草むしり検定は、確認できる情報を合わせると少なくとも1級〜5級があります。ただし1級だけはサンリオコラボ由来で、本編では2級〜5級の存在・取得・言及が確認されています。
そして、ちいかわは草むしり検定5級に2回不合格となり、3回目で合格しました。初回は2020年10月25日、2回目は2021年2月7日、合格が明らかになったのは2025年7月3日です。電撃オンライン
「草むしり検定は結局、何級まであるのか」「ちいかわは何回落ちたのか」を中心に、本編で確認できる事実、コラボレーション情報、第三者による考察を分けながら整理します。
ちいかわの草むしり検定は何級まで?1〜5級の取得者を整理
結論から言えば、草むしり検定は少なくとも1級から5級まで存在すると考えられます。
ただし、「1級から5級までのすべてが『ちいかわ』本編で同じように登場している」という意味ではありません。ここを分けておくことが、草むしり検定の設定を正確に理解するうえで大切です。
現時点で確認しやすい情報を整理すると、次のようになります。
級 確認できる人物・情報 情報の位置づけ
1級 ポムポムプリン サンリオキャラクターズとのコラボレーション由来
2級 うさぎ 本編・関連する公式展開で取得が確認できる
3級 うさぎ ちいかわとハチワレが5級に挑んだ時点ですでに取得
4級 ハチワレが次に目指す級として言及 本編で級の存在を確認できる
5級 ちいかわ、ハチワレ 本編で受験と合否が詳しく描かれている
ひかり総合法律事務所の板倉陽一郎弁護士による作品分析では、ハチワレによる4級への言及は単行本4巻121ページ、うさぎの3級取得は2巻20ページなどで確認できると整理されています。また、うさぎは後に2級を取得していることも確認されています。ひかり総合法律事務所
一方、5級より下に6級などがあるのか、1級より上に段位・特級のような制度があるのかは明らかになっていません。板倉弁護士も、この上下の範囲については不明としています。ひかり総合法律事務所
したがって、「草むしり検定は何級まで?」という問いに最も正確に答えるなら、「少なくとも1級〜5級が確認できる。ただし1級は本編ではなくコラボレーション由来」となります。
ここで注意したいのが、級ごとの難易度や仕事範囲です。
「5級ならエリアE、4級ならエリアD、3級ならエリアC」といった表を見かけることがありますが、少なくとも確認できる公式描写だけから、すべての級と作業エリアが一対一で対応すると断定することはできません。
板倉弁護士は、5級を持つハチワレが「エリアE」で草むしりをしていることと、Eがアルファベットの5番目であることに着目し、級とエリアが対応している可能性を考察しています。ただし、これは作品を材料にした第三者による推論です。ひかり総合法律事務所
本編で「5級を取れば必ずエリアEへ入れる」「4級ならエリアD」と制度表が示されたわけではありません。
この区別は小さなことに見えて、実は『ちいかわ』を読むうえで重要です。
『ちいかわ』の世界には、草むしり、討伐、資格、報酬といった妙に現実的な労働制度があります。しかし、その制度を誰が設計し、どこまで統一して管理しているのかは細かく説明されません。
私は、この「仕組みは見えるのに全貌は見えない」という距離感が、作品独特の生活感を生んでいると感じます。
資格制度を詳細な設定資料として見せるのではなく、ちいかわたちが生きていく際にぶつかる現実として少しずつ見せる。そのため草むしり検定は、単なるゲーム的なレベル表示ではなく、暮らしと仕事に結びついた資格として印象に残るのでしょう。
ちいかわは草むしり検定5級に何回落ちた?3回目で合格するまで
ちいかわは、草むしり検定5級に2回落ちています。3回目の挑戦で合格しました。
電撃オンラインが2025年7月3日に掲載した記事では、初回の不合格が2020年10月25日、2回目の不合格が2021年2月7日、そして2025年7月3日に3回目の合否が判明したと整理されています。電撃オンライン
初回の受験では、ハチワレも同じ草むしり検定5級に挑戦しました。
ハチワレは、ちいかわを驚かせるために内緒で勉強して一緒に受験します。ところが、結果はハチワレだけが合格。ちいかわの受験番号は合格者の中にありませんでした。電撃オンライン
ここで印象深いのは、「親友と一緒に受ければ一緒に合格する」という気持ちのよい展開にしなかったことです。
後から勉強を始めた友人が受かり、自分は落ちる。資格試験を経験した人でなくても、周囲が先へ進むなか自分だけ結果が出ないという感覚には覚えがあるのではないでしょうか。
そして、ちいかわは2021年2月7日のエピソードでも再び不合格となります。電撃オンライン
それでも、草むしり検定の勉強そのものが物語から消えることはありませんでした。
2024年11月28日に公開されたエピソードでは、労働後に帰宅して机へ向かいながら、疲れて眠そうにするちいかわが描かれています。12月3日には、楽しそうな「おもしろ映像まつり!!」が気になりながらも参考書を開く姿が描かれました。ライブドアニュース
つまり、3回目の受験は、単に数年ぶりに思い出して再受験したものではありません。
日々の生活と労働の間に勉強を置き続けた末の再挑戦として描かれています。
そして2025年7月3日、公式Xで公開されたエピソードによって、ちいかわが草むしり検定5級に合格したことが明らかになりました。初回受験から数えれば、足掛け約5年の出来事です。電撃オンライン
この長さには意味があると私は考えています。
漫画では、努力の開始と成功を数話の中でまとめることもできます。しかし『ちいかわ』では、読者の現実時間そのものが流れました。
ちいかわが勉強する場面を見るたび、「まだ続けているのだ」と読者も思い出す。
だからこそ、5級という一見ささやかな資格にも、長編の決着に似た重みが生まれたのでしょう。
草むしり検定模試のE判定はなぜ低かった?解答欄ずれと穴からの脱出
3回目の本試験を前に、ちいかわは2025年4月、草むしり検定5級の模試へ挑戦しました。
4月3日に模試への挑戦が描かれ、その翌日のエピソードで示された判定はE判定でした。結果用紙には、合格がかなり難しいことを示す内容が記され、ちいかわは大きく落ち込みます。ライブドアニュース
ところが、4月14日に公開されたエピソードで事情が変わります。
答案を見たうさぎが気づいたのは、知識不足とは異なる問題でした。
ちいかわは、答えを書く解答欄をずらして記入していたのです。ライブドアニュース
そのため、本来は分かっていた問題まで不正解として扱われていました。
ここで大切なのは、外部記事で語られる「本当は何判定相当だったのか」という推測を必要以上に固定しないことです。
確認できる一次描写の核心は、E判定がそのままちいかわの知識量を表す結果ではなかったこと、正しい位置に答えを書いたものとして見直す流れになったことです。ライブドアニュースに転載されたReal Soundの記事でも、4月14日のエピソードについて「解答欄を誤って回答していたことが判明した」と整理されています。ライブドアニュース
校正を仕事にしている私には、この一件がとても興味深く映ります。
文章でも試験答案でも、内容が正しいことと、それが正しい場所に置かれていることは別の問題です。段落を一つ取り違えるだけで論旨が変わり、数字を一行ずらすだけでデータの意味が変わることがあります。
ちいかわの答案も同じでした。
「知らなかった」のではなく、「知っていたことが、採点可能な形で表現されなかった」。
これは単なるドジの演出ではなく、試験という制度が「知識そのもの」だけでなく、決められた形式で正確に答える力も測っていることを示す場面として読めます。
そして、3回目の本試験へ向かう過程では、さらに象徴的な出来事が描かれます。
試験当日、ちいかわはハチワレたちから受け取った大切なお守りに関わる出来事を経て穴へ落ち、探しに来たハチワレも同じ穴の中へ入ることになります。
試験会場へ向かわなければならないのに、外へ出られない。
しかも雨まで降り始めます。
その状況で、ちいかわは穴の壁に生えた草へ目を留めます。関連するエピソードを追った記事では、その草が水に濡れると伸びる性質を持ち、草むしり検定5級の勉強で覚えていた知識が脱出の手がかりになる展開として紹介されています。ちいかわニュース
ここは、草むしり検定編を読むうえで非常に重要な場面です。
なぜなら、ちいかわは合格する前に、すでに勉強した知識を実生活で使っているからです。
一般的な資格ものの物語なら、「試験に合格する→能力が証明される→その能力で活躍する」という順序になりやすいでしょう。
ところが『ちいかわ』では逆です。
まだ5級の合格証を持っていない段階で、学んだ草の知識が具体的な問題解決につながる。
これは、「資格が知識に価値を与える」のではなく、知識には資格認定より先に価値があるという構造になっています。
私は、約5年に及ぶ草むしり検定編の中でも、ここが特に巧みだと感じます。
模試では、解答形式の失敗によって「できないように見えた」ちいかわが、穴の中では答案用紙さえない場所で知識を使う。
試験という形式から離れた瞬間に、学習成果が最も鮮明に見えるのです。
草むしり検定5級の合格率や報酬は?公式設定と考察を分けて確認
草むしり検定5級については、「どれほど難しい試験なのか」「取ると何が変わるのか」も気になるところです。
まず合格率について、公式の合格率は公表されていません。
ただし板倉弁護士は、作中の合格発表掲示に描かれた受験番号を数え、参考値を算出しています。
初回受験時には90番から110番までの21人中15人が合格しており、描写された範囲では約71%。3回目では73番から127番までの55人中30人で、約54%になるという分析です。ひかり総合法律事務所
ただし、この数字をそのまま「草むしり検定5級の公式合格率」と呼ぶことはできません。
掲示されているのは受験者全体とは限らず、試験全体の受験者数も明示されていないためです。
正確には、「作中の掲示板に見える範囲を数えた第三者の試算」と捉えるのが適切でしょう。
この区別をしたうえでも、興味深い点があります。
ちいかわの苦戦は、「誰も受からない極端な難関資格だから」という単純な説明では片づけにくいのです。
ハチワレは先に5級へ合格しました。
うさぎは3級を取得し、その後は2級に進んでいます。2025年12月にはサンスター文具の関連商品として、「ちいかわ5級」「うさぎ2級」をモチーフにした草むしり検定証風カードホルダーも展開されました。インサイド
周囲が先へ進むなか、同じ場所で何度もつまずく。
この構図があるからこそ、ちいかわの挑戦は大人の読者にも響くのだと思います。
では、合格すると報酬は上がるのでしょうか。
ここは情報の階層を分ける必要があります。
ひかり総合法律事務所の作品分析では、単行本2巻15ページに検定合格と報酬の増加を示唆する描写があると整理されています。また、草むしり自体は、むしった草を鎧さん側に買い取ってもらう労働として描かれています。ひかり総合法律事務所
電撃オンラインも、2025年7月3日の合格を伝えた記事の中で、5級取得後は草むしりの報酬が上がるものとして紹介しています。電撃オンライン
ただし、「5級取得で報酬が何円増える」といった具体的な金額表は確認できません。
また、資格を取ればどの草を担当できるのか、どのエリアへ入れるのかについても、制度全体が公式に説明されているわけではありません。
5級所持者のハチワレがエリアEで働いていたことから、板倉弁護士は草むしり検定を業務範囲と結びついた資格ではないかと考察しています。しかし、資格者だけが特定エリアに入れるという点まで本編で明文化されたわけではないため、これも考察と事実を分けて扱う必要があります。ひかり総合法律事務所
私は、この曖昧さを欠点とは思いません。
むしろ『ちいかわ』では、制度の説明書を読者に渡すのではなく、キャラクターが働く様子から制度の輪郭を推測させます。
草をむしれば報酬になる。
資格を取れば、その働き方に何らかの広がりがありそうだ。
しかし、細かな規則はまだ分からない。
こうした見せ方によって、ちいかわたちにとって資格が「設定資料上の数字」ではなく、明日の暮らしを少し変える可能性のあるものとして感じられるのだと思います。
草むしり検定編はなぜ重要?労働・評価・友情から読み解く
ここからは、作品を長く見てきた立場からの私見です。
草むしり検定編の魅力は、「努力すれば必ず成功する」という単純な励ましにあるのではありません。
むしろ描かれているのは、努力しても結果が出ない時間が現実に存在することです。
ちいかわは1回目に落ち、2回目にも落ちました。
長く勉強した後の模試でも、最初に目にしたのはE判定でした。
その過程で、努力そのものが劇的な才能へ変換されることもありません。
この描き方は、『ちいかわ』に繰り返し登場する「労働」の感覚ともよく似ています。
この世界では、暮らすために草をむしり、報酬を受け取り、ときには討伐にも向かいます。生活に必要なものが、華やかな冒険だけで手に入るわけではありません。
だからこそ、「草むしり」という地味な労働に資格試験が設定されていることには意味があります。
資格を一つ取る。
できる仕事が少し増えるかもしれない。
報酬が少し良くなるかもしれない。
これは「世界最強になる」という成長ではありません。
生活者として、一段だけ足場を増やす成長です。
私は、ここに草むしり検定と討伐の違いを見ることができます。
討伐は、外から来る危険へ対処する活動として描かれます。一方、草むしり検定は、知識を覚え、自分の技能を制度の中で認めてもらう行為です。
前者が危機への対応だとすれば、後者は暮らしを安定させるための積み重ね。
『ちいかわ』は、この二種類の「生きる力」を同じ世界に置いています。
そして、草むしり検定編には友情の描き方もよく表れています。
ハチワレは先に5級へ合格しました。
うさぎはさらに上の級を持っています。
二人はちいかわを励まし、お守りを作り、答案の異変にも気づきます。
しかし、二人がちいかわの代わりに5級を取ることはできません。
私は、この「支えられるけれど、代わることはできない」という距離感が、『ちいかわ』の友情の成熟したところだと感じています。
友情とは、失敗そのものを消してくれる仕組みではありません。
試験を受ける本人は本人です。
けれど、失敗して戻ってきたとき、また机へ向かうとき、困っているときには誰かがそばにいる。
初回受験でハチワレだけが合格した展開も、長い目で見ると重要でした。
「一緒なら同じ結果になる」という幼い友情観ではなく、仲が良くても能力や成長速度は違う。その違いがあってなお、一緒にいられる関係を描いたからです。
もう一つ、今後注目したいのは5級取得後のちいかわの仕事が具体的にどう変化するかです。
もし今後、担当エリア、草の種類、報酬、合格証の使い方などに明確な変化が描かれれば、これまで考察にとどまっていた「級と仕事内容の関係」を検証する材料になります。
特にエリアEと5級の対応説は興味深いものの、現時点では一例から広げた仮説です。
4級保持者、3級保持者、2級保持者がそれぞれ別エリアでどのように働くのかまで描かれれば、初めて制度の規則性を強く論じられるでしょう。
分からないことを無理に設定で埋めない。
これは作品を正確に味わううえで、意外に重要な姿勢です。
『ちいかわ』は説明の少ない作品だからこそ、描かれた事実と、そこから生まれた魅力的な考察を分けて読むことで、世界観の奥行きがよりはっきり見えてきます。
まとめ
ちいかわの草むしり検定は、確認できる情報を合わせると少なくとも1級〜5級があります。
本編では5級、4級、3級、2級に関する描写や言及が確認でき、1級はポムポムプリンに関するサンリオコラボレーション由来の情報として区別して考えるのが適切です。5級より下、1級より上の区分が存在するかは、現時点では明らかになっていません。ひかり総合法律事務所
ちいかわ自身は、草むしり検定5級に2回不合格となり、3回目で合格しました。初回は2020年10月25日、2回目は2021年2月7日、そして2025年7月3日に合格が明らかになっています。電撃オンライン
その間には、労働後にも勉強を続ける姿、模試でのE判定、解答欄のずれ、試験当日の思わぬトラブルなどが描かれました。ライブドアニュース
特に印象的なのは、5級に受かる前から、ちいかわが勉強した草の知識を実際の困難の中で生かしたことです。
資格取得は確かに大きな到達点です。
けれど、草むしり検定編が示したのは、合格証を手にした瞬間に突然能力が生まれるわけではないということでした。
学んだ知識は、その前から少しずつちいかわの中に蓄積されていました。
5級の合格証は、約5年を「価値ある時間」に変えたものではありません。
すでに積み上がっていたものへ、ようやく目に見える名前を与えたものだった――私は、そのように受け止めています。
よくある質問
ちいかわは草むしり検定5級に何回落ちましたか?
ちいかわは2回不合格になり、3回目で合格しました。
初回の不合格は2020年10月25日、2回目は2021年2月7日。2025年7月3日に公開されたエピソードで、3回目の挑戦による合格が明らかになっています。電撃オンライン
草むしり検定は何級までありますか?
確認できる情報では、少なくとも1級〜5級があります。
ただし、1級はサンリオキャラクターズとのコラボレーションでポムポムプリンに関連して確認される情報であり、本編で確認できる2級〜5級とは分けて考える必要があります。
また、6級以下や1級より上の区分があるかは明らかになっていません。ひかり総合法律事務所
ちいかわが5級に合格すると報酬は上がりますか?
作中には、草むしり検定の取得と報酬増加の関係を示唆する描写があると整理されています。電撃オンラインも、2025年7月の5級合格を報じた際、取得後の草むしり報酬が上がるものとして紹介しています。ひかり総合法律事務所+1
ただし、「5級なら何円上がる」という具体的な金額や、級ごとの公式報酬表は確認されていません。資格と作業エリアの対応についても第三者考察を含むため、公式描写と推測は分けて見るのが適切です。
篠原千鶴(アニメ愛好家・フリーランス校正者)
