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アニメ『らんま1/2』全エピソードガイド!見どころと神回まとめ

日本家屋の道場を背景に、赤い中国風格闘服の黒髪のおさげの少年と、紺色の道着姿のショートヘアの少女、黄色いバンダナを巻いた少年格闘家が並ぶ、明るく躍動感のあるオリジナルアニメイラスト あらすじ・考察

『らんま1/2』の旧作テレビアニメは全161話、新作は2026年10月12日時点で第3期の第26話まで放送されています。

最新の第26話「爆砕点穴」では、良牙が新たな秘拳を習得し、乱馬との激しい再戦が決着しました。

この記事では、新旧アニメの話数早見表から、新作第1〜26話、旧作デジタルリマスター版第55〜108話の全54話、厳選した神回までを整理して解説します。

『らんま1/2』新旧アニメは全何話?2026年版の話数早見表

『らんま1/2』のテレビアニメは、1989年から1992年に放送された旧作と、2024年に始まった新作に分けられます。

旧作は全161話、新作は2026年10月12日時点で通算26話というのが、現在の話数を調べるうえでの基本情報です。

シリーズ 放送開始日 話数
旧作『らんま1/2』 1989年4月15日 全18話
旧作『らんま1/2 熱闘編』 1989年10月20日 全143話
旧作テレビシリーズ合計 1989〜1992年 全161話
新作 第1期 2024年10月5日深夜 全12話
新作 第2期 2025年10月4日深夜 全12話
新作 第3期 2026年10月3日深夜 第25〜26話まで放送済み
新作の放送済み合計 2026年10月12日時点 26話
旧作デジタルリマスター版第2シーズン 旧作の配信区分 第55〜108話・全54話

ここで気をつけたいのは、旧作の『熱闘編』と、配信上の『デジタルリマスター版第2シーズン』が同じ区分ではないということです。

『熱闘編』は全143話のテレビシリーズですが、デジタルリマスター版第2シーズンは、旧作の通算第55〜108話を収録した全54話の配信商品です。

バンダイチャンネル提供のGoogle Play掲載情報でも、第55話「バック・トゥ・ザ・八宝斉」から第108話「良牙!夕日に向かって走れ」まで、54本のエピソードを確認できます。

旧作161話には劇場版やOVAも含まれる?

含まれません。

旧作全161話は、あくまでテレビシリーズの合計です。

劇場版やOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)は別作品として数えられます。

また、旧作が161話で終了したことは、原作漫画が最終回までアニメ化されたことを意味しません。

高橋留美子さんの原作漫画は、『週刊少年サンデー』1987年36号から1996年12号まで連載され、少年サンデーコミックス版では全38巻となっています。

テレビシリーズでは、原作の一部エピソードの順序が調整され、独自の物語も制作されました。

そのため、新旧アニメの対応話数を比較するときには、数字を単純に置き換えないことが重要です。

初めて見る人が知っておきたい基本設定

主人公の早乙女乱馬は、中国の呪泉郷で修行中に泉へ落ち、水をかぶると女の子になる体質になりました。

お湯をかぶれば男の姿に戻りますが、父親の早乙女玄馬も水によってパンダに変身するという事情を抱えています。

そんな親子が訪れた天道道場で、乱馬は天道家の三女・あかねと許婚にされます。

二人の反発から始まる関係に、響良牙、シャンプー、久遠寺右京などが加わり、恋愛と格闘が入り交じる騒動へ発展していきます。

私がこの作品で興味深いと感じるのは、格闘の勝敗と恋愛の進展が必ずしも一致しないところです。

試合には勝っても気持ちは伝えられず、言葉では衝突していても行動には相手への気遣いが表れる。

この複雑さこそ、大人になってから改めて鑑賞する価値のある要素だと考えています。


2026年『らんま1/2』第3期は何話まで?第26話「爆砕点穴」の結末と新情報

2026年10月12日時点で、『らんま1/2』第3期は通算第26話まで放送されています。

第3期は10月3日から日本テレビで毎週土曜日24時55分に放送され、日本テレビ系でも順次全国放送されます。

土曜24時55分という表記は、暦の上では翌日の日曜日0時55分を意味します。

通算話数 タイトル 日本テレビでの放送枠
第25話 修行DEディナー 2026年10月3日24時55分
第26話 爆砕点穴 2026年10月10日24時55分

第26話は、暦上では10月11日未明に放送された回です。

小学館集英社プロダクションが2026年10月8日に公開した公式発表では、脚本をうえのきみこさん、絵コンテ・演出を宇田鋼之介さんが担当すると案内されています。

ここからは、第25話と第26話の内容を詳しく確認します。

以下には第26話の勝敗や秘拳の正体に関するネタバレが含まれます。

第25話「修行DEディナー」では良牙に何が起きた?

第25話では、夏休みを前にした乱馬のもとへ、響良牙から果たし状が届きます。

二人は再び勝負をしますが、修行を積んできた乱馬と良牙の間には、以前よりも明確な実力差が生まれていました。

敗れた良牙は、乱馬に追いつくための方法を求めます。

そこへ現れるのが、シャンプーの曾祖母であるコロンです。

コロンは格闘技に精通した人物で、乱馬にも「火中天津甘栗拳」の修行を課したことがあります。

今回は、乱馬に敗れた良牙へ新しい修行の道を示します。

この導入で注目したいのは、良牙が単なる負け役として扱われていないことです。

乱馬の成長によって生じた実力差が、良牙自身の成長を促す理由として描かれています。

私は、主人公の強さを示すだけでなく、その強さが周囲の人物に与える影響まで物語に取り込んでいる点を評価したいと思います。

第26話「爆砕点穴」で良牙は秘拳を習得した?

結論から申し上げると、良牙はコロンとの一週間の修行によって爆砕点穴を習得します。

爆砕点穴は、物体に存在する破壊点を突き、岩などを砕く技です。

ただし、この技の真価は、指先で岩を破壊できることだけではありませんでした。

コロンは良牙の修行中、大量の岩や破片にさらされる状況を作り出します。

技の習得を目指して鍛錬を続けた良牙は、その過程で驚くほどの打たれ強さを身につけていたのです。

放送後の複数の視聴記録でも、良牙の新しい強さは爆砕点穴そのものと、修行によって鍛えられた耐久力の二つにあると説明されています。

ここには、技の習得が別の能力の成長にもつながるという、格闘作品ならではの仕掛けがあります。

良牙は新技だけを手に入れたのではなく、乱馬と対等に戦うための身体的な強さも獲得していたのです。

第26話の乱馬と良牙の勝負はどちらが勝った?

第26話の再戦は、最終的に乱馬が勝利します。

しかし、乱馬が最初から有利に戦い続ける展開ではありません。

良牙は爆砕点穴で周囲の岩を破壊しながら攻め、さらに並外れた耐久力によって乱馬の攻撃を受け止めます。

乱馬は爆砕点穴への対策を講じていましたが、良牙の身体そのものが強くなっていることまでは十分に想定していませんでした。

ここで、戦いの優劣が逆転します。

当初は良牙を軽く見ていた乱馬が、次第に追い込まれ、真剣に対抗策を考えなければならなくなるのです。

追い詰められた乱馬は、早乙女流奥義「敵前大逆走」を使います。

この技は、その名のとおり敵の前から逃げることで時間を稼ぎ、反撃の方法を考えるというものです。

格好のよい必殺技を期待したところで逃走という選択肢が出てくるのは、いかにも『らんま1/2』らしい発想でしょう。

その後、乱馬は周囲の木を利用した攻撃や、以前に習得した「火中天津甘栗拳」を駆使して良牙に対抗します。

火中天津甘栗拳は、高速で多数の打撃を放つ技です。

乱馬はそれを一か所へ集中させ、良牙の耐久力を上回ろうとします。

激しい攻防の末、乱馬が勝利を収め、良牙は敗北を認めることになります。

この結末で重要なのは、乱馬が以前から持っていた技を新しい状況に応用している点です。

新技を次々と追加するのではなく、身につけた技術を状況に合わせて使い直す。

私は、そこに乱馬の格闘家としての才能が具体的に示されていると考えます。

爆砕点穴には意外な弱点があった

第26話の終盤では、爆砕点穴について重要な事実が明かされます。

実は、この技はもともと岩石を破壊するためのものであり、人体には効果がないという性質を持っていました。

つまり、恐ろしい秘拳として紹介されていた技自体は、対人戦における決定打にはならないのです。

それでも良牙が強くなったことは否定できません。

修行中に数多くの衝撃を受け続けた経験が、並外れた耐久力として残ったからです。

この事実を知ったうえで再び物語を振り返ると、コロンの指導の巧みさが見えてきます。

良牙は岩を砕くために修行をしていたつもりでした。

しかし、結果として乱馬と戦うために必要な身体の強さを身につけていたのです。

私は、この二重構造が第26話の最も面白い部分だと感じます。

秘拳の名前や見た目の派手さに視聴者の注意を集めながら、その裏側で別の成長を成立させているからです。

第26話の最後はどうなる?次回につながる要素

勝負の後、良牙は乱馬に敗れたことを認めます。

しかし、あかねとの関係が大きく進展するわけではありません。

良牙は子豚のPちゃんとして、再びあかねのそばへ戻ってきます。

激しい格闘の緊張感から、いつもの恋愛コメディーへ戻っていく結末です。

この切り替えは、作品の持つ二つの性格をよく表しています。

真剣な勝負では実力や技術の差が重要になりますが、日常へ戻れば、乱馬と良牙の恋愛上の立場は簡単には変わりません。

良牙は格闘家として大きく成長した一方、あかねに自分の正体を明かせないという問題を抱え続けています。

今後の第3期では、この新しい強さが次の対決や人物関係にどう影響するかが見どころになるでしょう。

ただし、第27話以降の具体的な展開や勝敗については、未放送の内容を確定事項として扱わないようにしたいところです。

※画像はAIによるイメージ

第3期の追加キャスト・主題歌は?

2026年7月25日、作品公式イベント「ドタバタ格闘ファンミーティング」で、第3期の追加キャラクターと担当声優が発表されました。

主な発表内容は次のとおりです。

キャラクター 担当声優
家元 野沢雅子
大文字煎太郎 福山潤
紅つばさ 田中美海
当時役名非公開のキャラクター 田中真弓
当時役名非公開のキャラクター 早見沙織

田中真弓さんと早見沙織さんについては、7月25日の発表では役名が伏せられていました。

そのため、発表時点の情報と、その後に明らかになった情報を区別する必要があります。

また、9月14日には第3期の主題歌も発表されました。

オープニングテーマは、ふみのさんの「素直未満」。

エンディングテーマは、『ユイカ』さんの「かわいくない」です。

どちらの題名にも、感情をそのまま言葉にできない人物像を連想させる表現が含まれています。

私は、こうした言葉の選択が作品の恋愛コメディーとしての性格とよく響き合っていると感じます。

ただし、楽曲の題名と物語の関係について、制作側が具体的な意図を説明していない部分は、あくまで鑑賞者としての解釈です。

なお、第3期は放送直後からNetflixで独占配信すると公式に案内されています。

配信期間や視聴条件は変更される可能性があるため、最新の取り扱いは作品公式サイトと配信サービスで確認してください。


新作『らんま1/2』第1〜26話一覧|各話タイトルと見どころ

新作『らんま1/2』は、第1期と第2期がそれぞれ12話で構成され、第3期では通算第25話から物語が続いています。

ここでは、公式サイトのエピソード情報に沿って、各話のタイトルと中心となる出来事を整理します。

第1期・第1〜12話|乱馬とあかねの出会い

話数・タイトル 主な内容
第1話「らんまが来た」 早乙女親子が天道家を訪れ、乱馬とあかねが出会う
第2話「男なんか大っ嫌い」 風林館高校での生活が始まり、二人の反発が表面化
第3話「好きな人がいるんだから」 あかねが東風先生に抱く恋心が描かれる
第4話「乱馬を追って来た男」 乱馬を追う響良牙が登場
第5話「かわいくねえ」 あかねの髪が切られ、心境に変化が生まれる
第6話「黒バラの小太刀」 九能小太刀が登場し、格闘新体操の騒動が始まる
第7話「熱闘新体操」 女らんまと小太刀が競技で対決
第8話「愛しのシャルロット」 Pちゃんをめぐる格闘ペアスケート騒動
第9話「この手ははなさない」 乱馬とあかねが試合を通じて信頼を深める
第10話「死の接吻」 中国からシャンプーが現れる
第11話「我愛你」 シャンプーの登場によって恋愛関係が複雑になる
第12話「必殺シャンプー」 乱馬があかねの失われた記憶を取り戻そうとする

第1期で最も大きな転換点となるのは、第5話です。

乱馬と良牙の勝負に巻き込まれたあかねは、長い髪を失います。

その出来事をきっかけに、小乃東風先生への想いにも区切りをつけていきます。

単なる髪型の変更ではなく、あかね自身が過去の恋心と向き合う重要な場面です。

そして第9話では、格闘ペアスケートを通じて乱馬とあかねの信頼関係が描かれます。

第5話があかね自身の内面的な変化を示す回なら、第9話は二人の関係が行動によって示される回と整理できるでしょう。

第2期・第13〜24話|恋のライバルと新たな格闘技

話数・タイトル 主な内容
第13話「らんまの弱点」 乱馬の猫に関する弱点が明らかになる
第14話「ムース襲来」 シャンプーを慕うムースが乱馬に挑む
第15話「火中天津甘栗拳」 乱馬がコロンの課題を克服するため新技を修行
第16話「マリンウォーズ」 海辺で格闘スイカ割りの勝負が展開
第17話「格闘出前レース」 出前を題材にした格闘勝負が始まる
第18話「”邪悪”の復活」 玄馬と早雲の師匠・八宝斉が登場
第19話「即席男溺泉」 乱馬が変身体質の解消につながる水を求める
第20話「お好み焼きの右京」 乱馬の幼なじみ・久遠寺右京が登場
第21話「完璧なラブレター」 良牙とあかねの関係に乱馬が動揺
第22話「ジュリエットゲーム」 学校の演劇を舞台に恋愛騒動が起こる
第23話「さらわれたあかね」 ムースがあかねを捕らえ、乱馬へ勝負を挑む
第24話「がんばれムース」 あかねの変身騒動とムースの決闘が続く

第2期では、格闘技の種類だけでなく、登場人物が戦う理由も広がっていきます。

例えば、第15話で乱馬が習得する火中天津甘栗拳は、後の第26話でも重要な役割を果たします。

そのため、第3期の良牙との戦いを十分に理解したい方には、第15話を見返すことをおすすめします。

また、第20話に登場する久遠寺右京は、乱馬の幼なじみであり、もう一人の許婚でもあります。

右京と乱馬の関係には、玄馬と右京の父親が交わした過去の約束が関わっています。

この設定が重要なのは、乱馬とあかねだけが親の決めた結婚に振り回されているわけではないと分かるからです。

右京もまた、本人の意思とは別に決められた約束によって人生を左右されてきました。

私は、こうした共通点を意識することで、右京を単なる恋のライバル以上の人物として理解できると考えています。

第3期・第25〜26話|良牙の爆砕点穴編

話数 主な出来事
第25話「修行DEディナー」 乱馬に敗れた良牙がコロンの指導を受ける
第26話「爆砕点穴」 良牙が新技を習得し、乱馬との再戦が決着する

第25〜26話は、続けて鑑賞すると物語の構造が理解しやすい二話です。

第25話で良牙に課題が生まれ、第26話で修行の成果が明らかになります。

さらに、技の性質について終盤に意外な事実が示されるため、単純な必殺技の習得物語では終わりません。

格闘技の仕組みと、その裏側に隠された成長を一緒に楽しめる構成です。


旧作『らんま1/2』第55〜108話一覧|デジタルリマスター版全54話の内容

旧作のデジタルリマスター版第2シーズンには、テレビシリーズ通算第55話から第108話までの54話が収録されています。

ここでは、バンダイチャンネル提供の配信情報に掲載された話数とタイトルを基準に、各エピソードの内容を紹介します。

なお、一覧の番号は旧作テレビシリーズの通算話数です。

『熱闘編』単独で数えた話数や、新作2024年版の話数とは異なります。

第55〜68話|八宝斉の騒動と飛竜昇天破の修行

この範囲では、八宝斉が引き起こす騒動から、乱馬が自分の弱さに直面する連続エピソードまでが描かれます。

特に第66〜68話は、格闘の物語を重視する方におすすめです。

  • 第55話「バック・トゥ・ザ・八宝斉」:秘宝・南蛮ミラーの力によって、乱馬たちが若い頃の八宝斉がいた時代へ移動します。
  • 第56話「黒バラの小太刀!純愛一直線」:天道家の経済事情を知った小太刀が、豪華な家財道具を持ち込み、乱馬の妻になろうとします。
  • 第57話「八宝斉 最期の日?」:占師の結婚予言と八宝斉の異変が、乱馬とあかねを巻き込む騒動に発展します。
  • 第58話「暴れん坊娘 リンリンランラン」:シャンプーを慕う双子のリンリンとランランが来日し、女傑族の掟をめぐって対立します。
  • 第59話「乱馬を襲う恐怖のタタリ」:八宝斉の術で男の乱馬と女のらんまが分離し、不思議な恋愛騒動が生まれます。
  • 第60話「登場!ものまね格闘技」:乱馬の動きを研究した格闘家・ケンちゃんが現れ、技の模倣を武器に勝負します。
  • 第61話「良牙の体質改善セッケン!」:良牙が手に入れた抗水石鹸をきっかけに、変身体質をめぐる争奪戦が始まります。
  • 第62話「格闘!障害物レース」:中国旅行を賞品とする大会に、乱馬やあかね、良牙、シャンプーたちが参加します。
  • 第63話「乱馬、ついに呪泉郷へ行く」:中国へ戻ろうとした乱馬が、南蛮ミラーの作用で十年後の未来に移動します。
  • 第64話「帰ってきた変態校長」:ハワイから帰国した風林館高校の校長が、独特な校則で生徒たちを困らせます。
  • 第65話「登場!史上最強の九能」:校長に役職を与えられた九能帯刀が、八宝斉の指導によって力をつけます。
  • 第66話「乱馬が弱くなっちゃった!」:八宝斉の特殊なお灸によって、乱馬が格闘家としての力を失います。
  • 第67話「完成!とんでもない必殺技」:力を取り戻すため、乱馬がコロンから飛竜昇天破を学びます。
  • 第68話「決戦!乱馬復活なるか?」:飛竜昇天破を習得した乱馬が八宝斉に挑み、あかねも勝負に巻き込まれます。

第63話は、題名だけで内容を判断しないようにしたいエピソードです。

「呪泉郷へ行く」という言葉から、中国へ戻って体質を治す物語を想像するかもしれません。

しかし実際には、南蛮ミラーによって十年後の未来へ迷い込むという展開が待っています。

一方、第66〜68話は、乱馬の弱体化と再起を連続して描きます。

第66話で力を失い、第67話で技を学び、第68話で実戦へ挑むという明確な構成です。

飛竜昇天破は、相手の強い闘気と自分の気の状態を利用する技です。

腕力だけに頼らず、相手の状態や戦いの流れを読み取る必要があります。

私は、この三話を乱馬の格闘家としての転換点と捉えています。

強いから勝てるのではなく、今の自分に足りないものを理解し、別の戦い方を身につける必要があるからです。

第69〜84話|右京と良牙の恋愛、Pちゃんの秘密

第69話以降は、恋愛関係や人物ごとの悩みに焦点を当てたエピソードが増えます。

良牙や右京の人物像を深く知りたい方に向いている範囲です。

  • 第69話「右京のスカート大作戦!」:乱馬に女性として意識してもらおうとする右京が、シャンプーや小太刀たちと競い合います。
  • 第70話「乱馬のママがやってきた!」:玄馬を訪ねた女性が乱馬の母親だと説明され、天道家に誤解が広がります。
  • 第71話「良牙、愛と苦悩を越えて」:道に迷った良牙が、乱馬との因縁や変身体質、あかねへの恋心を振り返ります。
  • 第72話「フィアンセは化け猫」:シャンプーから渡された鈴をきっかけに、巨大な猫があかねを花嫁に望む騒動が起こります。
  • 第73話「吹けよ風!青春は熱血だ」:熱血教師ヒグマトラジロウが赴任し、乱馬たちへ独特な青春指導を始めます。
  • 第74話「恐るべき新弟子現わる」:八宝斉の弟子になろうとする源氏平太が天道家へ現れ、師匠の奇行に翻弄されます。
  • 第75話「おもてに出やがれ!」:玄馬の遭難を心配した乱馬たちが、豪邸で少年の遊び相手をするパンダを発見します。
  • 第76話「良牙の天道道場居候日記」:良牙が風林館高校への編入を考え、あかねに勉強を教わるため天道家に滞在します。
  • 第77話「八宝斉の恋!」:保育園のミドリ先生に恋をした八宝斉が、生活態度を改めようとします。
  • 第78話「九能ボー然!恋の大予言」:九能の結婚相手はなびきだという占いが示され、恋愛騒動に発展します。
  • 第79話「強くなりすぎた良牙」:旅先で老人を助けた良牙が、喜面流拳印術という特殊な格闘術に関わります。
  • 第80話「あやうし!Pちゃんの秘密」:良牙の身体に描かれた拳印によって、Pちゃんの正体があかねに知られそうになります。
  • 第81話「たまごをつかむ男」:かすみが出会った安吉という男性をきっかけに、東風先生の恋心が描かれます。
  • 第82話「らんまと九能の初キッス?!」:三つの願いをかなえる秘刀・満願丸を手にした九能が、女らんまとのデートを望みます。
  • 第83話「シャンプーの赤い糸」:シャンプーが不思議な赤い糸を乱馬に使い、結婚をめぐる騒動が起こります。
  • 第84話「ムース故郷に帰る」:中国の母親から届いた手紙をきっかけに、ムースがシャンプーを連れ帰ろうとします。

#### 第70話「乱馬のママがやってきた!」は実母の登場回?

この回については、人物の関係を慎重に整理する必要があります。

第70話では、玄馬を訪ねてきた美しい女性について、八宝斉が乱馬の母親だと説明します。

しかし、その女性は乱馬の実母ではありません。

旧作独自の展開として、乱馬が母親だと思い込むことから騒動が生まれるエピソードです。

放送後の物語まで確認すると、女性はサーカスに関わる人物であり、乱馬や玄馬の変身体質に関心を持っています。

そのため、第70話を乱馬と実母との再会回として紹介するのは適切ではありません。

ここで興味深いのは、乱馬が母親という存在に期待を抱く一方、周囲の人物の説明がその期待をさらに大きくしてしまうところです。

普段は強気な乱馬でも、家族に関する事情では簡単に割り切れない感情を持っています。

私は、この回を単なる勘違いの喜劇としてだけでなく、乱馬の家庭環境に目を向けるきっかけとしても評価したいと思います。

ただし、乱馬の実母に関する設定全体を理解するには、この一話だけで判断せず、その後の原作の展開も区別して確認することが大切です。

第85〜100話|竜の髭、格闘茶道、あかねとのすれ違い

第85話から第100話では、将棋や茶道、温泉など、格闘とは一見関係のない題材が勝負へと結びつきます。

長期シリーズならではの発想の広さを楽しめる範囲です。

  • 第85話「史上サイテーの賭け」:幼い乱馬が書いた証文を手にした博奕王Kが現れ、天道道場を賭けた勝負に発展します。
  • 第86話「マリアンヌになった九能」:白鳥あずさが九能を「マリアンヌ」と呼び、自分のものにしようとします。
  • 第87話「乱馬なんか大キライ!」:あかねの手作りケーキを乱馬が台無しにし、二人の関係がこじれてしまいます。
  • 第88話「そのおさげもらったぁ!」:乱馬のおさげを狙う人物たちが現れ、髪を結ぶ竜の髭の秘密が問題になります。
  • 第89話「男の野望が尽きる時…」:竜の髭の特殊な作用が明らかになり、玄馬や八宝斉まで争奪戦に参加します。
  • 第90話「リンリン・ランランの逆襲」:シャンプーと乱馬の結婚を進めるため、双子が恋のライバルたちを狙います。
  • 第91話「良牙のプロポーズ」:助けた化け猫から恋の成就を約束された良牙が、奇妙な事件に巻き込まれます。
  • 第92話「玄馬、家出する」:将棋の勝負をきっかけに玄馬と早雲が大げんかし、早乙女親子が天道家を離れます。
  • 第93話「これが格闘茶道でおます」:格闘茶道の跡取り・煎太郎が、縁談を破談にするため女らんまに協力を求めます。
  • 第94話「道場破りは女の子?」:雷門てまりという少女に敗れたあかねが、再戦へ向けて特訓します。
  • 第95話「絶叫!温泉バトル」:世界の温泉旅行を賞品にした格闘アスレチック大会が開かれます。
  • 第96話「ミーが九能のダディです」:風林館高校の校長と九能帯刀の親子関係が話題となり、格闘学園祭が開催されます。
  • 第97話「格闘茶道・家元立つ!」:格闘茶道の家元に関する不吉な言い伝えが、煎太郎とらんまを巻き込みます。
  • 第98話「レオタードは乙女の呪い」:格闘新体操の男子選手たちが現れ、競技に関わる三種の神器を求めます。
  • 第99話「恐怖の混浴温泉」:温泉旅行に出かけた天道家の一行が、不審な事件に巻き込まれます。
  • 第100話「カエルのうらみはらします」:カエル仙人が呪泉郷の変身体質を持つ人物たちを狙います。

この範囲で人物描写を重視するなら、第87話「乱馬なんか大キライ!」をおすすめします。

あかねが懸命に作ったケーキを乱馬が台無しにしてしまい、関係を修復しようとしても、かえって相手を傷つけてしまう物語です。

ここには、乱馬が格闘では優れていても、他人の気持ちを理解することには不器用だという特徴が表れています。

相手に悪意がなければ傷つけても問題ない、というわけではありません。

私は、この当たり前でありながら難しい問題が、恋愛コメディーの出来事として描かれている点に魅力を感じます。

一方、第93話と第97話の格闘茶道は、まったく別の面白さを持っています。

通常の茶道では、所作や礼儀、道具の扱いが重要になります。

ところが『らんま1/2』では、それらが格闘技のルールへ組み込まれます。

日常にある文化や技術を、勝負という枠組みで再解釈する。

この発想があるからこそ、格闘アニメでありながら多様な物語が成立しているのでしょう。

第101〜108話|右京の料理対決と格闘ディナー

デジタルリマスター版第2シーズンの終盤では、料理や将棋、水泳などを題材にした物語が続きます。

特に第105〜106話は、格闘ディナーをめぐる連続エピソードです。

  • 第101話「逆襲!怒りのお好み焼き」:新しいクレープ店に客を奪われた右京が、ライバルに勝つため修行へ向かいます。
  • 第102話「ナンパになった乱馬」:乱馬が突然あかねや周囲の女性へ甘い言葉をかけ始め、異変の原因が問題になります。
  • 第103話「格闘将棋は命懸け」:玄馬との将棋に因縁を持つ三吉が現れ、格闘将棋で勝負を挑みます。
  • 第104話「佐助のスパイ大作戦」:九能に女らんまとの面会を命じられた佐助が、八宝斉の力を借りて行動します。
  • 第105話「ボンジュールでございます」:格闘ディナーの達人・ピコレットが現れ、乱馬が食事を使った格闘勝負に挑みます。
  • 第106話「ディナーはリングの上で」:らんまが「グルメ・デ・フォアグラ」を習得し、ピコレットとの再戦へ備えます。
  • 第107話「あかね、涙の水泳大特訓」:泳げないあかねが水泳大会の選手に選ばれ、校長による奇抜な特訓に挑みます。
  • 第108話「良牙!夕日に向かって走れ」:旅先の牧場に滞在した良牙が、隣の牧場との対立に巻き込まれます。

第105〜106話は、『らんま1/2』の格闘技がいかに自由な発想で作られているかを示しています。

ピコレットとの対決では、食事をするという行為そのものが格闘の技術になります。

乱馬は最初の勝負で苦戦しますが、女らんまの姿でピコレットの家へ入り込み、特殊な食事の技術を学ぼうとします。

第106話では、ピコレットの技に対抗するため「グルメ・デ・フォアグラ」の修行に取り組みます。

食事の作法が、そのまま勝負の条件になっているところが特徴です。

ここで一つ、話数を調べる際の注意点があります。

新作第25話「修行DEディナー」と旧作第105〜106話の格闘ディナーは、題名に食事を連想させる言葉があっても、同じ物語ではありません。

新作第25話は乱馬と良牙の修行が中心であり、旧作第105〜106話はピコレットとの格闘ディナーを描きます。

題名の似たエピソードを同一視せず、登場人物と事件の内容から確認することが重要です。

また、第107話では、格闘に強いあかねが水泳を苦手としていることが描かれます。

運動能力に優れた人物にも、どうしても苦手なことがある。

そうした設定が、あかねを万能な人物ではなく、親しみやすい存在にしていると感じます。

第108話は良牙が中心の物語ですが、旧作テレビアニメ全体の最終回ではありません。

デジタルリマスター版第2シーズンが終了する位置であり、旧作のテレビシリーズは第161話まで続きます。

※画像はAIによるイメージ

『らんま1/2』の神回はどれ?新旧アニメの名場面を比較

『らんま1/2』の神回を選ぶなら、格闘の迫力だけでなく、人物の心境が変化する場面にも注目したいところです。

ここでは人気投票による順位ではなく、物語の重要性、台詞と行動の関係、新旧アニメを比較する価値という三つの基準で選びます。

神回① 新作第5話・旧作第9話|あかねの髪が切られる場面

新作第5話「かわいくねえ」と旧作第9話「乙女白書・髪は女のいのちなの」は、同じ重要な出来事を描くエピソードです。

旧作第9話は1989年6月17日に放送されました。

乱馬と良牙の勝負に巻き込まれたあかねは、良牙が放ったバンダナによって長い髪を切られてしまいます。

ここで比べたいのは、単に髪が切られる瞬間の映像ではありません。

その出来事が、シリーズの中でどのような位置に置かれているのかという点です。

旧作では、第7話で良牙が登場し、第8話で乱馬との戦いが始まり、第9話であかねの髪の変化が描かれます。

一方、新作では第4話で良牙が登場し、第5話であかねの髪が切られます。

同じ出来事でも、そこへ到達するまでに必要とする話数が違います。

旧作では良牙との対立を前の回から積み重ね、新作ではより早い段階であかねの心境の変化を提示しています。

この違いは、作品の序盤で視聴者が何に注目するかにも影響すると考えられます。

旧作では乱馬と良牙の因縁が比較的長く描かれる一方、新作ではあかねの内面的な転換点へ早く到達できる構成です。

さらに新作には、映像を使った興味深い仕掛けがあります。

2024年11月2日の第5話放送後、11月3日に作品公式サイトは、あかねのショートヘア版キービジュアルとノンクレジットエンディング映像を公開しました。

キャラクター紹介のビジュアルも更新され、11月10日にはショートヘア版オープニング映像の公開も発表されています。

つまり、新作では本編で生じた人物の変化が、オープニングやエンディングにも反映されたのです。

私は、この対応を高く評価しています。

髪型の変化が、その一話だけの出来事ではなく、その後の物語でも続く変化として視覚的に示されているからです。

ただし、あかねが髪を切ったことを、乱馬への恋愛感情が確定した証拠として扱うのは適切ではありません。

彼女には東風先生への恋心を整理するという事情があります。

まずはあかね自身の変化として受け止め、その変化に乱馬がどう反応するかを観察したいところです。

神回② 新作第9話「この手ははなさない」|言葉よりも行動が伝える気持ち

乱馬とあかねの関係を知りたい方には、新作第9話がおすすめです。

この回では、二人が格闘ペアスケートで白鳥あずさと三千院帝に挑みます。

試合の中で、乱馬はあかねを守ろうとして負傷します。

題名の「この手ははなさない」には、試合中にパートナーを離さないという直接的な意味があります。

同時に、乱馬とあかねの関係を象徴する言葉としても受け取れます。

普段の乱馬は、あかねに対して素直に気持ちを伝えられません。

それでも、危機に直面した場面では、自分の身体を使って相手を守ろうとします。

ここで大切なのは、乱馬の行動を恋愛感情だけで説明しないことです。

格闘家としての責任感や、仲間を守ろうとする気持ちも関係しているでしょう。

私は、複数の意味を持つ行動として描かれているからこそ、この場面に豊かさが生まれていると考えています。

神回③ 旧作第66〜68話|飛竜昇天破と乱馬の再起

旧作で格闘の面白さを重視する方には、第66〜68話の三話連続エピソードをおすすめします。

乱馬は八宝斉によって特殊なお灸を据えられ、持ち前の強さを失ってしまいます。

以前のように戦えなくなった乱馬は、コロンから飛竜昇天破を学びます。

この技では、相手の闘気を利用することが重要になります。

ただ力を込めれば強い攻撃を出せるわけではありません。

相手の感情や状態を読み、自分の気の状態も調整する必要があります。

第68話では、修行した技を使って八宝斉と勝負します。

しかし、相手の闘気を利用するという仕組みには、思いどおりにいかない難しさもあります。

私は、この点が非常に興味深いと感じます。

乱馬が新しい技を覚えたことよりも、技が成立するための条件を理解しようとすることに、格闘家としての成長が表れているからです。

この三話を新作第25〜26話と比較すると、もう一つの共通点が見えてきます。

旧作では乱馬が自分の弱さに直面し、新しい技を必要としました。

新作第3期では、良牙が乱馬との実力差を思い知らされ、新しい技を求めます。

主人公とライバルという立場は違っても、現在の自分では勝てない相手がいるという状況は共通しています。

この対比を意識して鑑賞すると、作品における強さの意味を、より立体的に理解できるでしょう。

神回④ 旧作第87話「乱馬なんか大キライ!」|恋愛の不器用さを描く一話

恋愛描写をじっくり味わいたい方には、旧作第87話がよいでしょう。

あかねが心を込めて作ったケーキを乱馬が台無しにしてしまい、二人の関係がこじれます。

乱馬は状況を修復しようとしますが、相手の気持ちを十分に理解できず、さらに傷つけてしまいます。

この回には、格闘の勝敗では解決できない問題があります。

それは、相手が何を大切にしているかを理解することです。

乱馬は格闘であれば、相手の動きを観察して反撃できます。

しかし、人の感情については、相手の反応を正確に読み取れないことがあります。

私は、この対比に人物描写の巧みさを感じます。

身体能力の高さと、人間関係における成熟は別のものである。

そうしたことが、日常の小さな出来事から自然に伝わってくる一話です。

神回⑤ 新作第26話「爆砕点穴」|良牙の強さが再定義される

2026年の第3期から選ぶなら、第26話は有力な候補です。

良牙が爆砕点穴を習得し、乱馬と再戦するという明確な格闘の物語でありながら、技そのものよりも修行の副次的な成果が重要になります。

良牙は、岩の破壊点を突く技だけでなく、打たれ強い身体を手に入れました。

乱馬は、その耐久力に苦戦しながら、以前に習得した火中天津甘栗拳を応用します。

この二人の違いが面白いところです。

良牙は厳しい鍛錬を重ねることで、自分の身体的な強さを伸ばしました。

乱馬は状況に応じて技を使い分け、機転によって勝機を見つけます。

どちらか一方の強さが正しいとされているわけではありません。

私は、この対決を異なる才能を持つ二人の格闘家が、互いの限界を引き出し合う物語として読みたいと思います。


新旧『らんま1/2』はどちらから見る?演出・声優・物語構造を考察

初めて『らんま1/2』を見る方には、2024年版の第1話から順番に鑑賞する方法をおすすめします。

旧作の知識がなくても、乱馬とあかねの出会いから理解できる構成になっているからです。

一方、長期シリーズ独自のエピソードや、1989年版ならではの演出を楽しみたい方には、旧作も重要な選択肢です。

ここからは、作品の構成と人物描写について、筆者としての考察をお伝えします。

新旧アニメの比較で重要な三つの視点

新旧アニメの違いを考えるとき、私は単純な作画の新しさだけでは判断しないようにしています。

特に注目したいのは、次の三点です。

  • エピソードの配置:同じ出来事が、シリーズの何話目に置かれているか。
  • 人物の変化の示し方:台詞や行動、周辺映像を通して変化がどう伝わるか。
  • 格闘の意味づけ:勝負の結果だけでなく、技の習得が人物に何をもたらすか。

例えば、あかねの髪が切られる場面は、旧作第9話と新作第5話で異なる位置に配置されています。

この話数の違いは、人物の変化へ至るまでの構成が異なることを示します。

また、新作では第5話後にエンディングなどの映像も変更されました。

本編で描いた変化を、視聴者が毎週見る映像にも定着させる演出です。

さらに格闘の面では、旧作第66〜68話と新作第25〜26話を並べることで、技の習得が人物の成長を表すという共通した構造を確認できます。

この三つを組み合わせれば、旧作と新作を単なる昔と今の比較にとどめず、物語の作り方という視点から味わうことができます。

声優の続投と変更は人物像にどう影響する?

新作『らんま1/2』では、旧作から続投している主要声優がいます。

男性の乱馬役は山口勝平さん、女性のらんま役は林原めぐみさん、天道あかね役は日髙のり子さんです。

また、響良牙役の山寺宏一さん、シャンプー役の佐久間レイさん、ムース役の関俊彦さんなども続投しています。

一方、天道早雲役は大塚明夫さん、早乙女玄馬役はチョーさん、久遠寺右京役は名塚佳織さんが担当しています。

2024年版の監督は宇田鋼之介さん、シリーズ構成はうえのきみこさん、キャラクターデザインは谷口宏美さんです。

アニメーション制作はMAPPAが担当しています。

私は、声優の新旧比較では、声質の違いだけでなく、台詞が置かれている場面の構造にも注目すべきだと考えます。

例えば、乱馬があかねに対して強がる場面では、言葉の内容だけを見れば単なる反発にも感じられます。

しかし、その直前にあかねを心配する行動があれば、同じ言葉も照れ隠しとして受け取りやすくなります。

つまり、声優の演技は映像や物語の文脈と切り離して評価できません。

新旧の違いを調べる際には、同じ場面について、台詞の前後に置かれた行動や表情、音楽、間の取り方を合わせて確認することが重要でしょう。

ただし、実際の音声を同じ条件で比較していない場面について、特定の声優の発声や演技が変化したと断定することは避けたいと思います。

第26話の爆砕点穴が示す「修行の本当の成果」

今回、新作第26話について最も考えたいのは、修行の目的と成果が一致しないという点です。

良牙は爆砕点穴を覚えるために修行を始めました。

しかし、乱馬を苦しめた大きな要因は、技の破壊力だけではなく、修行の中で獲得した耐久力でした。

一方、乱馬は良牙に対抗するため、新しい秘拳を習得するのではなく、すでに身につけた技を組み合わせます。

この対比からは、格闘家としての二つの成長方法が見えてきます。

良牙は自分の身体的な能力を鍛え、乱馬は持っている技術を新しい状況に応用する。

どちらも、目の前の課題に対応しようとする姿勢です。

私は、コロンがこの二人に与えた影響にも注目しています。

コロンは乱馬に火中天津甘栗拳を教え、良牙には爆砕点穴を指導しました。

新作第26話では、その二つの技が同じ勝負の中で関係し合います。

つまり、乱馬と良牙の対決でありながら、同じ指導者から異なる技術を学んだ二人の対決でもあるのです。

この構造は、長期作品における過去のエピソードの積み重ねを感じさせます。

第15話で習得した技が、第26話の勝負で再び意味を持つ。

一つの技が一度きりの見せ場で終わらず、その後の物語でも機能していることに、シリーズとしてのつながりを感じます。

『らんま1/2』が大人にも響く理由

『らんま1/2』の人物たちは、何かを経験したからといって、すぐに性格が変わるわけではありません。

乱馬は強がり、あかねは感情的になることがあり、良牙は何度も道に迷います。

危機を乗り越えても、次のエピソードでは同じような問題が起こることがあります。

私は、この繰り返しが作品の大切な特徴だと考えています。

成長とは、以前の弱点がすべて消えることだけを意味するわけではありません。

良牙は爆砕点穴を習得して強くなりましたが、方向音痴やあかねへの恋心が解決したわけではありません。

乱馬も格闘家として成長を続けていますが、あかねに気持ちを素直に伝えることには苦労しています。

それでも、人物たちの経験が無意味になるわけではないのです。

技術や行動には確かな変化が積み重なり、以前とは異なる選択ができる場面も生まれています。

私は、この「変わる部分」と「簡単には変わらない部分」の共存に、人間らしさを感じます。

長く続く恋愛コメディーでは、人物の関係がすべて解決すれば物語が終わってしまうこともあります。

『らんま1/2』は、関係が完全には解決しないからこそ、日常へ戻りながら新しい事件を描くことができます。

第26話で乱馬と良牙が激しく戦った後、Pちゃんをめぐるいつもの関係へ戻る結末も、その特徴をよく表しているでしょう。

勝負によって身体的な強さは変わっても、恋愛関係は簡単には変わらない。

私は、格闘と恋愛が異なる速度で進んでいくことが、『らんま1/2』独特の物語構造を支えていると考えています。

今後の第3期では何に注目したい?

2026年の第3期では、格闘だけでなく、さまざまな人物が加わることも発表されています。

7月25日に追加キャストとして発表された家元や大文字煎太郎は、格闘茶道に関わる人物です。

旧作でも、第93話や第97話に格闘茶道の物語が登場しました。

ただし、新作でそれぞれの出来事が旧作と完全に同じ順序や内容で描かれるとは限りません。

今後の放送では、どのエピソードを選び、どのように再構成するかが注目点になるでしょう。

私は、乱馬と良牙の本格的な格闘を第3期序盤に置いたことで、その後に登場する多様な格闘技との対比も楽しみやすくなると考えています。

岩を砕く爆砕点穴のような技から、茶道や料理などの生活文化を取り込んだ格闘まで。

戦う題材が大きく変化しても、人物たちが真剣に勝負へ向き合う点は変わりません。

そうした振れ幅を楽しめることが、『らんま1/2』という作品の強みです。

新しい放送回では、試合の勝敗だけでなく、その格闘技がどのような目的で考案され、誰の願いを実現するために使われるのかにも目を向けたいと思います。

記事の確認方法と執筆者について

この記事の更新基準日は、2026年10月12日です。

新作の放送日、話数、各話タイトル、スタッフ・キャストについては、テレビアニメ『らんま1/2』公式サイトのエピソード情報、放送・配信情報、2026年7月25日・9月14日の公式発表などを照合しています。

第26話のあらすじと制作スタッフについては、小学館集英社プロダクションが2026年10月8日に公表した資料を確認しました。

さらに、放送後の結末に関しては、10月11日付の複数の視聴記録を突き合わせ、良牙の技の習得、乱馬の勝利、爆砕点穴の性質、Pちゃんとして戻る結末を整理しています。

ただし、ここでの検証は公式資料と放送後の視聴記録に基づくものであり、全話の映像と音声を独自に再生して、一カットずつ照合したものではありません。

そのため、確認できていないカット割りや特定の台詞の演技については、事実として断定しない方針です。

旧作第55〜108話の話数とタイトルについては、バンダイチャンネル提供のデジタルリマスター版第2シーズンの配信情報を基準としました。

各話の紹介は、公開されている概要の事実関係を確認したうえで、独自の日本語で再構成しています。

執筆者:篠原千鶴(しのはらちづる)

アニメ愛好家・フリーランス校正者。幼少期から幅広いジャンルのアニメーション作品に親しみ、現在も新作アニメを継続的に追っています。

校正者として培ってきた言葉の正確さへの意識を生かし、公式情報と個人の解釈を区別しながら、作品の構造や人物描写を丁寧に読み解くことを心がけています。

特に、台詞が使われる文脈、人物関係の変化、物語の中で繰り返される表現に注目しています。

作品の解釈を一つに限定するのではなく、読者の皆様がご自身の視点で楽しむための材料をお届けしたいと考えています。


よくある質問

『らんま1/2』の旧作テレビアニメは全部で何話ありますか?

旧作テレビアニメは全161話です。

1989年に始まった最初のシリーズが全18話、『らんま1/2 熱闘編』が全143話となっています。

劇場版やOVAは、この話数には含まれません。

新作『らんま1/2』第3期は何話まで放送されていますか?

2026年10月12日時点では、通算第26話「爆砕点穴」まで放送されています。

第3期は第25話「修行DEディナー」から始まり、第26話では良牙と乱馬の再戦が描かれました。

第3期全体の最終話数については、今後の公式発表をご確認ください。

第26話「爆砕点穴」の勝敗はどうなりましたか?

乱馬が勝利します。

良牙は爆砕点穴を習得し、修行によって高い耐久力を手に入れますが、乱馬は火中天津甘栗拳などを応用して対抗します。

なお、爆砕点穴そのものは岩石を破壊するための技で、人体には効果がないという性質も明らかになります。

旧作デジタルリマスター版第2シーズンは全何話ですか?

全54話です。

旧作テレビシリーズ通算第55話「バック・トゥ・ザ・八宝斉」から、第108話「良牙!夕日に向かって走れ」までが収録されています。

旧作の『熱闘編』全143話とは異なる区分です。

旧作第108話は最終回ですか?

いいえ。第108話はデジタルリマスター版第2シーズンの最終収録話です。

旧作テレビアニメ全体は、第161話まで続きます。

『らんま1/2』の初心者におすすめの神回は?

新作第5話「かわいくねえ」と第9話「この手ははなさない」がおすすめです。

あかねの心境の変化や、乱馬との信頼関係を理解するうえで重要なエピソードです。

ただし、人物関係を十分に味わうには、第1話から順番に鑑賞するのがよいでしょう。

旧作第70話「乱馬のママがやってきた!」は実母との再会回ですか?

いいえ。乱馬の実母との再会を描く回ではありません。

玄馬を訪ねた女性を、八宝斉の説明によって母親だと誤解することから騒動が始まります。

乱馬の家族関係について調べる場合は、題名だけで判断しないよう注意が必要です。

新作と旧作はどちらから見るべきですか?

初めての方には、2024年版の第1話から鑑賞する方法がおすすめです。

原作の基本設定や主要人物の関係を、旧作の知識なしで理解できます。

一方、テレビアニメ独自のエピソードや長期シリーズならではの人物描写を楽しみたい方には、1989年版も適しています。


まとめ|『らんま1/2』新旧アニメの話数とおすすめ神回を整理

『らんま1/2』の旧作テレビアニメは全161話で、新作は2026年10月12日時点で通算第26話まで放送されています。

旧作デジタルリマスター版第2シーズンは、通算第55〜108話の全54話です。

2026年の新作第3期では、第25話「修行DEディナー」と第26話「爆砕点穴」が放送されました。

第26話では、良牙が爆砕点穴と高い耐久力を身につけ、乱馬との激しい再戦が描かれています。

格闘の見どころを重視するなら、旧作第66〜68話の飛竜昇天破編と、新作第25〜26話の爆砕点穴編を比較すると、人物の成長を異なる角度から楽しめるでしょう。

恋愛描写に注目したい方には、新作第5話「かわいくねえ」、第9話「この手ははなさない」、旧作第87話「乱馬なんか大キライ!」がおすすめです。

私が『らんま1/2』を長く楽しめる作品だと考えるのは、格闘家としての成長と、人間関係の不器用さが同時に描かれているからです。

強くなっても、すぐに気持ちを伝えられるようになるわけではありません。

その一方で、人物たちが重ねた経験は、新しい技術や小さな気遣いとして少しずつ表れます。

新旧アニメを見比べる際には、話数や勝敗に加え、登場人物が以前と何を変え、何を変えられずにいるのかにも注目してみてください。

きっと、一度目の鑑賞では見逃していた台詞の意味や、何気ない場面に込められた人物の気持ちを、新たに発見できることでしょう。

篠原千鶴