ちいかわの注目コラボ4企画は、2025年12月から2026年7月に発売され、販路も価格も大きく異なります。
本記事では、2026年のすべてのちいかわコラボを網羅するのではなく、キャラクター同士のコラボ、量販店限定品、指定医薬部外品との企画品、食玩という異なる売り方を比較できる4企画に絞りました。発売日、価格、販売条件と、2026年8月13日時点で公式ページなどから確認できる状況を整理します。
なお、「ちいかわ ヴィックス」と検索されることもありますが、大正製薬の商品名における正式表記は「ヴイックス」です。本記事でも検索時の分かりやすさには配慮しつつ、本文では正式表記を用います。大正製薬
ちいかわコラボ商品4企画の発売日・価格・販売状況は?
今回比較する4企画は、ちいかわ×サンリオキャラクターズ、ちいかわ×ドン・キホーテ、VICKS×ちいかわ、ちいかわ チョコボックスです。
まず、検索時に確認したい情報だけを横断して整理すると、違いが見えやすくなります。
コラボ・商品 主な発売日 価格の目安 特徴 2026年8月13日時点の確認ポイント
ちいかわ×サンリオキャラクターズ 2025年12月12日 Kiramekko各2,420円(税込) ぬいぐるみ、文具、衣類、買い物用品、充電器など 公式通販ページは継続。一部再販商品は売り切れ表示
ちいかわ×ドン・キホーテ 2026年6月6日 マスコット各1,980円、BIGぬいぐるみ各19,800円(税込) ドンペン、豹柄、美容・身支度用品 数量限定・なくなり次第終了。現在の在庫は店舗確認が必要
VICKS×ちいかわ 2025年12月4日から順次 企画品の全国一律価格は公式発表なし ドロップ3箱と全6種の限定ケース 数量限定。2026年1月29日に追加販売の告知あり
ちいかわ チョコボックス 2026年7月6日 1個385円(税込) 菓子+全9種のボールチェーン付きフィギュア プレミアムバンダイ14個入は「全て在庫無し」表示
サンリオについては、ちいかわマーケット公式が2025年12月12日11時の発売と商品価格を告知しています。バンダイも「ちいかわ チョコボックス」を2026年7月6日発売、税込385円、全国量販店の菓子売場などで販売すると明記しています。ちいかわマーケット+1
ここで最初に押さえておきたいのは、「発売された店」と「現在買える店」は同じ情報ではないということです。
数量限定品では、発売時の店舗一覧が検索結果に残り続けます。しかし、数か月後にも同じ店舗に在庫があるとは限りません。本記事では「発売当時に確定していた情報」と「2026年8月13日に確認できる販売状況」をできる限り分けて記載します。
この4企画を選んだ理由もそこにあります。単に話題の商品を並べるのではなく、販路と商品の役割が大きく異なるため、ちいかわという一つの作品が、コラボ相手によってどのように商品へ翻訳されているのかを比較しやすい4例だからです。
ちいかわ×サンリオは何が発売された?Kiramekkoと再販商品を確認
ちいかわマーケットでは、2025年12月12日(金)11時から「ちいかわ×サンリオキャラクターズ」のコラボグッズが発売されました。
中心となったのが「Kiramekko(きらめっこ)」全6種と、スーパーマーケットをテーマにした生活雑貨です。さらに、2022年に販売されたコラボ第1弾の一部ぬいぐるみ・マスコットも同時に再販売されました。ちいかわマーケット
Kiramekkoは全6種・各2,420円
「ちいかわ×サンリオキャラクターズ Kiramekko」は、全6種・各2,420円(税込)です。
組み合わせは、ちいかわ×マイメロディ、ハチワレ×ハローキティ、うさぎ×ポムポムプリン、モモンガ×クロミ、くりまんじゅう×ハンギョドン、古本屋×シナモロールでした。Kiramekkoについては、発売時点で「12月下旬より発送予定」とされており、注文開始日と発送時期が異なっていました。ちいかわマーケット
ここは通販商品の発売情報を見る際に、意外に見落としやすいところです。
「12月12日発売」という一つの日付だけを覚えていると、その日に発送された商品だと受け取ってしまいかねません。注文開始、店頭発売、発送開始は別々の時点になり得るため、限定商品ほど日付の意味を確認する必要があります。
242円のメモから5,478円の充電器までそろった
サンリオコラボの特徴は、商品点数だけでなく価格帯の広さにあります。
公式告知では、スナックポーチが各1,980円、ジッパーバッグ5枚入が各660円、おかいものトートバッグが3,300円、クリアファイルが各385円、メモミニが各242円、シャープペン・ボールペンが各440円とされています。衣類ではTシャツ各3,520円、ZIPパーカー5,390円も登場しました。ちいかわマーケット
さらに、USB/USB Type-C ACアダプタは各3,278円、MagSafe対応ワイヤレスリチウム充電器5000mAhと、Lightning/Type-Cコネクタ付きリチウムイオン充電器4000mAhはそれぞれ各5,478円です。ちいかわマーケット
242円の文具から5,478円のデジタル周辺機器までを一つの企画に収めたことは、このコラボを理解するうえで重要だと私は考えます。
ぬいぐるみを集める人だけを対象にした構成ではありません。「小さな記念品が欲しい」「仕事で使える文具が欲しい」「普段使う充電器を好きなデザインに変えたい」といった、それぞれ異なる生活場面に入口が用意されています。

2022年商品を2025年に再販売した意味
2025年12月には、2022年のコラボ第1弾から、ぬいぐるみS全3種各1,870円、ぷちミニマスコット全5種各1,430円、ぷちミニフードマスコット全2種各1,430円も再販売されました。ちいかわマーケット
2026年8月13日に公式通販を確認すると、たとえば「ぷちミニフードマスコット(ちいかわ・シナモロール)」は1,430円で商品ページが残っている一方、「売り切れ」と表示されています。ぷちミニマスコットについても、確認できる複数の商品で売り切れ表示が出ています。ちいかわマーケット+1
これは「サンリオコラボ商品がすべて完売している」という意味ではありません。商品ページごとに状態が異なるため、現在購入する場合は各ページの最新表示を見る必要があります。
私が興味深く感じるのは、新商品と同じ日に過去商品を戻したことです。
作品やキャラクターを好きになる時期は人によって異なります。2022年にはまだ『ちいかわ』を追っていなかった人も、2025年にはサンリオとの組み合わせに魅力を感じるかもしれません。
再販売には在庫や需要など複数の事情が考えられるため、企業側の意図を断定することはできません。それでもファン側から見れば、過去のコラボへ正規ルートから入り直せる機会が生まれたことは確かです。
新商品を増やすことだけがシリーズの広がりではない。過去に閉じた扉をもう一度開くことも、長く続くキャラクター作品では重要なのだと思います。
ちいかわ×ドンキはいつ発売?価格とランダム整理券の条件
ドン・キホーテ限定のちいかわグッズは、2026年6月6日(土)午前10時から対象店舗で発売されました。
同社のオリジナルキャラクター「ドンペン」をモチーフにした姿や、ドン・キホーテを思わせる豹柄パジャマなど、販売店そのものを意識したデザインが大きな特徴です。6月3日に公開されたドン・キホーテの案内内容を報じた記事では、発売日、商品価格、整理券の運用が詳しく確認できます。エキサイト
代表的な商品は「ちいかわ ドンペンなBIGぬいぐるみ」全3種各19,800円(税込)、「ちいかわ ドンペンなマスコット」全3種各1,980円(税込)、「ちいかわ 豹柄パジャマなマスコット」全8種各1,980円(税込)でした。エキサイト
BIGぬいぐるみは高さ約500mmとされ、通常サイズのマスコットとは価格も飾り方も大きく異なります。
16商品群のうち11群を「美容・身支度関連」と筆者は分類
ドンキ企画を特徴づけているのは、ぬいぐるみだけではありません。
ネイルオイル各880円、ヘアターバン各1,650円、アクリル前髪クリップ各770円、フロッキー前髪クリップ各1,210円、3Dパフ3個セット968円、コンタクトケース各418円、Lilytone 9色アイシャドウパレット各1,078円、クレンジングバーム1,650円、マスカラリムーバー880円、30枚入りシートマスク1,980円、なりきりフェイスシートマスク各550円などが用意されました。エキサイト
ここで数字の根拠を明確にしておきます。
公式告知内容を商品名の見出し単位で数えると、BIGぬいぐるみからフェイスシートマスクまで16の商品群があります。そのうち私は、「美容そのものに使う商品」または「洗顔、メイク、ヘアセット、コンタクトレンズ管理など日々の身支度に直接使う商品」を美容・身支度関連と定義しました。
その基準で数えると、ネイルオイル、ヘアターバン、2種類の前髪クリップ、3Dパフ、コンタクトケース、アイシャドウ、クレンジングバーム、マスカラリムーバー、30枚入りシートマスク、なりきりフェイスシートマスクの11商品群が該当します。これはドン・キホーテ自身による公式分類ではなく、公開された商品一覧を基にした筆者の分類です。エキサイト
この区別は大切です。
「公式が美容中心の企画だと発表した」のではありません。しかし商品構成を同じ基準で分類すると、16群中11群を美容・身支度関連として整理できる。そこから私は、ドンキらしい売り場で日常的に手に取られる商品へ、ちいかわを落とし込んだ企画だと評価しています。
単にキャラクターの絵を載せるだけではなく、「その店で何を買う人が多いのか」を意識すると、商品の顔つきまで変わって見えます。
発売初日はなぜランダム整理券だった?
発売初日の6月6日には、対象店舗でランダム整理券による販売が案内されました。
公開された案内では、午前9時から9時30分まで指定の待機列へ並び、9時35分から番号入り整理券をランダム配布。9時45分から整理券番号順に購入列を形成し、10時から販売する流れでした。エキサイト
つまり、9時の時点で列の先頭にいた人が、そのまま購入列の先頭になる方式ではありません。
販売は「1人1商品につき1点まで」と案内され、数量限定で、なくなり次第終了する条件でした。ちいかわグッズ案内所
ここで注意したいのは、ランダム整理券を採用した目的について、運営側が「安全性や公平性のため」と明示したとまでは確認できないことです。
そのうえでの私見ですが、早く到着した順番をそのまま購買順にしない仕組みには、過度な早朝待機の優位性を弱める側面があります。人気キャラクターの商品では、デザインや価格だけでなく、販売方法そのものが購入体験を左右します。
私はこの点を、グッズ人気の証拠として面白がるだけではなく、人気商品を店舗でどう扱うかという運営設計の問題として見るべきだと考えています。
2026年8月13日時点では発売から2か月以上が経過しています。当初から数量限定・なくなり次第終了とされていたため、発売時の対象店舗情報だけを根拠に「現在も買える」と判断することはできません。エキサイト
VICKS×ちいかわはどこで販売?価格と再登場の背景
大正製薬は2025年11月17日、指定医薬部外品「ヴイックス メディケイテッド ドロップ」とちいかわのオリジナル企画品を、2025年12月4日(木)から順次数量限定で発売すると発表しました。大正製薬
企画品は、ヴイックス メディケイテッド ドロップ20個入り3箱と、ちいかわコラボケース「ポケットヴイックス」1個を組み合わせたものです。
ケースは全6種。対象フレーバーはレモン、巨峰、オレンジで、フレーバーとケースのキャラクター・表情の組み合わせはランダムと公式に案内されています。大正製薬
初回の販売先として大正製薬が挙げたのは、イオン、ウエルシア薬局、ツルハグループ、マツキヨココカラです。一部店舗は対象外で、地域や店舗により発売日が異なる場合があること、取り扱いのない店舗もあること、なくなり次第終了することも明記されていました。大正製薬

「980円」は公式の全国統一価格ではない
価格については、検索結果の数字だけを見ない方が安全です。
大正製薬の公式ニュースリリースで確認できるのは、通常の「ヴイックス メディケイテッド ドロップ」20個入りの希望小売価格が484円(税込)であることです。一方、3箱と限定ケースを組み合わせたコラボ企画品について、ニュースリリースには全国一律の販売価格が明記されていません。大正製薬
一部の購入記録では、ウエルシアで980円(税抜)だった例が報告されています。ただし、これは店舗で確認された実売例であり、大正製薬が「VICKS×ちいかわの定価は980円」と発表したものではありません。ちいかわグッズ案内所
価格情報では、「メーカー希望小売価格」「セット企画の価格」「各店舗の実売価格」を混同しないことが大切です。
検索結果では数字だけが独り歩きしがちですが、この違いを外してしまうと、別の店舗で価格が異なった際に「値上げされた」「価格がおかしい」と誤解する原因になります。
2026年1月29日には数量限定で追加販売
2026年1月29日には、ヴイックス公式Xでコラボケース付き企画品の追加販売が告知されています。
公式Xの投稿を引用した記録では、オークワ、ドラッグトップス、ドラッグストアmac、富士薬品ドラッグストアグループ、イトーヨーカドー、イオンリテール、イオン東北、トモズ、ドン・キホーテ、ユニー、ビックカメラ、サツドラ、V・drug、キリン堂、ライフコーポレーション、サンキュードラッグ、西友などが追加販売時の取扱先として案内されています。いずれも取り扱いのない店舗があることには注意が必要です。ちいかわグッズ案内所
ただし、この企画を単純な「人気キャラクターとの販促」として見ると、背景の一つを取りこぼします。
大正製薬は2024年11月にもVICKS×ちいかわのコラボキャンペーンを実施しており、『ちいかわ』単行本6巻でヴイックス ヴェポラッブをモチーフとした場面が描かれたことが、コラボのきっかけだったと公式に説明しています。大正製薬
そして2025年のニュースリリースでも、大正製薬は前年に続くコラボであることに触れています。大正製薬
この経緯は、アニメや漫画を長く見てきた立場から特に面白く感じる部分です。
キャラクターコラボには、商品側が人気作品の知名度を借りるだけに見えるものもあります。しかしVICKSの場合、少なくとも出発点には作品内の具体的な描写との接点があります。
物語の中で触れられたモチーフが、現実の商品企画へ返ってくる。その往復があるため、ファンにとっては単なるロゴの付け替えとは少し違った読み方ができます。
私はここに、今回の4企画の中でも特に「作品本文との距離が近いコラボ」という特徴を感じます。
なお、初回も追加販売も数量限定です。2026年8月13日に、当時案内されたチェーンで今も在庫があると公式発表だけから判断することはできません。現在購入したい場合は、店舗ごとの最新情報を確認するのが確実です。大正製薬+1
ちいかわ チョコボックスは何種類?385円で全9種
バンダイの「ちいかわ チョコボックス ボックスフィギュアコレクション」は、2026年7月6日に発売されました。
価格は1個350円、税込385円。売場は全国量販店の菓子売場などで、対象年齢は6歳以上です。地域や店舗によって取り扱い開始日が異なる場合があります。株式会社バンダイ・株式会社BANDAI SPIRITS 公式企業サイト+1
商品は、上側に「パッケージ風ボックス」に入ったボールチェーン付きフィギュア、下側にチョコがけビスケット16gが入る構造です。株式会社バンダイ・株式会社BANDAI SPIRITS 公式企業サイト
フィギュアは全9種で、ちいかわ、ハチワレ、うさぎ、モモンガ、くりまんじゅう、ラッコ、シーサー、古本屋、あのこがラインナップされています。どのキャラクターが入っているかは、開封するまで分かりません。株式会社バンダイ・株式会社BANDAI SPIRITS 公式企業サイト
14個入りでも全9種そろう保証はない
プレミアムバンダイには14個入り5,390円(税込)の商品ページがあります。
2026年8月13日の確認時点では、同ページに「全て在庫無し」と表示されています。P-Bandai
そして、箱買いを考える人にとって特に重要なのが、14個入りだからといって全9種がそろうとは限らないことです。
プレミアムバンダイは、1BOXで全種類がそろうことを基本とする仕様ではなく、商品種別に偏りが出たり、同じ種類が複数重複したりする場合があると明記しています。P-Bandai
「9種類に対して14個なら、さすがに全部そろうだろう」と考えたくなるところですが、個数とコンプリート保証は別です。
ブラインド商品では、この一文を読んでいるかどうかで購入後の受け止め方が大きく変わります。収集目的で購入する場合は、価格だけでなく封入条件まで確認したいところです。
385円の商品が持つ「入口」としての役割
チョコボックスは、今回の4企画の中でも価格と売場の性格が大きく異なります。
サンリオのKiramekkoは各2,420円、ドンキのBIGぬいぐるみは各19,800円です。それに対してチョコボックスは税込385円で、売場も全国量販店の菓子売場などとされています。ちいかわマーケット+2エキサイト+2
ここからは私見ですが、これは単なる「安いグッズ」という違いではありません。
ドンキ限定品は、商品を目的に対象店舗へ向かう購買行動と結びつきやすい。一方、チョコボックスには、普段の買い物で菓子売場を通った人が偶然見つける可能性があります。
さらに、ビスケットは食べればなくなりますが、小さなフィギュアは残ります。
消費する菓子と保存するキャラクターグッズを一つにしたことで、日常の買い物とコレクションの間に小さな橋を架けている。私はチョコボックスを、そのような商品として捉えています。
4企画を比較すると何が見える?ちいかわコラボの設計を考察
ここからは、公式発表で確認できる商品構成を土台にした私見です。
4企画を並べて最も印象的なのは、どの商品もちいかわ一色になっているのではなく、コラボ相手が持つ本来の文脈が残されていることです。
サンリオでは、マイメロディ、ハローキティ、ポムポムプリン、クロミ、ハンギョドン、シナモロールと、ちいかわ側のキャラクターが一対一で組み合わされています。商品も文具、衣類、買い物用品、デジタル機器まで広範囲です。ちいかわマーケット
ドンキではドンペンや豹柄がデザインに入り、筆者分類では16商品群のうち11群が美容・身支度と直接関係します。VICKSでは、ドロップを持ち歩くケースそのものがコラボ品になりました。チョコボックスでは、菓子売場というバンダイの食玩らしい場所に、小型フィギュアの収集要素が置かれています。エキサイト+2大正製薬+2
つまり、同じイラストを別の商品に貼っただけではありません。
サンリオでは「キャラクター同士の出会い」、ドンキでは「売場と日々の身支度」、VICKSでは「作品との接点を持つ携帯用品」、チョコボックスでは「菓子売場での収集体験」という具合に、同じちいかわでも役割が変わっています。
この違いこそ、今回4企画を横断して見る意味だと私は考えます。
価格差は「ファンの熱量」の差だけではない
価格だけを比べても、242円のメモミニ、385円のチョコボックス、2,420円のKiramekko、5,478円の充電器、19,800円のBIGぬいぐるみまで大きな幅があります。ちいかわマーケット+2株式会社バンダイ・株式会社BANDAI SPIRITS 公式企業サイト+2
しかし、高い商品ほど熱心なファン向け、安い商品ほどライト層向け、と単純に分けるのも違うように思います。
文具には文具の使い方があり、充電器には生活道具としての役割があります。大型ぬいぐるみは飾る場所まで含めて購入を考える商品ですし、食玩には開封する楽しさがあります。
価格差は、ファンの熱量だけではなく、キャラクターを生活のどこへ置くかという違いでもあるのです。
校正の仕事では、同じ言葉で括られているものほど、本当に同じ意味で使われているのかを確認します。
「ちいかわコラボ商品」という一言も同じです。
検索画面ではすべて同じカテゴリーに並びますが、実際の商品を丁寧に読むと、記念品、日用品、身支度用品、指定医薬部外品の企画品、食品と、それぞれ役割はまるで違います。
再販・追加販売から見える「時間」の設計
もう一つ注目したいのが、商品の発売日だけでは見えにくい「時間」の扱いです。
サンリオは2025年の新作発売時に2022年の商品を再販売しました。VICKSは2024年のコラボを経て2025年に企画品を発売し、2026年1月には数量限定で追加販売が告知されています。ちいかわマーケット+2大正製薬+2
これは同じ「もう一度買える機会」でも、仕組みが異なります。
サンリオは過去の商品そのものを戻す再販売。VICKSはコラボ関係を継続し、新企画を展開したうえで追加販売する流れです。
ファンは作品開始時から一斉に存在するわけではありません。
アニメをきっかけに知る人、SNSで漫画を読み始める人、店頭の商品から興味を持つ人など、作品へ入る時期はばらばらです。
そのため私は、再販売や追加販売を単なる売上機会としてだけでなく、「後から好きになった人が参加できる時間をつくる仕組み」として見ることにも意味があると考えています。
もちろん、企業側がその意図を公式に説明したわけではありません。これは公開された発売経緯を基にした筆者の解釈です。
今後は「何とコラボしたか」より「なぜこの商品になったか」を見たい
今後もちいかわの商品展開を追うなら、私はコラボ先の名前だけでなく、なぜその相手との企画で、その商品が選ばれたのかを見ることをおすすめします。
VICKSのように作品中の描写がきっかけになった事例もあれば、サンリオのようにキャラクター同士を組み合わせる企画もあります。ドンキでは店舗の個性がデザインと商品カテゴリーに表れ、チョコボックスでは菓子売場という販路自体が商品の性格を決めています。株式会社バンダイ・株式会社BANDAI SPIRITS 公式企業サイト+3大正製薬+3ちいかわマーケット+3
キャラクターコラボは、絵柄だけを眺めても楽しいものです。
けれど、大人の鑑賞という視点から一歩踏み込むなら、「どのキャラクターが描かれているか」だけではなく、作品と企業、商品、売場の文脈がどこで接続しているのかを読むと、企画の輪郭がより鮮明になります。
同じ「かわいい」という感想の奥にも、それぞれ異なる設計があります。
まとめ|ちいかわコラボ商品2026は4企画で役割が大きく異なる
今回整理した4企画では、サンリオが2025年12月12日、VICKSが同年12月4日から順次、ドン・キホーテが2026年6月6日、チョコボックスが同年7月6日に展開されました。株式会社バンダイ・株式会社BANDAI SPIRITS 公式企業サイト+3ちいかわマーケット+3大正製薬+3
サンリオはキャラクター同士の組み合わせと幅広い生活雑貨、ドンキはドンペンや豹柄と美容・身支度用品、VICKSは作品との接点を背景にした携帯ケース付き企画品、チョコボックスは385円の食玩という、それぞれ異なる入口を持っています。
また、数量限定品では「以前その店で売っていた」ことと「現在も在庫がある」ことを分けて考える必要があります。2026年8月13日時点では、プレミアムバンダイのチョコボックス14個入りは在庫なし表示、サンリオの一部再販商品も売り切れ表示です。一方、ドンキやVICKSの現在の店頭在庫は店舗ごとに確認する必要があります。P-Bandai+1
個人的には、4企画を比べて最も面白かったのは、ちいかわがコラボ相手の個性を消していない点でした。
「何とコラボしたのか」の先にある、「なぜこの商品になったのか」。そこまで眺めると、キャラクターグッズは単なる物販ではなく、作品と日常をどの場所で結びつけるかという企画そのものとして見えてきます。
よくある質問
ちいかわ×サンリオのKiramekkoはいくら?
「ちいかわ×サンリオキャラクターズ Kiramekko」は、全6種・各2,420円(税込)です。2025年12月12日に発売され、Kiramekkoのみ同年12月下旬から発送予定と案内されていました。ちいかわマーケット
ちいかわ×ヴイックスは980円が公式価格?
いいえ。大正製薬の公式発表では、通常のヴイックス メディケイテッド ドロップ20個入りの希望小売価格484円(税込)は確認できますが、コラボケース付き3箱セットの全国統一販売価格は明記されていません。980円(税抜)は一部店舗で確認された実売例として区別するのが適切です。大正製薬+1
ちいかわ チョコボックスは何種類で、箱買いすれば全部そろう?
1個385円(税込)で、ボールチェーン付きフィギュアは全9種です。ただし、プレミアムバンダイの14個入りについても全種類がそろうことを基本とする仕様ではなく、同じ種類が重複する場合があります。P-Bandai+1
執筆:篠原千鶴(アニメ愛好家・フリーランス校正者)

