終わり、21巻で何が始まったのかを確認することが、現在の状況を理解する最短距離になっています。
さらに2026年時点では、35巻という後続巻、120章という最新エピソード、次回更新予定という三つの情報がそろっています。
ここまで時間軸がつながっている以上、2020年の「完結」という単語だけを現在の作品状況へそのまま適用することは適切ではありません。
もう一つ、作品そのものとの共通性も感じます。
『幼女戦記』では、ターニャの言葉や行動が本人の意図と異なる意味で解釈され、それが次の展開を生むことが少なくありません。
本人は安全を求めているのに、その能力や発言が「勇敢」「有能」「忠誠心が高い」と評価され、より危険な立場へ押し出されていく。
つまりこの作品は、言葉そのものだけでなく、「誰が、どの文脈で、どう受け取ったか」を読む面白さを持っています。
それだけに、作品外の情報まで「完結」という一語だけで判断してしまうのは、どこか本作らしい皮肉にも感じられます。
20巻という一冊は終点ではなく、第一部と第二部を分ける境界でした。
35巻まで刊行された現在から振り返れば、そのことは明確です。
今後の完結時期については、公式に示された材料がない以上、私は具体的な巻数を予測すべきではないと考えています。
「36巻が最終巻になる」「あと数巻で終わる」といった情報も、出版社や作者側から正式な告知がない段階では推測にすぎません。
現時点で確実に言える範囲を丁寧に区切るなら、漫画版『幼女戦記』は35巻まで刊行され、Web連載は第120章まで進み、次回更新も予定されている。一方、36巻の発売日や作品全体の完結時期はまだ確認できないというところまでです。
この「分からないことを、分からないまま残す」姿勢も、情報記事では大切だと思っています。
数字を埋めたほうが記事として親切に見える場合もありますが、発売日や完結時期について根拠のない予測を加えれば、検索して訪れた方をかえって迷わせてしまいます。
公式に確認できるものと、まだ確認できないもの。
その境界を明示することこそ、『幼女戦記』のように長く続く作品を安心して追うための情報整理ではないでしょうか。
まとめ|幼女戦記の漫画は連載継続中、20巻は第一部の完結
漫画版『幼女戦記』は、2026年9月3日時点で打ち切りや作品全体の完結を示す公式発表は確認できず、カドコミでは次回更新予定も告知されています。
「20巻で完結」という情報については、2020年12月26日発売の20巻でコミカライズ第一部が完結したことを指します。
その後、2021年5月26日発売の21巻から第二部が始まり、2026年8月25日には35巻が発売されました。
Web連載では2026年8月26日に第120章「ドアノッカー作戦Ⅰ」が公開され、次回更新予定日は9月26日です。
36巻については、2026年9月3日時点で正式な発売日を確認できません。
したがって現在の状況は、「20巻で第一部は完結したが漫画版はその後も継続し、現在は35巻・第120章まで進行。36巻は公式発表待ち」と整理するのが適切です。
「完結」という言葉を見かけたときは、その言葉だけで判断せず、「何が完結したのか」「その後に次巻が出ているか」「現在の連載ページに更新予定があるか」まで確認すると、古い情報や文脈の切れた情報に惑わされにくくなります。
情報確認日:2026年9月3日
主な一次情報:KADOKAWA『幼女戦記(20)』『幼女戦記(21)』『幼女戦記(35)』商品・告知ページ、カドコミ『幼女戦記』作品・エピソードページ。
よくある質問
幼女戦記の漫画は打ち切りになったのですか?
2026年9月3日時点で、打ち切りを示す公式発表は確認できません。
カドコミでは第120章が公開され、2026年9月26日の次回更新予定も案内されています。
幼女戦記の漫画は20巻で完結したのですか?
漫画版全体が20巻で完結したわけではありません。
20巻で完結したのはコミカライズ第一部で、その後2021年5月26日に21巻が発売され、第二部が始まっています。
幼女戦記の最新刊と最新話、36巻の発売日は?
最新刊は2026年8月25日発売の35巻、カドコミの最新話は2026年8月26日公開の第120章「ドアノッカー作戦Ⅰ」です。
36巻の正式な発売日は、2026年9月3日時点では確認できません。
執筆:篠原千鶴(アニメ愛好家・フリーランス校正者)

